“100万円台”電気自動車の落とし穴 [国産車] All About
電池容量を減らして、価格を下げる
東京電力管内の電力制限例が9月9日に解除されるなど、電気自動車の取り巻く環境も好転してきた。そんなことから日産と三菱自動車は電気自動車のテレビCMなどを流し始めている。なかでも注目されているのが、電池の搭載量を減らして価格を引き下げてきた三菱自動車だ。
従来モデルの電池容量16kWh仕様を買うとなると、補助金を使って284万円。軽自動車としちゃ常識外れの金額。手を出しにくい。そこで電池を大幅に減らした10.5kWhを設定。補助金を使えば191万2500円という価格にしてきた次第。この金額なら検討してみようか、という気分になる。
果たしていかに? 結論から書くと「私はすすめない」です。なぜか? まず120kmという走行可能距離が物足りない。実際電気自動車を走らせてみると、上手に運転してカタログデータの80%程度。平均的なドライバーなら70%といったイメージ。カタログで120kmなら実際84km。
いや、急速充電だと80%までしか充電出来ないため、さらに走行可能距離は八掛けとなり67kmになってしまう。エアコンなど使えばさらに短くなります。加えて電池をフルに使い切るのは心理的に難しい。ガソリン車で燃料残量警告灯が点灯した状態をイメージして頂ければいいかと。
リーフを半年間使ってみた経験からすると、100kmくらい走り、その時点で20km走れるくらいの余裕を残してくれていないと不安。「家の近所しか乗らない」とか「離島に住んでいるため、最も遠い場所までの往復で50km以内」という人を除けば実用にならないと考えます
走行可能距離だけじゃない懸念点
2011年末発売予定のミニキャブMiEV。三菱が投入したふたつ目の電気自動車は、意外にも商用車!
決定的なのが動力性能不足である。16kWhのタイプは64馬力のモーターを採用しているのに対し、10.5kWhタイプだと41馬力しか無い。ターボ無しの軽自動車だと52馬力。パワー不足じゃないか?と心配しながら試乗してみたら「やっぱり!」でございました。
平坦地なら何とか実用に耐える加速をしてくれるものの、登り坂だと厳しい。40km/h以上の速度域になると、アクセル全開にしたってジワジワとしか加速していかない。坂を上りながら走行速度高い追い越しに合流する首都高速の高井戸ICなど、このパワーだと相当怖い思いをするハズ。
一番オイシイのは離島に住む人
価格の安い10.5kWhモデルだが、走行可能距離・動力性能でやや難アリか? おすすめできるユーザーは限られてくる
商用車タイプのミニキャブMiEVは16kWh仕様が補助金使って205万円(走行可能距離はカタログ値で150km)。10.5kWh仕様だと170万円(同100km)。これまた電池容量少ないタイプだと走行可能距離不足に悩まされると考えます。買うなら16kWh仕様を強くすすめておきたい。
繰り返しになるが、高速道路のない離島やガソリンスタンド過疎地域になった場所で使うなら、10.5kWh仕様で十分だと考えます。またガソリンの高い離島の場合、リッター10km走るとして1万kmで20万円。電気自動車なら電気代4万円。5万km走るとガソリン代と電気代の差が80万円(!)にもなります。
というわけで電気自動車の記事です。三菱の軽の電気自動車は電池を減らしたタイプやミニキャブMiEVなどバリエーション拡充に熱心ですね。その電池のすくないバージョンは走行距離が短いだけでなくパワー部速のようですね。
モータは回転数が0で最大トルクを発生し、その発生トルクは両方共同じなんですけどね。発進は大丈夫でしょうが中間加速がダメなようです。もちろん航続距離は短いですからね。
まぁあんまりパワーがなく航続距離が少ないと確かに記事の通り離島意外使い道がないですね。
電池容量を減らして、価格を下げる
東京電力管内の電力制限例が9月9日に解除されるなど、電気自動車の取り巻く環境も好転してきた。そんなことから日産と三菱自動車は電気自動車のテレビCMなどを流し始めている。なかでも注目されているのが、電池の搭載量を減らして価格を引き下げてきた三菱自動車だ。
従来モデルの電池容量16kWh仕様を買うとなると、補助金を使って284万円。軽自動車としちゃ常識外れの金額。手を出しにくい。そこで電池を大幅に減らした10.5kWhを設定。補助金を使えば191万2500円という価格にしてきた次第。この金額なら検討してみようか、という気分になる。
果たしていかに? 結論から書くと「私はすすめない」です。なぜか? まず120kmという走行可能距離が物足りない。実際電気自動車を走らせてみると、上手に運転してカタログデータの80%程度。平均的なドライバーなら70%といったイメージ。カタログで120kmなら実際84km。
いや、急速充電だと80%までしか充電出来ないため、さらに走行可能距離は八掛けとなり67kmになってしまう。エアコンなど使えばさらに短くなります。加えて電池をフルに使い切るのは心理的に難しい。ガソリン車で燃料残量警告灯が点灯した状態をイメージして頂ければいいかと。
リーフを半年間使ってみた経験からすると、100kmくらい走り、その時点で20km走れるくらいの余裕を残してくれていないと不安。「家の近所しか乗らない」とか「離島に住んでいるため、最も遠い場所までの往復で50km以内」という人を除けば実用にならないと考えます
走行可能距離だけじゃない懸念点
2011年末発売予定のミニキャブMiEV。三菱が投入したふたつ目の電気自動車は、意外にも商用車!
決定的なのが動力性能不足である。16kWhのタイプは64馬力のモーターを採用しているのに対し、10.5kWhタイプだと41馬力しか無い。ターボ無しの軽自動車だと52馬力。パワー不足じゃないか?と心配しながら試乗してみたら「やっぱり!」でございました。
平坦地なら何とか実用に耐える加速をしてくれるものの、登り坂だと厳しい。40km/h以上の速度域になると、アクセル全開にしたってジワジワとしか加速していかない。坂を上りながら走行速度高い追い越しに合流する首都高速の高井戸ICなど、このパワーだと相当怖い思いをするハズ。
一番オイシイのは離島に住む人
価格の安い10.5kWhモデルだが、走行可能距離・動力性能でやや難アリか? おすすめできるユーザーは限られてくる
商用車タイプのミニキャブMiEVは16kWh仕様が補助金使って205万円(走行可能距離はカタログ値で150km)。10.5kWh仕様だと170万円(同100km)。これまた電池容量少ないタイプだと走行可能距離不足に悩まされると考えます。買うなら16kWh仕様を強くすすめておきたい。
繰り返しになるが、高速道路のない離島やガソリンスタンド過疎地域になった場所で使うなら、10.5kWh仕様で十分だと考えます。またガソリンの高い離島の場合、リッター10km走るとして1万kmで20万円。電気自動車なら電気代4万円。5万km走るとガソリン代と電気代の差が80万円(!)にもなります。
というわけで電気自動車の記事です。三菱の軽の電気自動車は電池を減らしたタイプやミニキャブMiEVなどバリエーション拡充に熱心ですね。その電池のすくないバージョンは走行距離が短いだけでなくパワー部速のようですね。
モータは回転数が0で最大トルクを発生し、その発生トルクは両方共同じなんですけどね。発進は大丈夫でしょうが中間加速がダメなようです。もちろん航続距離は短いですからね。
まぁあんまりパワーがなく航続距離が少ないと確かに記事の通り離島意外使い道がないですね。