ロイター通信によると、米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は14日、中国が南シナ海のミスチーフ(中国名・美済…
ロイター通信によると、米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は14日、中国が南シナ海のミスチーフ(中国名・美済)礁で3千メートル級の滑走路の建設を進めている可能性が高いと明らかにした。8日に撮影された衛星写真を分析した。
滑走路建設は既に判明しているファイアリクロス(永暑)礁、スービ(渚碧)礁に続き3本目となる。中国は南シナ海での岩礁埋め立てを6月末に停止したと主張しているが、埋め立てに加えて施設建設を本格化させている実態が明らかになった。
オバマ米大統領は今月下旬に国賓として訪米する中国の習近平国家主席との首脳会談で、埋め立て中止を重ねて要求する構えだ。
ミスチーフ礁は中国が1995年から実効支配しており、フィリピンと対立している。(共同)