「肘当たった」だけで刺す、「足踏んだ」だけで催涙スプレー…後絶たぬ「駅トラブル」 五反田駅、転落させ逮捕
JR五反田駅(東京都品川区)で19日、階段から男性を転落させてけがを負わせたとして男が傷害の現行犯で逮捕される事件があった。駅構内や電車内などで、乗客同士のトラブルが事件へと発展するケースは後を絶たない。
平成25年2月には、JR総武線錦糸町駅(東京都墨田区)で、男が男性の背中などを刃物で刺して逃走。警視庁が2カ月後に傷害容疑で逮捕した。直前に乗車していた電車で隣同士の席に座っており、男性は「男がゲームをしていて肘が自分に当たったので、注意した」と説明。車内で口論になったという。
同年6月には、JR京浜東北線大井町駅(品川区)で、電車が進入してくる直前に男2人が男性をホーム下に突き落とし、殺人未遂容疑で逮捕された。男性は隙間に逃げて助かったが、右手を骨折。車内で腕が当たったことなどで口論になっていた。
同年11月にも、東京メトロ銀座線新橋駅(港区)の階段付近で、男が男性に「体がぶつかった」などと因縁をつけ、殴る蹴るの暴行を加える事件が発生。男は逃走し、警視庁が防犯カメラの画像を公開して傷害容疑で逮捕した。