尖閣諸島周辺海域で中国公船と渡り合う海上保安庁の巡視船
海保が業務紹介の動画 https://youtu.be/IlIIk_LQ7bI
フィリピン海軍に貸与される海上自衛隊の練習機「TC90」2機が23日、現地に向けて海自徳島航空基地(徳島県松茂町)を離陸した。自衛隊機の他国への引き渡しは初。2017年度内に他3機も引き渡される、2機は海自隊員が操縦し、那覇空港などを経由して27日にフィリピンの海軍基地に到着、引き渡される予定
海自は昨年11月から、同航空基地でフィリピン海軍の2人にTC90の操縦教育を実施。今後も新たに4人を養成するなど、海洋警備能力の向上を支援している
政府が海上警備行動を発令する事態も起きた。防衛省の分析によると、中国は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載するジン級や、静粛性に優れた最新鋭ユアン級など潜水艦約60隻を保有している
相手に発見されずに攻撃や弾道ミサイルの発射ができる潜水艦は、アジア太平洋地域に展開する米空母にとってもやっかいな存在だ。中国はチョークポイント(水上の要衝)で米空母を待ち伏せし、台湾海峡や中国本土に近づけさせないことを狙う
こうした潜水艦を探索、追尾する役割を担うのが、「かが」を含むDDHが搭載する哨戒ヘリだ。「かが」の就役でDDHは4隻態勢となり、海自関係者は「訓練と修理に1隻ずつ回しても残りの2隻は常に即応可能となった」と意義を強調する
海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)の「かが」が就役した22日、式典が行われた横浜市のジャパンマリンユナイテッド磯子工場には複数の香港メディアが取材に詰めかけ、中国の関心の高さをうかがわせた
「わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増している」
自衛艦旗授与式でこう述べた小林鷹之防衛政務官の念頭にあったのも、海洋進出を強める中国に他ならない