停滞する梅雨前線の影響で猛烈な雨が降り、気象庁は10日午前、熊本、宮崎と鹿児島(奄美を除く)3県の自治体に大雨特別警報を発表、最大級の警戒を求めた。同県薩摩地方に線状降水帯の形成が確認され、気象庁は「顕著な大雨に関する気象情報」を出して速報した。
気象庁によると、10日、九州を中心に大雨となる恐れがあり、土砂災害、浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けた。
梅雨前線が対馬海峡付近から本州を通って日本の東へ延び停滞。11日にかけて、西日本や東日本を中心に激しい雨が降るところがあるという。共同通信
加藤勝信官房長官は9日の記者会見で、東京都が東京五輪に関する財政負担について改めて国との協議を求めたことに関し、応じない意向をにじませた。政府や都、大会組織委員会などが首都圏1都3県の五輪競技会場を無観客としたことで、約900億円とされていたチケット収入の大幅な減収が見込まれている。
加藤氏は、大会経費については平成25年に国際オリンピック委員会(IOC)に提示された立候補ファイルで決められていると指摘し、「万が一組織委員会が資金不足に陥った場合、東京都が補塡(ほてん)する。東京都が補塡しきれなかった場合には最終的に国が国内の関係法令に従い補塡する」と述べた。
同時に丸川珠代五輪相の国会答弁を引用し、「東京都の財政規模、東京都が開催都市として自ら大会を招致した経緯を踏まえれば、東京都が財政的に組織委員会の資金不足を補塡できない事態は想定しがたいと認識している」と説明した。
政府高官は都の協議には応じられないと強調し、「この枠組みは崩さない。無観客と決めたのは主催者である都なのに、なぜ支払いだけは国なのか。責任は都にある」と反発した。産経新聞
線状降水帯発生情報 薩摩地方 豪雨災害の危険度高まる 気象庁 FNNプライムオンライン
4日投開票の都議選で再選されたばかりの木下富美子都議(54)が、投票日直前に無免許運転で人身事故を起こしたことが波紋を広げている。事故直後、支援者に無免許運転を隠す噓の説明をしていたほか、選挙期間中に無免許運転を繰り返していたとの目撃情報もあり、選挙事務所に故人の「為(ため)書き」を掲示していたことを問題視する見方も出ている。都議会には抗議などが380件寄せられ、辞職を求める声が高まっている。事故が公になったのは当選翌日の5日。木下氏は同日の産経新聞の取材に「免停期間は終わっていると思った」と釈明し、議員辞職については「辞職するレベルだとは思っていない。選んでいただいた人の期待に応えたい」と否定した。
木下氏をめぐる新たな問題は次々に浮上している。
木下氏の選挙を応援していた板橋区議の南雲由子氏は公式サイトで、2日の事故直後、木下氏本人から警察署に迎えに来てほしいと依頼され、その際「今回の事故で免許停止になった」と無免許運転を隠す虚偽の説明を受けたと明らかにした。南雲氏は「全力で応援した分、心からショックを受けた」と記している。
また、木下氏と争ったほかの立候補者らによると、選挙期間中に木下氏自身が選挙カーを運転している様子がたびたび目撃され、「『運転してくれるスタッフがいないのか』と候補者たちの間で話題になっていた」という。
選挙事務所の壁に貼る「為書き」をめぐる疑惑もある。木下氏の事務所には、板橋区議を12期48年務めた橋本祐幸氏の署名で「祈必勝」と大書された激励ビラが貼り出されていたという。しかし橋本氏は昨年8月に死去しており、同じ選挙区には娘の橋本久美氏が出馬していた。
久美氏は産経新聞の取材に「誰が送ったのかは分からないが、少なくとも亡くなった父のものは飾ってほしくない。こんな人に負けたと思うと大変悔しい」と語った。 産経新聞
西村経済再生担当相は、金融機関に、飲食店への融資の制限を求めるわけではないと説明した。
西村大臣は8日の会見で、酒類の提供を続ける飲食店に対し、取引先の金融機関から提供停止への働きかけが行われるよう取り組みを進めたいとの考えを示していたが、野党から傲慢(ごうまん)だと批判が出ている。
西村経済再生相「金融機関は多くの飲食店を含む多くの事業者と接点があって、何か法律に基づく要請とかではなくてですね、一般的な日常の中で、そうした働きかけを行っていただければ」
西村大臣は9日の会見で、金融機関からの働きかけは、文書ではなく日常のコミュニケーションの中で行われるとしたうえで、飲食店への融資などの制限を求める趣旨ではないと説明した。
森山国対委員長「大臣の発言というのは非常に重いものでありますから。気をつけてほしいということを、自民党として、官房長官にお願いに来た」
自民党の森山国対委員長と林幹事長代理は首相官邸を訪れ、加藤官房長官に対し、「大臣の発言は非常に重い」として、国民に誤解を招く発言がないよう気をつけてほしいと要望した。
このあと行われた記者会見で、加藤官房長官は方針を撤回したことを明らかにした。
加藤官房長官「西村大臣からは、本件に関してその趣旨をきのうの会見などで十分な説明に至らなかった。こうしたこともふまえ、コロナ室においては関係省庁から個別の金融機関などへの働きかけは行わないこととした」
そのうえで加藤長官は、西村大臣に対し、「発言に気をつけるよう伝えた」と明らかにした。
また、加藤長官は閣僚に対して、「記者会見などで発言の趣旨がしっかりと伝わるよう対応していただきたい」と苦言を呈した。 FNNプライムオンライン
無免許運転の都ファ・木下ふみこ氏が直撃に居留守!公職選挙法違反に為書き捏造の悪事
「本当にふざけてますよね。事故を起こしていたと選挙前にわかっていたら、絶対に投票しなかったのに……」
木下都議に投票した板橋区の有権者は憤る──。
無免許運転発覚で「除名」処分
7月4日に投開票が行われた東京都議会選挙。板橋区からは都民ファーストの会が擁立した木下ふみこ都議会議員(54)が出馬し、当選していた。
ところが当選直後、驚きの事実が発覚した……。
「木下都議は選挙期間中の7月2日、免停中にもかかわらず自動車を運転し、さらに板橋区内で衝突事故を起こしていたことが選挙後の5日に報道されました。
この事故により車を運転していた50代の男性と同乗者の妻が負傷しましたが、木下都議は“大きな事故ではまったくない”と開き直っています」(テレビ局記者)
事故を受けて木下都議は、「2月ごろに免許停止になったが、7月2日から運転できると勘違いしていた」
「選挙活動中で、選挙対策本部には(事故を起こしたことを)話したが、他には説明できていなかった」
などと弁明していた。
しかしその後、都民ファーストの会は「党や党の選挙対策本部には事故発生時の連絡は一切入っていなかった」と声明を発表。実際に報告があったのは選挙後の5日だった。
事態を受けて、党は同日、木下都議の「除名」処分を公表した。
報道後は雲隠れを続けており、6日に板橋区役所で開かれた当選証書付与式は無断欠席している。
愛知県出身の木下都議。大学時代はスペイン語を学び、海外留学の経験もある。
博報堂勤務を経て、2016年に小池百合子都知事率いる「希望の塾」に入塾。2017年には都議選に出馬し初当選し、今回の選挙で二選を果たしていた。
広告業界に人脈を有することから小池知事の信頼を獲得。今回の選挙でも、投票日前日に知事自ら木下都議の応援に駆けつけるなど、かなりの“お気に入り”だった。
あろうことか無免許運転という“犯罪行為”を隠ぺいしていた木下都議だが、新聞の取材には「仕事をしていくことで期待に応えたい」と答え、7日には新会派も設立。議員活動続行に前向きな様子だ。
そんな木下都議だが、実は無免許運転は今回だけではなかったようなのだ。
相次ぐ「運転現場」の目撃情報
杉並区議会議員で『日本維新の会』の松本みつひろ区議はこう語る。
「木下都議は選挙期間中、自ら車を運転して、二連ポスター(党幹部らとツーショットで写ったもの)の貼り替えや録音テープを流しているところを何度も見かけしました。
とても険しい表情でしたが、犯罪行為をしていたからだったんですね」
木下都議は「7月2日から運転できると勘違いしていた」と言い訳をしていたが、そもそも、それ以前にも運転をしていたというのだ。
同じく都議選に出馬し落選となった公認会計士の前田順一郎氏も、
「告示日直前の6月21日にご自身が街宣車を運転しているのを、私はハッキリと見た。私は自分の街宣車のマイクでご挨拶をしたが無視されたので、良く記憶している」
とSNSで告発が続出。
また木下都議は選挙前の6月上旬、自身のSNSに原付きバイクを自ら運転しながら活動する姿を投稿していた。
写真ではヘルメットを被りながら選挙ポスターの前でポーズをとる姿や路上にバイクを停めて都政報告をする姿がうつっている。さらには本人も「車の運転」をしていたことを自ら明かしており、言い逃れはできない状況だ(投稿は削除済み)。
また一部のネットメディアでは木下議員の選挙スタッフが、禁止されている午後8時以降にビラ配りなどの選挙運動を行っていた疑惑も報道。
候補者の氏名や顔写真が記載された選挙運動用のビラを配れるのは、選挙期間中の午前8時〜午後8時までで、違反した場合は公職選挙法違反に問われる可能性がある。
不祥事を「勘違い」で済まそうとする木下都議の疑惑が続々と明るみになっているが、さらに『週刊女性』が取材を進めると、新たな問題も浮上した。
「実は木下都議の事務所には、亡くなった議員さんからの為書き(選挙時に使う応援用のポスター)が飾られていたようなのです。しかも、その議員さんは対立候補である橋本久美さんの父親で……」
そう語るのは、今回の選挙で板橋区で木下都議の対立候補だった橋本久美氏の支援者。
いったいどういうことなのか?
「為書きは、板橋区議会議員を12期48年務め、2020年に亡くなった橋本祐幸(ゆうこう)さんのものでした。彼は、久美さんの父親です」
故人から為書きが送られるとはなんとも不気味な話。しかも、送り主は対立候補の娘だという。
対立候補の亡くなった父から為書き
この事実に対して橋本久美氏はSNSに、
「父が実の娘の対立候補に為書きなど送るわけないですから。しかも昨年亡くなっている故人を利用するという『自分ファースト』ぶり。娘としても許せないですね」
「私はこういう人に負けたのかと思うとバカバカしくなります」
と怒りを露わにした。
木下都議のHPには確かに亡くなった橋本祐幸さんからの為書きの写真が掲載されており、
「ずっと見ていましたよ。さあ、私の分まで、まだまだ、頑張って!」
と故人からのメッセージが添えられていた。
これに対し木下都議は、
「天国からの応援、本当にありがとうございます」
と感謝の言葉を掲載している──。
無免許運転の事実や公職選挙法違反、為書きの捏造など疑惑のオンパレードとなった木下都議。
豊島区にある自宅を直撃。木下都議には20歳前後の一人娘がおり、シングルマザーとして育ててきた。娘が外出した後、自宅の電気がついていて人の気配があるのでインターホンを押し、ノックをしたが、反応なし。部屋を見ると、さっきまでついていた電気は消えたため、居留守を使っているようだ──。
「しなやかな女性目線で本当の “都民ファースト” を実現したい」と語っていた木下都議。疑惑について説明しない「自分ファースト」な態度では、政治を語る資格はないだろう。 週刊女性PRIME
静岡県牧之原市で中国籍の41歳の男性が殺害された事件で警察は9日、46歳の中国籍の男を逮捕しました。
殺人の容疑で逮捕されたのは菊川市に住む中国籍の徐英杰容疑者(46)で、8日牧之原市に住む中国籍の会社員朱佳融さん(41)を朱さんの家で何らかの方法で殺害した疑いが持たれています。
捜査本部によりますと、徐容疑者は昨夜知人に付き添われ警察に出頭し「争いごとになった」と供述しているということです。
朱さんは発見当時リビングで血を流して倒れていて、警察は2人の関係や当時の状況を詳しく捜査しています。テレビ静岡
英保険相が執務室で盗撮される 監視カメラはハイクビジョン
https://www.youtube.com/watch?v=JWX48Zx67vg
静岡県熱海市の伊豆山(いずさん)地区で起きた土石流災害は、10日で発生から1週間となる。
土石流に見舞われた伊豆山地区では今も、救助活動が進む。「膝上まで土砂で埋まってしまい、非常に足場が悪かった。雨が降り続いて2次災害が起こる可能性もあり、危険な現場だった」。6日と7日に現場で救助、捜索活動を指揮した静岡県警機動隊の佐藤邦洋小隊長は振り返る。
現場は急傾斜地で、重機を入れることもできず、機動隊員たちは手作業で堆積(たいせき)した土砂をかき出すことを余儀なくされた。土砂は水を多く含んでおり、とても重く作業は思うように進まなかったという。
多量の土砂は復旧作業を妨げる。しかも傾斜が急で道が狭い熱海の地理が作業を阻む。熱海市の植田宜孝消防長は「がれきがなかなか取り除けない。重機が現場に接近できる経路が極めて限定されている。危険を克服して、細い道から重機を中に入れる方法を検討中だ」と話す。
地区は今も500人超の避難者がおり、熱海市は住まいの確保を急ぐ。土石流は伊豆山地区の131棟に被害を及ぼした。静岡県の川勝平太知事は9日の臨時記者会見で、公営住宅と民間の借り上げ住宅を合わせて103戸を確保したと明らかにした。県と市は共同で住居確保に当たる。【石川宏】 毎日新聞