側溝のふたを盗んだとして、警視庁東村山署は窃盗容疑で、埼玉県新座市畑中、会社員、小野寺正人容疑者(52)を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。
逮捕容疑は4月24日午後2時ごろ、当時住んでいた東京都東村山市で、市の管理する鉄製の側溝のふた2個(時価計1万2100円相当)を盗んだとしている。ふたは2個で重さ8キロほどで、自転車の前かごにのせて廃品回収業者に持ち込み、換金。売却額は1キロ当たり48円程度だった。
同署によると、小野寺容疑者は昨年8月ごろに当時の勤め先を退職。当初は身の回りのものを売却しながら生活していたが、次第に困窮し、技術も不要で盗みやすい側溝のふたに目を付けて、今年4月中旬から5回にわたって同様の行為を繰り返していたという。
4月24日、自転車のかごにふたを乗せているところをパトロール中の警察官に発見された。
産経新聞