栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、中間指示役とみられる佐々木光容疑者(28)=死体損壊容疑で逮捕=が、夫妻の娘と内縁関係にある関根誠端(せいは)容疑者(32)=同=の実名を挙げ、「金を渡され、遺体の処理を頼まれた」という趣旨の供述をしていることが8日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、これまで佐々木容疑者は、自身より上位の指示役から4月初旬に「処理を頼む」「相手がいる」と電話を受けたのをきっかけに遺体の処理に関与したと説明。一方で、相手の詳しい素性については話していなかった。警視庁・栃木県警合同捜査本部は関根容疑者が事件を首謀したとみている。
また、死亡した宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)が消息を絶った品川区内の空き家の立ち寄ったかどうかについて、関根容疑者と、知人の不動産会社役員、前田亮容疑者(36)=同=の供述が食い違っていることも判明。関根容疑者は現場に「行っていない」と話しているが、前田容疑者は関根容疑者と同行し「黒い車に乗った男に襲われ、宝島さん夫妻を置いて逃げた」との説明をしているという。
ただ、これまでの捜査で前田容疑者の供述を裏付ける現場の状況や情報などはなく、夫妻が立ち寄った時間帯に空き家周辺を関根容疑者の所有車が通行したことは確認されている。捜査本部は7日に関根容疑者の車を押収し、経緯を調べる。
産経新聞
異色の交通安全講師が子どもたちに人気 50代“おじさん”警察官3人組「チーム オッ3」…「おじさんの力で交通死亡事故を抑止したい」 背景に幼児の事故多発 (youtube.com)
幼い命が犠牲となる痛ましい交通事故を防ごうと、北海道江別市の保育園で交通安全教室が開かれました。 講師は3人の“おじさん”警察官です。異色の講師が登場のワケとは? 江別市の「わかば保育園」で、約90人の園児が参加して開かれた交通安全教室。講師は江別警察署の50代の男性警察官3人で結成されたチーム「オッ3」です。 「赤は『止まれ』ですね」(チーム「オッ3」) 子どもが被害にあう交通事故が後を絶ちません。 4月には岩見沢市で遊具で遊んでいたとみられる3歳の女の子が、ワンボックスカーにはねられて死亡。 北海道では過去5年間で交通事故により5歳以下の子ども7人が犠牲となり、470人がケガをしています。 交通安全教室では園児たちがワゴン車の前を歩いて、運転する人から自分たちの姿が見えない“死角”を実際に体験しました。 「あの黄色いテープわかるかな? あの中で遊んだりしないでください」(チーム「オッ3」) かつて江別警察署には、子どもたちが親しみやすいようにと女性警察官3人で啓発活動をしていたチーム「OKA3」(おかあさん)が存在しました。 その解散後、地域からの要望で結成されたのがチーム「オッ3」です。 「優しく丁寧にわかってもらうために講話している。試行錯誤して『オッ3』のポーズを決めた。小さい子どもが一人でも犠牲にならないよう、おじさんの力で交通死亡事故を抑止したい」(江別警察署「オッ3」森利口 尚弘さん) 交通安全教室には、この日で3回目の出動でした。 「おもしろかった。(車に)ひかれないようにしようと思った」(参加した園児) 子どもたちの尊い命を守るため、チーム「オッ3」は活動を続けます。
不発弾処理、危険任務担う精鋭部隊「絶えず危機感」
聖マタイ幼稚園不発弾爆発事故。那覇支局に赴任するまで、50年前の惨劇を寡聞にして知らなかった。
那覇市小禄にあった聖マタイ幼稚園近くの工事現場で昭和49年、重機で打ち込んだ矢板が機雷に触れて爆発。園庭で遊んでいた3歳の女児や作業員ら4人が犠牲になり、34人が重軽傷を負った不発弾事故である。
「地響きが先に来て、それからドスンという音がした。空に黒いきのこ雲が上がっているのが見えた」
東京都は8日、新型コロナウイルス対策で2020年12月から休止していた都庁第1本庁舎45階の北展望室の利用を14日から再開すると発表した。すでに再開している南展望室と合わせ全面的に利用できるようになる。
北展望室の利用は午前9時半~午後5時半。軽食や土産物を扱う売店も営業する。地上約200メートルから東京スカイツリーや富士山などの景色を楽しめる。
展望室はコロナワクチンの大規模接種会場としてそれぞれ活用されていた。南展望室は22年9月に利用を再開。北展望室も今年3月に接種が終了し、準備を進めていた。
産経新聞
横断認められた中央分離帯の“切れ目”…女性が車にはねられ死亡 近くに横断歩道なく横切って渡ろうとしたか (youtube.com)
国道で5月7日未明、女性がはねられ、死亡しました。女性は中央分離帯にある切れ目を横切って道路を渡ろうとしたところ、はねられたとみられています。 7日午前4時50分ごろ、岡崎市上里1丁目で高齢の女性が車にはねられました。女性は近くに住む柴田容子さん(74)で、病院に搬送後、死亡が確認されました。 現場の国道には中央分離帯に切れ目があります。柴田さんはここを横切り、道路を渡ろうとしていたとみられています。 最も近い横断歩道は南に120メートルほど先で、国道の下を通るトンネルも北に170メートルほど離れていました。 警察によると、近くに横断歩道がないこの場所は、左右を確認したうえで歩行者の横断が認められているといいます。 なぜ事故は起きたのか。捜査関係者への取材で当時の状況がわかってきました。 柴田さんは片側2車線の国道を中央分離帯の切れ目のあたりまで横断し、柴田さんに気付いた車が停止したためさらに横断を続けますが、追い越しを試みた車にはねられたとみられています。 運転していた会社員の37歳の男は現行犯逮捕されていて、「人が突然前にいてよけられなかった」と話しているということです。
8日午前2時20分ごろ、群馬県安中市松井田町の住宅で「手を縛られた男性から助けを求める通報があった」と消防から110番通報があった。一人暮らしの男性(70)が自宅で男2人から現金を奪われ、けがを負ったといい、安中署が強盗致傷容疑で調べている。
署によると、8日未明に男2人が男性宅に侵入。寝ていた男性に包丁のようなものを突きつけ、現金などが入った財布を奪って逃げた。男性は両手を粘着テープで縛られた際に擦り傷を負った。
同様の事件は4月末から栃木県や長野県でも起きており、群馬県警は関連を調べるとともに、戸締まりの徹底などを呼びかけている。
朝日新聞
5月は「自転車月間」 警察が安全利用の啓発活動 (youtube.com)
毎年5月は自転車の安全な利用を呼びかける「自転車月間」です。8日朝、福岡県内で利用者への啓発活動が行われました。 「自転車も車の仲間になります。ほかの歩行者や自転車に優しい運転を心がけましょう」 福岡県警では、自転車月間中に正しい交通マナーを守ってもらうため違反者の摘発や啓発を強化しています。 8日朝は県内35カ所で一斉取り締まりを行い、このうち福岡市南区の自転車の通行量が多い交差点では、警察官らが警告カードの交付や、去年4月に努力義務化されたヘルメットの着用などを呼びかけました。 福岡県警によりますと、去年7月の調査では県内のヘルメット着用率は10%にとどまっています。 着用していない場合、事故における致死率は約4倍となることから、警察はしっかりと着用し安全に利用するよう呼びかけています。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、8日午前10時31分頃から同47分頃にかけて、沖縄県石垣市の尖閣諸島・南小島沖の領海内に中国海警局の船4隻が相次いで侵入し、同日午後0時11分頃から25分頃にかけて領海外へ出た。領海侵入は4月27日以来。
読売新聞
覚醒剤1kgをカナダから密輸か マンションから13億円相当押収(2024年5月8日) (youtube.com)
カナダから覚醒剤およそ1キログラムを密輸したとしてカナダ人の男3人が逮捕されました。押収された覚醒剤はおよそ20キロであわせて13億円以上に上ります。 30代のカナダ人の男ら3人は先月、カナダ・トロントから羽田空港に到着した航空機で、覚醒剤およそ1キログラムを密輸した疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、男らは覚醒剤を袋に入れて小分けにし、スーツケースに隠して持ち込んだということです。 3人は先月、覚醒剤を江戸川区のマンションの一室で販売目的で所持したとしてすでに逮捕されていて、部屋からは末端価格で13億円を超えるおよそ20キロの覚醒剤が見つかっています。 警視庁は海外の密売組織が関与している可能性も視野に調べています。
家庭用オリーブオイルの価格が最大で1.6倍に…庶民には“手が出ない”食材に、“必需品”のスペイン料理店も困惑 5月も食品の値上げ続く (youtube.com)
食品に光熱費…今月も値上げの波が押し寄せています。 5月に入っても続く食品の値上げ。家計への負担は増すばかりですが、中でも…。 キテネ食品館 中塚誠社長 「こちらがオリーブオイルの売り場。ここまで上がるんだというのが率直な思い」 オリーブオイルが5月から値上げ!しかも、その値上げ幅は…。 消費者 「1000円台だ、この大きさで。もう庶民には手の出ない、精いっぱいです。こっちで」 家庭でもパスタなどの料理に欠かせないオリーブオイル、その値上げの影響をもうひとホリします。 キテネ食品館 中塚誠社長 「ここら辺が値上げの幅がかなり大きい幅になっている商品。598円くらいだったのが、税抜きでほぼ1000円」 家庭用オリーブオイルの5月の値上げ幅は、各社最大で6割を超える、大幅アップです。その原因について、オリーブオイルの業界団体の代表は。 日本オリーブオイルソムリエ協会 多田俊哉理事長 「オリーブオイルは世界一の産地がスペイン。生産量は世界のだいたい5~6割を占める。(値上げの)主な原因はスペインの不作、2年連続で不作になってしまって、(価格が)今年上がった率が半端なくて、倍とか2.5倍」 キテネ食品館 中塚誠社長 「まずこの売価を2度見する方が結構いて、本当はオリーブオイルがいいんが、この値段だから、泣く泣くサラダ油に変える人方もいる」 一方、頭を悩ませているのが料理店です。札幌市北区にあるスペイン料理店を訪ねると…。 アヒージョにカルパッチョなど、多くのメニューでヘルシーなオリーブオイルをたっぷり使っています。 鈴木皓太記者 「アツアツです。オリーブの爽やかな香りも伝わってきて、バケットをひたひたにして食べたい」 スペインバル トーティラフラット札幌駅北口店 在所誠料理長 「アヒージョにはオリーブオイルが欠かせないもの。風味もそうですし、アツアツ感だったりシズル感を大事にしている」 この店で仕入れている業務用のオリーブオイルは、すでに年明けの時点で2割ほど値上がりしていますが、今後さらに値上げされると見ています。 スペインバルトーティラフラット札幌駅北口店 在所誠料理長 「どんどん上がってきて今後、ピュアオリーブオイルもエクストラバージンオイルもどんどん値上がりしてくる。これが続くと厳しい。代用できるものではない。スペイン料理にとっては必要な油」 帝国データバンクによりますと、5月の食品の値上げは417品目に上ります。 今後、円安が今の水準で続くか、さらに進んだ場合、この秋にも、“値上げラッシュ”が発生する可能性があるということです。 食品だけではありません。家計へのさらなる負担増が待ち構えています。 北海道電力 齋藤晋社長 (4月26日 決算会見) 「北海道の標準家庭230キロワットアワーで、月800円程度の増額となる」 電気・ガスの料金が高騰する中、政府は激変緩和対策として、これまで、家庭向けの電気料金で1キロワットアワーあたり3.5円、都市ガスでは1立方メートルあたり15円を補助してきました。 しかし、5月使用分への補助は、これまでの半分程度に縮小、6月以降は補助を廃止することになりました。 電気・ガス負担増について…街の人は 「すべてのものが値上がりしていて、仕事頑張るしなかない」 「今でもガス代高いが、プラスで上がるのは、どれくらいの値段になるか想像できない」 「家の電気消したり、前は全然しなかったよね」 電気・ガスの激変緩和対策は、6月使用分から廃止になります。 これまで、4月の使用分では、3.5円(1kwhあたり)、5月の使用分では、1.8円(1kwhあたり)の補助金が出ていました。 北海道電力によりますと、標準家庭で、月800円程度の負担増となるということです。 帝国データバンクは、 「今の円安の水準は、2022年から2023年の値上げラッシュ時の水準を超えていて、輸入に頼る企業では、一層のコスト増。今秋にも食品値上げラッシュが発生か」と分析しています。2024年05月07日(火) 19時50分 更新