【供与兵器でロシア領内攻撃】米容認にプーチン氏は“西側威嚇”核牽制で報復リスクは【日曜スクープ】(2024年6月9日) (youtube.com)
ロシアが実効支配するウクライナ南部のクリミア半島東部ミソベにあるレーダー・ステーション2カ所が、ウクライナ軍の攻撃により損傷したことを、ロシアの野党系放送局が6日に報じた。この攻撃について、元米欧州軍司令官のホッジス氏は、「ウクライナ軍は準備が出来次第、クリミア大橋を落とすことを確信している」と述べた。また、ウクライナ軍は5月19日、クリミア半島南部のセバストポリで、ロシア軍黒海艦隊の最新ミサイル艦「ツィクロン」を、米国製ミサイル「ATACMS」で破壊したことを明らかにした。5月中旬から下旬にかけて、クリミア半島で、ウクライナの攻撃によるレーダー・システムの破壊が確認されている。戦略研究が専門の英セントアンドリュース大学のオブライエン教授は、「ATACMSにより、セバストポリに停泊するロシアの軍艦を破壊することができるとすれば、ロシアにとっては、使い物にならない基地となるだろう」と語った。英国の国際政治学者のフリードマン氏は、「クリミアは現在、守るべきものが多すぎて、ロシアの弱点だ。クリミアは、ウクライナがプーチン大統領に圧力をかけ、将来的に譲歩を引き出すための最良の方法だ」と分析した。 バイデン米大統領は6日、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の決行日から80周年の式典に出席した。激戦地となった仏北西部で演説し、「米国、NATOなどはウクライナを強力に支持しており、撤退はしない。独裁者に屈服することは考えられない」と述べ、ナチス・ドイツの侵略とウクライナが対峙する脅威と重ね合わせ、結束を求めた。ゼレンスキー大統領は、「連合国軍は当時、欧州の自由を守った。そして、今、ウクライナが欧州の自由を守っている。真に団結をすれば勝利できる」と支援を呼びかけた。フランスを訪問中のバイデン米大統領は7日、ゼレンスキー大統領と会談し、新たに2億2500万ドル(約350億円)相当の追加支援を行うことを明らかにした。バイデン大統領は、「資金調達の面で何が通るのか、数週間わからなかったことをお詫びします」と述べ、「通さなければならない資金を含む法案の成立に苦労した」と、法案成立が遅れた経緯を釈明した。 米シンクタンク・戦争研究所は3日、ウクライナが越境攻撃を行い、ロシア西部のミサイル発射装置を破壊したと指摘した。米国から供与された高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたとみられる。バイデン政権は5月30日、従来の方針を転換し、ウクライナに対して自国の供与兵器で国境付近のロシア領を攻撃することを許可する方針を示していた。米国が容認する領内攻撃の条件は、ウクライナが自国防衛を図るためと限定し、ハルキウ州方面のみとされている。さらに、高機動ロケット砲システム「ハイマース」での攻撃は許可したが、「ATACMS」での攻撃など、長距離攻撃を禁止している。バイデン大統領は、「ロシア国内約320キロに入るような攻撃を許可しているわけではない。モスクワやクレムリンへの攻撃は許可していない」と述べていた。これに対して、ゼレンスキー大統領は、「国境に兵器を設置し、撤去しないのは、西側諸国が兵器で狙うことができないことを、(ロシアが)知っているからだ」と述べ、「ATACMS」を使用したロシア領内攻撃の許可を求めている。プーチン大統領は5日、西側兵器を利用したウクライナによる領内攻撃に言及し、「ロシアの領土を攻撃し、問題を起こすために、紛争地帯にそうした武器を供給できると考える者がいるのなら、その国々の重要施設を攻撃できる地域に同等の武器を供給する権利が我々にもあるのではないか」と反発する姿勢を示し、西側諸国を強く威嚇した。欧米兵器の使用によるロシア領内攻撃を巡り、プーチン氏は5月28日、「エスカレートが続けば、深刻な事態を招きかねない。欧米兵器での攻撃は核戦争のリスクがある」と牽制していた。 ★ゲスト:渡部悦和(元陸上自衛隊東部方面総監)、東野篤子(筑波大学教授) ★アンカー:杉田弘毅(ジャーナリスト/元共同通信論説委員長)
【横浜市連が総理に退陣要求】党勢低迷で“岸田おろしの狼煙”菅氏HKT会食の理由は【日曜スクープ】(2024年6月9日) (youtube.com)
自民党横浜支部連合会の佐藤茂会長は4日、党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、政治資金規正法改正の目途が立ったことを受け、「敢えて総裁自ら責任を取り、身を引くよう、苦渋の決断をしていただき、自民党総裁選挙では、大胆な改革と政治刷新を進めることのできる強いリーダーシップの取れる新進気鋭の総裁を」と述べ、新たな態勢で次期衆院選に臨むべきだと明言した。ANNの取材に対して、佐藤会長は、「地方の自民党の会長として、地域の党員の声を敢えて総裁に物申した」と語った。自民は、不戦敗も含め全敗の衆院3補選だけでなく、地方選でも連敗が続くなど厳しい状況に直面している。横浜と同じ神奈川県の小田原市長選でも、自民などが推薦する候補が敗れており、自民党横浜市連の佐藤会長は、この結果も踏まえて、岸田総理への退陣を求めたと述べている。 一方、自民党の菅前総理は6日夜、都内で、菅政権で閣僚を務めた萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務大臣、小泉進次郎元環境大臣と会食した。萩生田、加藤、武田の3氏は、頭文字を取り「HKT」と呼ばれており、定期的に集まっているが、この日は菅前総理が4人に声をかけたとのこと。岸田政権での党勢低迷が続く中、約3か月後の9月に迫る党総裁選への対応、終盤国会の情勢、岸田総理の政権運営について意見交換を行ったとされている。 岸田総理は5月31日、麻生副総裁、茂木幹事長らの反対を押し切り、公明の山口代表、維新の馬場代表との相次ぐ党首会談に臨んだとされている。岸田総理は維新・馬場代表との会談で、政党から議員個人に支出される「政策活動費」について、維新が主張する「領収書を10年後に公開」を“丸のみ”し、合意文書を交わした。しかし、自民が維新に提示した修正案には、「対象は1件当たりの金額が50万円超に限る」と記されていた。記載内容を精査した維新はこれに反発、法案は6月4日に公明と維新の賛成で衆議院を通過する予定だったが、維新は前日の3日に、すべての領収書を公開対象にすることを求め、さらなる再修正を迫った。 再三にわたる修正を経て、6日に衆議院を通過した改正案には、政党が議員に支給する「政策活動費」の領収書を10年後に全面公開すると明記された。国民民主の長友慎治議員は5日に開かれた政治改革特別委員会で、「10年後に不正が発覚したとして、政治資金規正法の時効は5年、所得税法も時効になる。誰も罰せられない、となるんじゃないか」と質していた。これに対して、岸田総理は、「具体的なルールについて 法案が成立した暁には、罰則の要否等も含めて各党各会派で検討が行われると認識している」と答弁していた。 ★ゲスト:若狭勝(弁護士/元東京地検特捜部副部長)、今野忍(朝日新聞政治部記者) ★アンカー:杉田弘毅(ジャーナリスト/元共同通信論説委員長)
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攻撃を受けたロシアの空軍基地とスホイ57を6月7日(左側の半分)と8日(右側)に撮影したとする衛星写真。8日の写真では、スホイ57の周囲で爆発や火災が起きたことが示唆されている(ウクライナ国防省情報総局のサイトから)
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ国防省情報総局は9日、前線から約590キロ離れた露南西部アストラハン州のアフトゥビンスク空軍基地に駐機していた露軍の最新鋭ステルス戦闘機「スホイ57」が攻撃により損傷したことが確認されたと報告した。証拠とする衛星写真も公開した。情報総局は「こうした形(攻撃)でのスホイ57の損傷は史上初だ」とした。
情報総局によると、同空軍基地を撮影した7日の衛星写真では、スホイ57は無傷だった。しかし、8日の衛星写真では、スホイ57の周辺に攻撃による複数の爆発と火災が起きた様子が撮影されていた。情報総局は「スホイ57は(ウクライナ国内を標的とした)ミサイルを発射できる露軍の最新鋭戦闘機だ」とした。
情報総局はウクライナ軍が軍用飛行場への攻撃を実施したかどうかには言及しなかった。ただ、ウクライナメディアは8日、ウクライナ軍が同日に「特別作戦」としてアストラハン州に近い露南西部・北オセチア共和国の空軍基地を標的としたドローン(無人機)攻撃を行ったと報道。この作戦の一環としてアフトゥビンスク空軍基地への攻撃も行われた可能性がある。
スホイ57は米ステルス戦闘機「F22」や「F35」に対抗するためロシアが開発。2010年に初飛行した。シリア内戦に実験投入された後、20年末に正式に実戦配備されたとされる。
英国防省は23年1月、アフトゥビンスク空軍基地に5機のスホイ57が駐機していることが衛星写真で確認され、露軍がスホイ57をスウクライナで実戦投入しているのは「ほぼ確実だ」と分析。英国防省はまた、露軍が撃墜や機密流出などを恐れ、スホイ57を露領空から長距離ミサイルを発射するために使用しているもようだとも指摘していた。
産経新聞
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今日 2024年06月10日(月)[先負] |
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