【台北=西見由章】台湾の外交部(外務省に相当)によると、頼清徳総統の就任式と関連行事には、台湾と外交関係を持つ12カ国のほか、日米や英国、カナダ、欧州連合(EU)欧州議会など海外から51団体の500人超が参加した。
日本からは、超党派の議員連盟「日華議員懇談会」(古屋圭司会長)の国会議員31人が訪台し、総統就任式への出席としては過去最大規模となった。日本の訪問団だけを対象にした頼清徳総統、蕭美琴副総統との昼食会も開催された。台北市内で記者会見した古屋氏は「古き友人が総統と副総統になっていただいたので、これからさらに日台関係の絆を強めていけると実感した」と述べた。昼食会では頼氏から「日台関係のさらなる強化は必然だ」との趣旨の発言があった。また、台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入に向けた支援を要請されたという。
産経新聞