鉄バンパーのクロムメッキ

　今日は２か月ごとの定期検診で病院に行ってきました。結果は良好。。
８年ほど前に急性心筋梗塞となり死ぬ思いをしました。その時に詰まった血管を広げ補強するためにステントを３本も使いました。それ以降は２か月に一回薬をもらいに行くため検診です。心臓エコーや心臓ＣＴ、心電図を時々行い血液検査は毎回・・・。
ということで体の変化は血液分析で把握できますのでよいバロメーターとなっています。

　今回は鉄バンパーの再メッキです。
私も今回の商品と同じ達磨セリカを乗っていました。なので懐かしくてよくぞご無事で生き長らえて来たねとプチ感動。私のは２～３回ぶつけたことがありその度に板金屋になけなしのお金を置いてきた覚えがあります。でも、当時（４０年前）は鉄バンパー全盛で、板金屋も修理を受け付けてくれましたが、最近は鉄バンパーがないため業者さんも減っているようです。



メッキ上がり状態


メッキ上がり状態



バンパー裏も黒塗装で防錆

　

クロムメッキ品のリペア

　いよいよ今年も大詰めを迎えていますね。相変わらずのバタバタ落ち着かない日々が続いていましたがようやく落ち着いてきました。と言いますのも年明け早々のイベントで各ホイールメーカーさんがニューモデルのお披露目を行います。その展示物の作成でバタバタしておりました。
　そのイベントとは１月１３日～１５日に幕張メッセで「東京オートサロン」が行われます。このイベントは日本が誇る世界最大のカスタムカーイベントとも言われていまして、個人的にはモーターショーより面白いです。

　今年はきっと業界でも初めてとなる塗装と研磨の融合した商品があるメーカーさんのデモカーに装着されます。これを立ち上げましたが量産にはまだまだ解決しなけりゃならないことがありますが、とりあえず業界にインパクトを与え仕事につながったことは良いことでした。

で、話がガラッと変わりまして今回のレポはクロムメッキ品のリペアです。


再メッキしたボルト類やハーフカバー


ピアスボルト
鉄系の物はメッキ剥離できません、かぶせるような形で再メッキします。腐食していると醜いままメッキされますのでさびている物はＮＧです。





アルミ系はメッキ剥離後にバフ研磨し再メッキ処理します。
やはり腐食していますと腐食穴がはっきり見えて醜いまま仕上がります。

クロムメッキ品の再メッキはバフ研磨で腐食穴が取りされれば綺麗に上がりますが
大概の物は腐食が進んでいてピンホール（小さな穴）がいっぱいある状態になります。

クロムメッキはミクロ的には小さな穴が表面に空いていますから案外耐食性は悪いです。

日ごろからこまめに洗ってやりワックスとか磨きとかメンテナンスしてあげてください。

メッキの表面に錆らしきものが発生していたら必ずベースの素材は腐食しています。。

カールソン（Carlsson） ＲＥＶＯのフランジ鏡面

　いよいよ今年もあと２週間ということですが、毎年あわただしく年末年始繰り返してきましたがやっぱり今年もそのようです。昨夜は十五夜お月さんでしたが見ましたか？空気が澄んでいるのでよく見えましたね。

今日の現場レポはカールソン　ＲＥＶＯ　１６インチ
フランジのガリ傷修正です。

工程は
ガリ傷修正→＃２４０塗膜除去→＃３２０→＃４００→＃６００→バフ→バレル


カールソンＲＥＶＯ



ガリ傷状態



マスキングテープで養生（サンディングでのミス防止）



＃６００サンディング状況



バフ状況

この後いつものバレル研磨に行きますが
写真撮り忘れました。



完成です

この後塗装屋さんに行きクリヤ塗装です。

レオニスの３Ｄポリッシュとヴァリアンツァ天面ポリッシュ

　最近はかなり忙しくなってきましてなかなか更新できなかったがようやくできました。
来春モデルや東京オートサロン向けの試作やらが入っていましたがやっとひと段落です。前回の途中経過から表題のホイールはどうなったか？？

レオニスは


乾式バレル終了


乾式バレル後もう一枚



バフ研磨後の状態でこの後光沢バレル研磨へ



完成検査にて


ヴァリアンツァは


自動バフ研磨で天面バフ



完成まじかの状態
このようなディッシュ（平面的な形状）タイプは表面が広く磨きムラも出やすく難儀する。


両ホイールは無事研磨完成しました。

週末は一日は山歩きできそうなので行ってきます。

ではよい週末を・・・。

レオニスの３Ｄポリッシュとヴァリアンツァ天面ポリッシュ（途中経過）

　今回はレオニスの３Ｄポリッシュです。画像見てもらってもわかる通りかなり削りにくい形状をしています。我々磨き屋としてはこのようなやりがいのある（笑）ホイールもどしどし歓迎です。


レオニスの状況


塗装剥離前



このようなガリは削り修正で行けます。



剥離後の状態、これから粗削り→乾式バレル→バフ研磨→光沢バレル→洗浄→完成




ヴァリアンツァの状況

こちらのホイールは天面ポリッシュなので天面のクリア塗装を削り落とし、バフ研磨後、光沢バレルで仕上がりを均一にし洗浄、完成です。


＃６００までサンディングが終わったところ。



リムに行かいところは傷つき防止でテープで養生


この後はまた後日ＵＰしますよ。。