起請文の灰を溶いた水を吐き出せば起請文が無効になるなど、多分史実ではありえない発想ではありますが、今回の話の重さをいくらかなりと和らげる効果はあったかと。
更に、義村が義時の(無言の)命令を受けて義盛を射る際の心理的負担を軽減する効果もあるのでしょうね。
今回なかなかキツい話で、三谷先生のコメディ演出もやや滑り気味に感じました。泰時が二日酔い?で指揮をとったのは史実準拠なのですが、酒に弱いとか酒が入ったほうがいいんじゃないか(by鶴丸もとい盛綱)とまで酒に弱めな設定にしたのは、三谷幸喜ならではでしょう。小生としては、深酒した泰時のコントかい!な赤ら顔メイクの方が笑えました。
和田義盛のハリネズミな最後(目の前で最も親しくしていた御家人を射殺された鎌倉殿(実朝)の覚醒(後鳥羽上皇を頼る)が更に死亡フラグ)や、巴御前の勇姿(木曽義仲の愛妾だった頃から約30年、歩き巫女のおばば(@大竹しのぶ)と同じような老け込み振りでもおかしくない年代・・・・・・91歳まで生きたという言い伝えのお方ですから常人と一緒にしてはいけないかも)が印象的だった今回。
これ以上黒くなったらどうなるんだ北条義時・・・・・・