これは全く和田先生の仰る通りで、もはや高齢者の徒歩圏内で生活必需品の揃う住宅など、地方にはほとんどないと言っても過言ではありません。
地元スーパーの移動販売車を待つにしても、急な必要がある場合もあります。
タクシー呼べばいいじゃないか、という発想そのものがある程度の大都市でしか通用しません。救急車ですら到着まで30分、なんてところもあります。
「でも事故を起こせば周囲に迷惑」がどれ程のものかは記事参照。大したことがないとはこれっぽっちも言う気はありませんが、飲酒運転でもあるまいし高齢者の事故それのみを殊更特別視する必要もまたありません。認知症が要介護認定を受けるほどでない限り。
言葉を変えれば、今や半数に届きそうな大都市住民(首都圏、京阪神圏、中京圏、福岡市内、札幌市内)とそれ以外の地方住民との分断が、お互いの境遇を想像困難な程に深刻なものになりつつある、という一つの象徴かもしれません。