少しずつ認知症が進んできた母
現在週3回、デイサービスに通っています。
デイに行かない日、母は、自分の部屋で一人で過ごし、
食事の時だけ、上がってきます。
一人で何をしているのかと言うと、
読書
施設から、4~5冊の文庫本を借りてきて、ずっと読んでいますが
内容をわかって読んでいるのかは不明
たぶん、することがなくて本を開いているのかと
何かしてもらった方がいいのだろうけれど
母の場合、歩くのがやっと
料理はあんまり得意じゃない
そうだ! お裁縫
昔は裁縫が得意で、いろいろ作っていました
その中に、連れ合いに作った袢纏があります
その袢纏は、連れ合いの長年のお気に入りで
さすがに、中の綿や糸がほつれて大々的な修理が必要になりました
これだ! と、その袢纏の修理を母にお願いしました
これなら、頭を使うし、昔は得意だったことだし
と、母に袢纏を渡したら
やがて、「着てみて」と持ってきたのですが
袢纏の袖の表から、綿を縫いつけている…だけ
ほつれた糸はそのまんま
おまけに、糸につながったまんまの針がぶらさがり~
母には、やんわり、「ここ、変だよね?」
と持って帰ってもらい
夜、また様子を見に行ったら
懸命に針を動かしているけれど
やっぱりとんちんかん
だめか(-_-;)
母もすっかりいやになっているようなので
あきらめて、撤収することにしました
がんがんにからんだ糸を苦労してほどいていたら、
中に、針が2本、置き忘れてました
他にも置き忘れがあるかもしれないので
この際、全部ほどいてくことにしました
よくあることですが、
結局、自分の仕事が無駄に増えました
うまくいかないものです(-_-;)