母が施設に入って二カ月
その間、北海道に行っていたこともあるけど
正直言って、母に会うのが怖かった
また、帰りたいと泣かれても、どうしたらいいのかわからない
今日、二か月経ったということで、母の状況についての説明があった
時間通り14時に行くと、会議室に通され
いつも、身の回りのお世話をしてくださる人
栄養面のお世話をしてくださる人
看護師の人
リハビリをしてくださる人
などなど、6名の方々がずらっと勢ぞろいされ
それぞれの立場から、お話をうかがえた
母は、
ま、いろいろ年相応の問題はあるものの
だいぶ落ち着いているらしい
会っていかれますか?
最後にそう訊かれ、1対1で会うよりはリスク(?)が少ないかな
と思い、係の方と一緒に、母達が集っている部屋へ行ってみた
母は、ちょうどお茶の時間で、おまんじゅうをほおばっているところ
肩をポンと叩くと、私の顔を見て あらあ と言った
少なくとも、泣く、とかいう反応ではなかったので安心したら
私に向かって、「です」「ます」言葉を使う
係の人が、母に向かって、どなたかわかりますか? と訊いたら
いとこ
なんだそうだが、どうみても、
私=久々に会った、知り合い
だった
今、どこに住んでいらっしゃるの?
あらあ、私も千葉なんですよ
って
北海道の実家のことは覚えていたけれど、
そこに今住んでいる弟のこともよくわかっていない
あまり時間もなかったので、早々に引き揚げてきたけれど
なにはともあれ元気に生活しているのは嬉しかった
帰り際、お世話になっていたケアマネさんに出会ったけれど
入所後の初めての再会という大きな山を無事越せたのだから
と、いろいろ励ましていただいた
ケアマネさんは、入所後の母の混乱ぶりを目の当たりにしていたので
相当心配していただいたようだった
家族によっては、週に3回来ているという方もおられるとか
いとこでもいいから、まめに来ることにしようか
ちょっと肩の荷が軽くなったような、重くなったような
そんな一日だった