デイサービスから帰宅した母を車椅子に乗せて
血圧の薬をもらいに、病院へ出かけた
すぐそばの小さな公園の脇を通りすぎようとしたとき
水場にいた一人の男子高校生が、すみませ~んと声を掛けてきた
見ると、水場に大きな白のラブラドールがいて、
かなり暑そうにハアハアしていたので、
彼が水を出して冷やしてやっていたところらしい
聞くところによると、その犬は
昨日あたりから、このあたりをうろうろしていたとのこと
ラブラドールにしては、かなり太め(ダイエットが必要と思われる)
さぞかし可愛がられていたのだろう
数か所、ダニがくっついていたから、どこからきたんだろう?
どこの犬なのか、心当たりありませんか?
彼は、心配そうだ
ちゃんと首輪もしていて、ネームプレートもあったが、
できれば連絡先も書いておいて欲しいぞ
こちらも車椅子を押して出かける矢先のことで、困ってしまったが
そういえば、ご近所で、数年前に黒ラブを亡くしたお宅があったのを思い出した
また飼いたいが、まだ決心がつかないとも言っておられた
その家なら、犬の付き合いもあるだろうし、どこの犬かわかるかもしれない
とりあえず、彼に、そのお宅を教え、病院に向かったが
それからずっと、気になって気になって気になって気になって…
彼も、犬好きで、放っておけなかったんだろうと思う
飼い主さんが見つけてくれるまで、預かり先がなかったら、
いっそ我が家で!? なんて考えてしまった
でも、よく、「迷い犬、預かってます」なんて地方紙に出ているけど
そういう人は、いざとなったら、自分で一生面倒を看る! 覚悟があるんだろうな
フェレットの何十倍もある大型犬なんて、
我が家だったら、どこでどうやって飼うんだ? 飼えるんか?
そういや、以前、ちび達を連れて獣医さんに行ったとき
自分の倍くらいある真っ白なピレニーズを連れてきた70代くらいの女性がいたっけ
あの人、どうやってしつけをしたんだろ?
なんて、取り留めのないことを考えながら戻ってきたけど、
さすがにその頃は見当たらなかった
明日にでも、あのお宅に訊いてみよう
実は、かあちゃん、でっかい犬を飼うのは、夢である
が、この夢、具体的には実現しそうにない
旅行で、家を空けることが多いということもあるが
実はクマさんが動物苦手ということもある
ただし、あちらから飛び込んできて
しょーがないなあ というあたふたした成り行きで飼うことになるのは
そりゃあ~た、運命だよね しかたないかもよね???????
いや、それじゃ済まないと思うけど