小津安二郎監督の「東京物語」を
アマゾンにて380円のDVDを購入しました
10歳位の頃
小学校の夜のグランドで上映されたのを観ました
素直に感動して
「親を大事にしないといけない」と思った事を覚えています
50数年経った今回あえて観直したのも
単純にその時の感動に浸りたかった訳です
しかしながら観終ったアトは
事前の予想とは大分違っていて
「う~ん」と考えてしました
映画作品としては
なかなか塩加減の難しい描き方を
小津監督は巧みに処理していたように思います
映画の内容に関しては
それほど親孝行でもない息子や娘の立場も
日々追われる現実の生活を経験してきて
歳を重ねた今となっては
それはそれで良く理解出来てしまっている私がいました
ラストの10数分に
監督の言わんとする思い
この映画の救いが見えたように思いました
なるほど・・・「名作」でした