現在はノンリニア(直線的でない)編集が当たり前の時代になりました
一番始めのタイトルを最後に入れたり
作品が仕上がってから途中の映像を削除したり逆に追加したりとか
何度も、どの部分も、いつでも変更が可能になりました
自由勝手気ままに編集する事が出来る
まさに夢の時代に入ってきている感があります
ひるがえって、
僅か10年ほど前のリニア(直線的)編集の時はどうだったでしょう
私は
ビデオサロン誌が推奨した2台のデッキの組み合わせで相性(ダビングによる画質劣化の少なさ)が一番良いと書かれてあった
シャープのVC-BS600とビクターのデッキでやっておりました
一台が映像を送っては一台が録画していく
どうしても「タイトル」や「オーバーップ」とか「ワイプ」とかの特殊効果を挟みたい場合は
「タイトラー」や「エフェクター」をデッキ間に入れて手動でやったものです
一度7つ位の手順を
「Aデッキ」から「Bデッキ」へエフェクター操作も含めて行った事がありました
何度も失敗したアト
やっとタイミングもいい感じで仕上がった、と思って映像を再生してみますと
エフェクターに切り替える箇所で
”パッ”と
電気ノイズが入っていました
7つ程の手順は何度も何度もやり直しましたので覚え込んでしまいましたので
数知れぬ回数チャレンジし続けました
結局
切り替えの時に起こる電気ノイズは一度も解消されず
休日の午前中が徒労に終わりました
それから時を経て数年前に
そのHi8のオリジナルの映像を
DV-7DLSEに取り込み
簡単に思い通りに仕上げました
撮影したフィルムやオリジナルテープは
ほぼ全て残してありますので
フィルムを除く
多くのテープをDV-7で編集し直しました
よって
S-VHSに残していたリニア編集当時の作品は
もう手元にありません
飛躍的に又画期的に編集作業が変って
楽に自由になりましたが
世間一般的には「撮って見て楽しむ」のが
まだまだ大半だと思います
少しでも気軽に撮った映像を仕上げてゆく
編集の楽しみを
知ってもらおうとDV-7Gにおいて
「スタイルサンプル」モードがあるのかも知れません
正確には解りませんがそう推測いたします