中学生の頃は
盛んに模型を作っていました
近所の模型屋さんや、
模型も置いてある文房具屋さんなどにも
よく見に行きました
丁度
日本にプラモデルが
アメリカから入ってきた頃でして
それまでの木製のモノに比べて
比較にならない程精密感があり
現在に続く
エポックメーキングな
出来事の始まりでした
通っていた
中学校の南の方に
文房具屋さんがあり
当時としてはまだ珍しい
アメリカ製の戦車のプラモデルが
売られていました
心ときめく戦車の模型に
店のおばさんに
「これ必ず買いに来るので
残しておいてください」と頼みました
そして次の小遣いを貰って
すぐに買いに行きまして
今もその時のうれしさを覚えています
残しておいてくれたおばさん、
いつも小遣いをくれた兄貴
あれから
もう五十年も過ぎ去ってしまって
おばさんも、わたしの兄貴も
もう
居なくなってしまいました
最近
久しぶりに
その時の文房具屋さんの前を
通りましたが
身内の方でしょう
あの頃は
娘さんだったであろう
おばさんがおりました
世の中にある
お店ひとつひとつにも
いろいろな思い出やエピソードが
たくさん隠されているのだろうと
寒さも
そろそろ終わりそうなこの時期に
思った次第であります
バ~イ