ボクシング界のみならず
スポーツ界を代表する人物
モハメド・アリさんが
亡くなられました
彼を称える時
「三度のカリスマ」
と呼ぶのがふさわしいでしょう
一度目のカリスマは
1964年
当時の
怪物世界チャンピオン
ソニー・リストンを相手に
絶対不利の予想のなか
一方的な試合展開で破り
世界の王座に就いたこと
二度目は
ベトナム戦争反対を唱えたため
無敗のまま王座を剥奪されました
ベトナム戦争後
アメリカ国家が
アリに謝罪
アリは
ボクシング界に復帰して戦い
名勝負を繰り広げます
三度目は
アフリカはザイール
キンシャサで
「象をも倒す」
と言われた
KOパンチャー
フォアマンに挑戦
アリの力は
全盛期から比べて
大きく衰えており
フォアマンに勝つのは
絶対無理だと
思われていた試合を
一瞬のパンチからの
”衝撃のKO勝ち”
モハメド・アリは
ヘビー級に
軽いフットワークを持ち込み
ボクシング界に革命をおこし
社会的にも
カリスマを勝ち取っていた面において
真の
偉大なるスポーツ選手でありました
「ホラ吹きクレイ」と
言われていましたが
人種差別が激しかった60年代
「黒人が世にアピールするには
そのようなパフォーマンスが必要なんだ」
と、インタビューに答えていた
静かなる男でありました
ご冥福をお祈りいたします