先日
民放のBSの番組で
動物に芸を教えている人が
3年間離れていたオランウータンとの
再会の模様が放送されていて
心に残っています
その
オランウータンの子供に
芸を教える時に
調教する彼自身が 教えられて
それを今も
若い調教師たちに
教えているコトがありました
それは
無理に
嫌がる芸はさせないで
自然にやった動作で面白いのを
ほめてあげて
芸にしてゆくコトでした
以後
その考え方を基本としています
子供のオランウータンとの芸で
人気を博しましたが
貴重な動物ですので
その繁殖もあり、離れて3年経ちました
覚えてくれているかと
会いに動物園に行きました
始め
檻の前に立って見ていましたが
もう彼のことを忘れたような風でした
そこで彼は
共に
お客さんの前で
芸をしていた頃の口調で しゃべりだすと
オランウータンは
なつかしく 思い出したのでしょう
檻の隙間から
手をいっぱい伸ばしてきました
彼も伸ばしましたが
少し届きませんでした
しかし
気持ちは通じたようでした
彼の芸の時の
調子のよい口調に合わせて
「長い目」とか「たらこ口」
などの当時の芸を
披露してくれていました
ひと時の再会の様子でしたが
大変暖かい気持ちになる映像でした