

夏の代表的な花カンナ。
昔は公園など至るところで
見かけました。
最近とんと見かけなくなりました。
散歩道の公園で
細々と咲いていますので
今日はカンナの花を
のぞかせてもらいます。

花を横から眺めますと
根元に小さな萼が見えます。
とすると5枚ある黄色の花弁と
小さな萼の間にある
3枚のロケットみたいな形のものは・・・?

花の中を見ると
真ん中に細長いヘラ状のものがあります。
これは間違いなく雌しべ。



すぐ横に花粉を出している
葯がありました。
でも一番内側5枚目の花弁に
くっついています。
5枚目の花弁が雄しべなのです。
そしたら残り4枚は何?
謎がますます深まります。
図鑑でカンナの花のつくりを
調べました。
カンナについては
記載されていませんでしたが
花カンナの原種ダンドクについて
記述がありました。
「小さな目立たない3枚の萼
目立たない花弁が3枚。
花弁状に変化した雄しべのうち
内側の1枚に葯があり花粉を出す。
つぼみの間
葯は花柱にピッタリくっついており
開花時
花柱にベッタリと花粉がつくこと有。(要約)」

謎が解けました!!
5枚ある花弁は
雄しべが変化したものだったのです。
外側の4枚は葯が退化していたのです。
まったく目立たないロケット形のものが
本物の花弁だなんて
植物は不思議です。

子どもの頃は何処にでもあったようですが、よくよく見ればこんな仕組みだったとは・・・。
赤に黄色、情熱的ですね。
カンナと同様にエニシダの黄色も最近見かけなくなった気がするのは私だけでしょうか?
花の秘密、たくさんありますネ。
花弁が花弁ではなかった…解明しましたね。
花を見る目が変わります。
沢山あるんでしょうね・・・
カンナ・・比較的大きなバナナの子分の
ような感じの植物でしたよね・・
そもそも そのカンナをまず探さねば
いつも勉強になります。進化する
こともあれば、退化することもあり
不思議な世界ですね。
我が家にはミニ丈の蛾鉢植えで生きていますが、咲いてくれるかな?です。
グラジオラスとカンナの咲いている情景が浮かびます。
カンナの花を摘んで蜜を吸いませんでしたか?
いやしんぼの私だけでしょうか。
散歩途中の畑にカンナがいっぱい咲いている場所があります。観に行ってみます。
今回の自然の不思議を解き明かす対象は、カンナの花ですね。
園芸種の好みは時代とともに結構、変わります。昭和30年代は、アサガオやホウセンカなどが鉢植えに多かったように思います。
最近は、園芸店に行くと、色鮮やかな派手な花が多くなった気がします。インパチェイスなどは以前はなかったです。
さて、カンナは確かに公園によく植えられていた気がします。当方の近くの河川敷き沿いの公園では、まだ毎年、たくさん咲いています。しかし昔、植えたものがそのまま続いているような雰囲気ですね。
今回のご解説のカンナは「5枚ある花弁は、雄しべが変化したもの」とは知りませんでした。また知識が増えました。
近くでもよく見かけたのですが、花後の始末が大変なようにも思えるのですが、どうなんでしょうかねぇ。
それはそれとして、カンナの花の中、こんな風になっているのですね。
fukurou0731さんの写真には、いつも新しい発見があり参考になります。
感謝とともに脱帽です。
花は楽しむだけでしたが、こうして調べてみると不思議いっぱい、知恵いっぱいなんですね。
ほんとです。エニシダって、垂れの枝に黄色い花が一杯ついて、結構目立っていましたね。そう言われると見ませんね。やはり、花にも流行りすたりが激しいのですね。
最近探さないと見つからないんですよ。公園にカンナを見つけて、写真を撮るため、カンナ、カンナと探しましたが、ひとつも見付かりませんでした。
それだけ少なくなったということですね。