我が家から100メートルぐらい先のスーパーへ行く途中、
道路に面した古くからの大きな農家がリフォームした長くて
綺麗なコンクリートの塀がある。
その前の歩道に以前から頻繁に始末をしない犬の糞が見られた。
その糞は本当に小さい小型犬のものであろうと以前から
思っていたが、先月そこで糞をさせている小さな犬の飼い主が
糞の始末をしないで立ち去ろうとする状況に出くわしたので私は
それとなく静かに注意をしたのだが、その犬の飼い主(30代位)は
犬を抱き上げてそのまま行き過ぎようとしたので、私はもう一度
処理を促したところ『あんたには関係ないだろう・・』という
言葉が返ってきた。
私はみたび注意をする際に『犬を飼う資格がない・・』と話すと
再び『あんたには関係ないだろう・・』という返事・・・
私は『糞を片付ける気がないのなら私がこのまま同行し、自宅を
確認した後ドア前まで届けてやる・・』と言うと、処理する物も
袋も持っていないとうそぶく態度・・私は年甲斐もなく(?)
少し言葉を荒らげて『手で掴んで持ち帰れ・・』と言ったのだ。
私の顔を上目遣いに見た彼は口ひげを生やしたスキンヘッドの怪しい
人間とは関わり合いになりたくないと思ったのか彼は脱兎のごとく
駆け出し逃げていった。
スーパーでの買い物を両手に持った私は追いかけることが出来ず、
相手の家は未確認のままで後味の悪さだけが残った。
その後、彼は犬を散歩させるコースを変えたのかその道路に犬の糞は
見られなくなったが、もしかするとその大きな旧農家の人が
片付けているのかもしれない。
最近、その塀の下の芝生のところに犬の糞尿禁止を訴える鉄製の
小さな置物のような物が芝生の2ヶ所、地中に刺してあり道行く人の
目を止めている。
芸術性はないと思うが、オブジェともモニュメントともいえる
小さな犬が屈んでいる姿に私は様々なことを思いだしスマホを翳したのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/75/b25d7b50f4f35b28b4b4bce76a8863ee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/12/1361e0654a3c5c2fcec7a1356c357f54.jpg)
本来ならばたびたびの迷惑に対し、糞尿禁止を強く表す看板や勧告、
警告などを表したものを置きたいところだと思うのだが、その家の
主人はおそらく穏やかに呼びかけるように犬の体に「NO」と書かれた
文字で静かに優しく訴えているのだと思うと、正に年甲斐もなく、
血気盛んに諫めようとした私は少し反省しなければならないのかもしれない。
【気持ちが明るくなる曲たち】 ポジティブになる、心が晴れる、楽しくなる…軽く爽やかなBGM集《リメイク版》