歌人で精神科医の斎藤茂吉の長男として生まれた精神科医であり
医学博士で随筆家でもある斉藤茂太さんの言葉につぎのようなものがある。
年を重ねるにつれ、失われていくものがある。
それはたわいもない笑いである。
特に笑いは明るく楽しい生活に欠かせない。
いつもしかめ面をしていては、頭の老化が進んでしまうし、
うつにもなりがちだ。脳細胞に元気を吹き込み、脳血管の血行を
良くするには笑い、つまりユーモアが必要である。
さらに次のような言葉も・・・
アメリカの学者が「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」
という理論を立てているがこれに当てはめて言えば「楽しいから
笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」となる。
そして・・・
笑い声の響く風景には、一種の華がある。
人が寛ぎ、楽しむ雰囲気がある。
「笑う門には福きたる」という諺があるが確かに「笑い」「ユーモア」
「ジョーク」は楽しい生活を呼び寄せる力がある。
まさにそのとおりだと思う。
現代社会は毎日生活をしていくうえで多くの人たちがたくさんの
神経を使うとともに無意識であっても緊張もしているかもしれない。
その日々の生活がストレスと言われるものを生むようだ。
多少の緊張やストレスは必要だと言われるがそれが度を超すと
心身に良くない影響を与えるらしい。
私は日頃から「自分にはストレスなどないし、そう感じたことも
ない・・」などと豪語しているが、自分でも気づかないストレスの
ようなものがあるのかもしれない。
(いや、どう考えても私にはストレスはないと相変わらずの能天気ぶり)
誰しも緊張しても、それを意識的に自分で緩めたり出来ればいいのだが
歳をとるとなかなか自分ではコントロールできないとも言われている。
適度に緊張したりそれを緩和したりという生活は年齢を重ねるにつれて
必要だとも言われている。
歳をとり刺激の少ない単調な生活リズムは老化を進めることに
なるそうなので、時には緊張の元となる何かの刺激を得ることと
その緊張をほぐすための余裕や(ゆとり)のようなものが必要とされ、
そのゆとりを運んでくれるのは「笑い」であり「ユーモア」であるらしい。
私自身今は(4年前から)完全に仕事から離れ、単調な生活と
なっているが、ブログを始めたことで多くの友達や仲間もでき、
自分の気持を表現できることでその緊張と緩和のリズムのバランスが
上手くとれているのではないかと思う。
色んなタイプのブログ友から様々な刺激を受け、自分でもやってみる
ことで単調な生活とは言えないような日々を送ることができている
ことに感謝したい。
最近はユーモアや笑いに富んだブログ友との交流も増え、
益々「元気炸裂!」ぶりを披露することも多く、ブログ友たちから
様々な刺激と共に多くの感動をいただいている。
幅広い交流ができることで自分なりに忙しく、楽しい日々を送れる
ことにも感謝したい。
若いころに比べると趣味と言われるものもだんだん減っているが
それでも毎日何かで創意工夫や改善を心掛け、週に3回のハードな
筋力トレーニングをすることで気力も充実していると自負やできるし
満足できることも嬉しい。
近年は高齢者に限らず若い世代にもストレスや心の老化が
みられるケースも増えているという。
夢や希望も含み、やりたいことややるべきことへの思いが混在し、
今は何をやればいいのかさえも曖昧で虚ろになるというケースも・・・
高齢者にもいろいろな悩みや実生活での苦労なども多いようで
家族や友人知人との距離も拡がり孤独な毎日を悶々と送る高齢者、
老々介護、病気を抱えて懸命に生きる日々、体は健康でも心に様々な
悩みを持って生活する毎日 etc・・・
百人百様の生活で自分らしさを取り戻したい、見つけたいと考える
人びと・・・孤独は知らず知らず自分自身を小さく閉じ込めて
しまうような気がする。
やはり一歩踏み出す勇気が状況を変えるのではないかと思う。
・・などと生意気なことを言うようだが、高齢者は過去の仕事や
生活で他の人たちが敵わないような何かをそれぞれが持っているのだと思う。
そして何かがきっかけで、それが呼び起こされることが十分考えられる。
趣味や健康についても無料や低料金で参加できる公の施設もある。
年齢相応のスポーツに取り組むのもいいし、図書館へ行き、好きな本を
読んだり、新聞雑誌などを読むのもいいだろう。
静かな館内では喋らなくてもお互いに知り合うきっかけにもなるし、
この時季は涼もとれる。
過去の経験を活かし、町内会で何か役立つことを考えることも・・・
特に少年少女たちに押しつけがましくない方法で何かを教えるなど・・・
直接、或いは間接的にでも他者と触れ合うことによって寂しさや孤独から
解放されることも多いと思う。
私自身、現在は孤独感や閉塞感などは全くないが、こんな私も日々
増えているブログ友たちから多くの刺激、影響を受け、知識だけではなく、
人としての楽しさや喜びをいただいている。
かなり傲慢かもしれないが「私にもできる・・」ではなく、
「私ならできる・・」そして「私だからできる・・」と自信過剰気味に
考えてもいいのではないだろうか?・・・
私自身も年齢と反比例するような生活で目標の125歳を目指したい。
今日の千恵子選手の『絵手紙コーナー』
(青の太文字はfumiel-shimaの一言)
赤や黄色は『元気色』
昨日も各地は大荒れだったようだ
災害も最小限に‥と願う 雲の間から太陽も・・・
この機を逃がすなとばかり・・ えっ?時差ぼけ?
80歳と51歳の談笑 食べながらブログ友の庭の
たわわなプラムを想像
近所の広い空き地に 暑さが少し和らいだひと時に
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