逍遥自在

日々のあれやこれやを気ままに発信します。

緊張した顔?

2009-06-15 13:29:34 | 旅と私
初めてヨーロッパ旅行へ行った時同行の友人から
「furanはいつもボーっとしているからスリに遭ったり怪我をしたりするよ。もっと気合いを入れなきゃダメだよ!」
と厳しくお叱りを受けた。

確かに気温40度でボーっとしていた。
が、そこまで言われるとはよっぽどだったんだろう。
それ以来、旅行中は気を抜くことが出来ず常にアンテナをグルグル回しているのでとても疲れやすい。

緊張が顔に出ているからか何なのか分からないが国内外を問わず出かけると実に大勢の人から声を掛けられる。
そのほとんどが地元の道案内を聞かれるので困ってしまう。
「ねえ、お姉さん。お通夜で○○会館へ行きたいんだけどここからどう行けば良いの?」
「この電車は札幌まで乗換え無しで行けますか?」
など私のことを全く旅行者と思っていない質問が多い。
日に4~5回も聞かれるので友人はまるで動く観光案内所などと茶化して言う。

さらに驚きなのが海外旅行だ。
台湾では地元の大学生から
「台北市内の観光地についてレポートを作るためアンケートを取っているがあなたはこの紀念堂についてどう思うか択一で良いので答えてほしい。」
とアンケート用紙を渡された。
もちろん中国語で何一つ分からなかったが英語で日本人である事、旅行中である事を伝えると
「え~~~~~~~、日本人なの? 分からなかった、ごめんなさい。」
こっちがビックリだっちゅうの

ソウルでは地下鉄のホームでおばちゃん(まあ、私とどっこいかな!?)に
「あ~でもない、こ~でもない。」
と韓国語で20秒ほど相談を持ちかけられたが
「(自分を指差して)イルボン」
と言うとお礼も無く立ち去って行った。

など数え上げたらキリが無い。
やはり観光地では顔だけでもぼーっとしている方が良いのかもしれない。



ボーっとした顔のアリタリアの飛行機。


旅行へ行きたいなあ 

初めての旅行。

2009-06-03 21:03:26 | 旅と私
私の旅行は個人旅行がほとんど。
なぜそうなのかと言うとそれはこの旅行から始まります。


自分で計画を立てて旅行へ初めて出かけたのは16歳高校一年生の春休みだった。
お正月に貰ったお年玉を一切使わず旅行資金に充てた。

同じクラスで同じ部活のRちゃんと信州4泊5日の旅に出たのだ。
コースは(思い出せる範囲で)
1日目 上野から信越線の特急で小諸へ行き小海線に乗換え女神湖近くのユースホステルに宿泊。
2日目 小海線から中央本線に乗り継いで木曽へ。寝覚ノ床、妻籠を見学し妻籠の民宿に泊まる。
3日目 中央本線で松本へ出て北アルプスに向かってひたすら歩き青木湖近くのユースホステルに宿泊。
4日目 また中央本線で小淵沢経由清里へ。清泉寮とその周りを歩き回り清里のユースホステルに宿泊。
5日目 どっぷり疲れて中央本線で立川へ戻り解散。

何故こんな面倒くさくて効率の悪い旅行計画だったのか思い返してみるとどうやら一円でも無駄なお金を使わないと言う高校生らしさがあったようだ。
先ず国鉄(今の「JR」ね)の信州ワイド周遊券を使うと長野県内の国鉄、国鉄バス、小海線が乗り降り自由で特に国鉄は特急自由席もこの周遊券で乗れたのだ。
なのでたっぷり持っている時間を使ってあっちこっち回っていたのだと思う。

この旅行は三月の終りだったがとにかく寒くて寒くて。
旅行の目的が「山を見る」だったので八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、中央アルプスと眺めたが凍った田んぼの中やスキー場のリフト乗り場の前で吹きさらしに遭いながらりんごやヨーグルトを歯をがちがち言わせ山を見ながら食べたことは忘れられない。
宿泊に多く使ったユースホステルの夜のミーティングも(今の自分ではゾッとして参加出来ない・・・。)貴重な体験になった。
何と言っても16歳の小娘を5日間も旅行に出してくれた両親に感謝したい。

時刻表の見方や宿の手配を覚え旅行は自分で調べて作るものだと納得したのはこの旅行のお陰だ。




♪行ってみたいなよその国♪

2009-05-31 23:32:25 | 旅と私
♪海は広いな大きいな月が昇るし陽が沈む 
 海にお船を浮かばせて行ってみたいなよその国♪


海外旅行が夢のまた夢だった小学校低学年時代、風呂に浸かるとこの歌を良く歌った。
「よその国ってどんなんだろう。ユネスコ村みたいな家が並んでるのかな?」想像するだけでワクワクした。(注:ユネスコ村は所沢市にあった遊園地。世界各国の家が展示されてました。)

想いは強くなり大人になったら外国へ行ける仕事に就くと子供ながらに心に決めた。
ちょうどその頃に大阪で万国博覧会が開かれ本物の外人さんを目の当たりにし「わたし、絶対、コンパニオンさんになる」と思ったものです。(コンパニオンは各パビリオンの案内をする人ね。お酒注ぐ人じゃありません。 )
この時、英単語を一つも知らないのに道行く外人さんにサインをねだって上機嫌な私。
今考えると変な子供だ・・・

それから、毎晩「世界地図」で国の名前・位置・首都名・大都市名を覚えるのが日課になった。
よその国へ飛び出すことを夢見て地球儀をくるくる回していたのもこの頃。
イメージばかりどんどん膨らみ頭の中が外国で埋まりそうだった。


でもこの曲ってなんて言うんだろうか?
私の未来を方向付けたのにタイトルが分からない・・・、困ったものだ。