逍遥自在

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初めての旅行。

2009-06-03 21:03:26 | 旅と私
私の旅行は個人旅行がほとんど。
なぜそうなのかと言うとそれはこの旅行から始まります。


自分で計画を立てて旅行へ初めて出かけたのは16歳高校一年生の春休みだった。
お正月に貰ったお年玉を一切使わず旅行資金に充てた。

同じクラスで同じ部活のRちゃんと信州4泊5日の旅に出たのだ。
コースは(思い出せる範囲で)
1日目 上野から信越線の特急で小諸へ行き小海線に乗換え女神湖近くのユースホステルに宿泊。
2日目 小海線から中央本線に乗り継いで木曽へ。寝覚ノ床、妻籠を見学し妻籠の民宿に泊まる。
3日目 中央本線で松本へ出て北アルプスに向かってひたすら歩き青木湖近くのユースホステルに宿泊。
4日目 また中央本線で小淵沢経由清里へ。清泉寮とその周りを歩き回り清里のユースホステルに宿泊。
5日目 どっぷり疲れて中央本線で立川へ戻り解散。

何故こんな面倒くさくて効率の悪い旅行計画だったのか思い返してみるとどうやら一円でも無駄なお金を使わないと言う高校生らしさがあったようだ。
先ず国鉄(今の「JR」ね)の信州ワイド周遊券を使うと長野県内の国鉄、国鉄バス、小海線が乗り降り自由で特に国鉄は特急自由席もこの周遊券で乗れたのだ。
なのでたっぷり持っている時間を使ってあっちこっち回っていたのだと思う。

この旅行は三月の終りだったがとにかく寒くて寒くて。
旅行の目的が「山を見る」だったので八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、中央アルプスと眺めたが凍った田んぼの中やスキー場のリフト乗り場の前で吹きさらしに遭いながらりんごやヨーグルトを歯をがちがち言わせ山を見ながら食べたことは忘れられない。
宿泊に多く使ったユースホステルの夜のミーティングも(今の自分ではゾッとして参加出来ない・・・。)貴重な体験になった。
何と言っても16歳の小娘を5日間も旅行に出してくれた両親に感謝したい。

時刻表の見方や宿の手配を覚え旅行は自分で調べて作るものだと納得したのはこの旅行のお陰だ。