たわいもない話

かくすればかくなるものと知りながらやむにやまれぬ大和魂

鯉 恋 コイ の 散 歩 道

2021年11月21日 17時10分56秒 | 朝の散歩
世界の中には、戦争や内戦で命の危機にさらされ、難民として国を追われる人々も産まれている。
私はポケットから、ビニル袋に入れて餌を左手でつかみ、高さ4mくらいの土手の上から、鯉に向けて力いっぱい投げ込んだ。
餌が霰のように水面に波紋を描くと、鯉は一斉に深みにと逃げ込んでしまった。
やっぱり、想像していた通り餌を食べてはくれない。
そう簡単に餌づけができるはずがない、これからは、鯉と私との根比べの始まりだと肝に銘じた。
鯉への餌やり、こんな些細なことで満足し、優雅に泳ぐ恋を眺めながら、平和の大切さを改めて実感した。
幸せとは、自分にできる、こんな小さな行動の積み重ね、思いやりの中にあるのかも?
コロナ禍などで混迷する国内の政争が一日も早く治まり、殺伐とした人々の心に、貧しくとも、公平で平穏な日が戻ることを願いたい。
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鯉 恋 コイ の 散 歩 道

2021年11月20日 16時58分01秒 | 朝の散歩
いつもと同じ、何の変哲もない散歩コースを歩いていても、その日の気分、心の持ち方によって、一日として同じ景色を見ることはないだろう。
人生、異なもの粋なもの。
時として思いもよらない事象、事態に遭遇することもある。
「ここにいる鯉を餌づけできるかな?」
「難しいと思うよ」
「明日から餌づけしてみるから、ここに鯉がいるなんて、絶対人に言ったらいけんよ!」
「誰かが、ここで鯉釣りをしたら、二度とここには寄らなくなってしまうからな‼」
「わかってますよ」
次の日、10時30分に車の一年点検を終え、その足で整形外科での2か月ぶりの診察を受けて飲み薬を処方していただいた。
帰り道の途中、コメリによって4㌔入りの鯉の餌を購入した。
家に着くと、さっそく餌の袋の封を切り、餌をビニル袋に小分けした。
小分けしたビニル袋をポケットに押しこむと、弾む心で単車にまたぐった。
胸をときめかせながら、○○川の溜りに向かって単車を走らせた。
川面には小春日和の、午後の柔らかい日差しが降り注ぎ、十数匹の黒鯉が楽しそうに浮かんでいる

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鯉 恋 コイ の 散 歩 道

2021年11月19日 15時38分01秒 | 朝の散歩

11月初旬いつものように早朝の散歩に出かけた。
公園を抜けて県道から農道に入ると、左手にアシの茂った川幅15mくらいの2級河川がある。
朝のさわやかな空気を、胸いっぱい吸いながら、何気なく川面に目をやった。
川の流れが少し緩くなった溜りに、70~80cmくらいの黒い物体が見えた。
凝視すると、数匹のコイが泳いでいる。
こんなところで鯉を見たのは初めてである。
大雨でどこかの家の池から逃げ出したのかも?
次の日も、同じコースを通って、川の溜りを確かめた。
前日より、鯉の数が増えていた。
その後も、数日にわたって監視を続けた。
日に日に数が増える。
「○○川の溜りに、大きな鯉がたくさんはもいでいるよ!」
妻に知らせた。
街で買い物を終えた帰り道。
「鯉がはもっている○○川の溜りに行ってみようか?」
「お父さん、こんな狭い道とおれるの」
「軽トラックも通っているから、大丈夫!」
「ここだよ!」
溜りに目をやると、40~80㎝くらいの鯉が10数匹泳いでいた。
「こんなところに、こんなに多く鯉が泳いでいるなんてビックリだわ❣」

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