おはようございます、お地蔵さん。
今日は、ほんとにさむいは、何とかならんだ―か?
お前、そげなことわしに言ったって、どげしょやもないがなー
春になったら、ぬくんなーけん、もーちょっと辛抱せやれ!
まぁー お地蔵さんも、どげしょやもないだらーけん、しかたがないわなぁー
まぁー それはそれとして、お地蔵さん。
去年の年末ジャンボ、また九百円だったぜ! もう、そろそろ当ててごしなっても、ええと思うけどなー
お前、そげに欲だすもんだないけん。
今日も元気で、こげして散歩さしてやっちょうがな。
ちったぁー 感謝せんと罰があたあぞ。
そげいわれーと、返す言葉もないわ。
ぼくの村に、同級生が八人おっただーもん、もお、三人も死んでしまったけんなー
そげだらぁー 欲だすもんだない。
元気なのが一番だけん。
そやー そげだーもん、一回ぐらいは夢みしてごしないやい。
まぁー 気が向いたら、いつぞあてちゃーがな。
お地蔵さん、あてにせずに待っちょうけん。
ほんなら、少ないだーもん、賽銭箱に十円入れちょくけん、頼むは。
いつんなーだか分からんだーもん、あてにせずに待つちょれやい。
それと、賽銭を毎日入れーのだけは忘れんなよ!