誰も知らない南の島

いつか南の島にいきたい

砂の器     その2

2005年07月07日 | Weblog
日本人の原風景は、こんなにも美しいものだった。
たしかに天に届く棚田は、教えられなくとも美しい。
美しい風景は、しかし、楽な暮らしと徹底的に矛盾する。
誰も棚田を耕作しようとは考えない。
映画 砂の器 は、そんなことを忘れさせてくれる。
ひたすらに美しい日本の風景の感傷を旅すればよい。
だれが風景を殺したの。私が。
そう言い切れる男たちがかって、この国に生きていた。