誰も知らない南の島

いつか南の島にいきたい

生活保護を受けたいというのは、我々がやっている努力と矛盾するところがある

2009年11月21日 | ふたりの真希
「生活保護が楽というのは甘え」 雇用協議で都知事発言(朝日新聞) - goo ニュース

生活保護VSワーキングプア (PHP新書)
大山 典宏
PHP研究所

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出版社/著者からの内容紹介
「おにぎり食べたい」----日記にそう書き残して孤独死した男性は、数ヶ月前まで「生活保護」を利用していた。北九州市で続発する餓死事件。役所が繰り広げられる水際作戦。一方で、「怠け者が生活保護を食い物にしている」という報道も後を絶たない。明らかにされるワーキングプアとの根深い関係----。「生活保護年収400万円相当(4人世帯)>ワーキングプア」という衝撃の事実からあぶり出される真実とは?生活保護の専門家として3500件以上の相談に応じてきた著者が、生活保護の現場から格差是正の処方箋を示す。

プチ生活保護のススメ 改訂第3版―申請書付
大田 のりこ,河西 保夫
クラブハウス

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内容紹介
初めての申請書付 「プチ生活保護のススメ 改訂第三版」登場。

●短期間・不足分のみのプチ活用推奨!
●「国民年金の2倍支給?」 「窓口での足切りは違法」 生活保護のイメージ変化で、議論を呼んだあの国民的マニュアルが4年ぶりに改訂!

・ワーキングプア700万人必読!
・国民の知らない生活保護の権利を一挙公開!(前年比6万人増、ついに160万人突破)
・09年「日比谷派遣村」では、困窮者の申請は100%受理。政府の運用基準がついに変化!

●「このままでは暮らしていけない」 全ての人についに申請書をもれなく本書の付録で提供!

・国民に申請のノウハウがなく、申請書すらもらえなかった時代は終わりました。

・「生活保護」の受給資格は、ただ「最大限の努力をし、持てる能力を全て活用し、それでも最低生活費以上の金額を得られず困窮している」ということだけ。(憲法25条)
人は誰でも、病気や障害、失業して収入が無くなったり、働いていても収入が少なくて生活に困る場合があります。そのような時に、国が生存権に基づく最低限度の生活を保障し、自分の力で生活していけるようになるまで援助する制度が、本書で紹介している最後にして最強のセーフティネット「生活保護」制度です。

●支給額のケーススタディ、その「プチ利用術」について、54項目の詳細解説。

困窮するあなたはいくら貰えるのか?

・生活保護世帯、実は年収レベル440万円?(3.5人世帯/東京都の例)

・受給額12万円は国民年金6.6万円の2倍?(70才単身世帯/東京都の例)

●「このままでは暮らしていけない」全ての人に!
・生活資金が無い・収入が低い無収入・失業、無職・病気・離婚・母子家庭・自己破産
・家賃滞納・税金、年金、健保の滞納・就職が無い・国民年金加入者・老後不安
・介護ができない・親を養えない・借金苦・親族、友人、知人の経済的ピンチ

今までほとんど知られていませんでしたが、国民年金暮しのお年寄りで、年金額が政府の定めた最低生活費に満たない場合なども、他に利用できる資産や貯金や、援助できる家族がいなければ、生活保護を受けて年金と最低生活費との差額を受給することもできるのです。

それなのに生活保護を利用している人が少なかったのは、今まで「生活保護」がアンタッチャブルな制度のように隠匿され、存在そのものに関心を持つ人が少なかった上に、申請するために必要な知識やノウハウがなく、相談に行っても、多くの人が申請書すらもらえなかったからなのです。

「もうだめだ」という時、セーフティネットの上に落ちるか、こぼれて地面に叩きつけられるか・・・。
福祉もお役所の仕事です。規定の要件を研究し、「受け止めてもらう」ための努力も必要とされる時代になっています。


デフレは終わらない

2009年11月21日 | ふたりの真希
デフレは終わらない―騙されないための裏読み経済学
上野 泰也
東洋経済新報社

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人口減少社会の経済
世界的な一次産品の急激な値上がりは、インフレ懸念をもたらしているが、日本では値上げが消費の減少をもたらしてしまい、需要減少からインフレになりにくい社会構造になりつつあるという著者の指摘は納得のいくものである。個人所得の単価が伸びず、労働人口も減少していく中で、個人消費の伸びは構造的に望めない。
出張などで地方に行くと、そこにはもう少子高齢化=人口減少社会の現実が既に広がっている。そもそも町に人がいないのであり、子供を見かけることが少なくなっている。こうした重苦しい現実にどのような処方箋が必要か、早急に手を打たなければならないが、そうした施策の提案に乏しいところが本書の残念なところである。
内容は平易な記載。
投稿日: 16か月前 投稿者: アルルの男

是清後には戦争が待っていた/喜一後に、平和は維持されている/世界デフレは三度来る

2009年11月21日 | ふたりの真希
世界デフレは三度来る 下 (講談社BIZ)
竹森 俊平
講談社

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経済学は道徳の問題ではない, 2009/3/27
By 沈思黙考 (冥王星) - レビューをすべて見る

金本位制の調整メカニズムが持つ、デフレ・バイアス・・・
「金本位制」が主要国経済を通貨面で緊密に結び付けており、ひとたびデフレが国際経済の中心地で起これば、
それを世界的な規模のものにする原因となった過去の二つのデフレ(ヴィクトリア朝デフレ、大恐慌)。

「失われた10年」・・・。
「バブルを見込んでしゃにむに投資に走った企業家に「退路」を与えることが、金融システムの安定のためにも、
「不良債権問題」の早期解決のためにも必要であったのに、政策当局は退路を与える代わりに、それを断ったのである」
「これまでの政策にどこにも間違いがなかったと言って責任を放棄する政府と日銀の態度が、問題の解決を遅らせているという、
1992年における宮尾の指摘(宮尾尊弘「週間東洋経済」(1992年12月12日号))は、いかに正しかったことであろうか」

「供給量を自由に変えられる不換紙幣による貨幣制度の下で、しかも主要国が変動相場制を採用し、
他国からの衝撃を通貨面で遮断できる状況」にあったにも関わらず、
「世界デフレの発生が現実の可能性として浮上した」21世紀初頭・・・
「東アジアの貯蓄超過(「貸し渋り」)」・・・
「東アジアの国々において貯蓄意欲だけが依然高いまま、投資意欲が減退したという状況」が、
世界不況を引き起こす・・・
「調整のための主たるイニシアティブを債権国から引き出す(ケインズ)」しかない。
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大部であることが全く苦にならない。, 2007/2/11
By 読めば読むほど "聴けば聴くほど" (愛知県) - レビューをすべて見る
とにかく面白い。下巻になり、白黒からカラーになったようなタッチの変化があり、重厚感は薄れたような気がしたが、橋本龍太郎や宮沢喜一の右往左往は、リアルタイムでは、まったく認識できなかっただけに、強い印象が残った。まるで、コメディである。
それにしても、上巻でみた、高橋是清の骨太の指導力と比較して、現代の政治家の線の細さは、何とかならないのだろうか。
ただ、回復に長い時間はかかったが、高橋是清後には、太平洋戦争が待っていたが、宮沢喜一後にその予兆ない。平和は、維持されている。それでよしと考えたい。
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歴史ロマンは現在につながった, 2006/10/14
By norie3 - レビューをすべて見る
上巻では、歴史物語としておもしろかった。下巻では、これが現在の経済活動につながってくる過程が示される。
グリーンスパンをカバーにした下巻は、宮沢、三重野の回想録から始まる。
二人は、失われた十年の中で、能力は認められながらも、反面教師としての役回りである。

日本は、ドッジライン、所得倍増論、為替変動相場制、列島改造論、狂乱物価、バブル崩壊、デフレ突入、と様々な経済変動を体験する。そこでの金融、政治に関わった人達の賞賛と批判が、当時の証言を基に、筆者の意見として曖昧さを排除して語れる。これは、痛快であるとともに、経済の舵取りには、専門性、慧眼、そして何より毅然とした実行力が必要とされることを思い知らされた。

対比として、米国における舵取りは、ニクソンショック、FOMCの独立性の確保、グリーンスパン役割発揮など、その機能発揮までの道のりが比較的的好意的な口調で記されていく。たぶんこれは、日本のバブル崩壊に対する取り組み方が、あまりに情けなく、筆者の忸怩たる思いを反映した結果であろう。

振り返れば、バブル崩壊の時には、確かに、有効な経済政策を模索すると言うよりは、その責任を地価高騰や、銀行、証券会社の責任とし、それを懲らしめれば、経済は良くなる的な単細胞的発想が横行していたのは確かである。このような、大衆受けする内容と、経済を適正にするというプロセスは峻別さるべきであり、かつ、その施策の意味を的確に説明していくことが、日銀を含めた財政担当者に求められることを筆者は切々と訴える。

本書は、経済史が、どのような道筋を通って、現在につながって来たのかを見事に描ききってくれた。上巻の序によれば、3度目の世界デフレは未遂に終わりそうであるとのことである。それは喜ばしいことであるが、政策機構が過去の教訓を真摯に受け止め、その決定プロセスを見直し、より効果的に機能していくことを期待する。
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ああ宮澤喜一, 2006/6/6
By 怪力乱神 (茨城県) - レビューをすべて見る
 上巻につづいて、持つのも読むのも大変なボリュームの本ですが、まったく飽きがこず、一気に読めます。まさに大河小説です。
 さて、大河小説たる本巻の主人公は表紙の写真の通り、グリーンスパンであるし、これは上巻の表紙の高橋是清とパラレルになっている趣向です。しかし、実は裏の主人公は宮澤喜一であることが読めばわかるようになっています。
 ずばり、宮澤喜一はバブルから「失われた10年」にいたるこの大事な局面でどうして、「昭和恐慌」における高橋是清になれなかったのか?あるいは、グリーンスパンとどこが違うのかが、下巻のテーマとなっていると思います。
 経済的センスにおいてはまったく遜色のない彼が(それが証拠にアジア経済危機に関してはIMFはだめだめで、彼の決断によって乗り切ったことが書かれています。)どうして、こんなことになってしまったのかが、彼個人に足りなかった資質=政治家としての能力(辛辣に批判されています。)と、それにもまして、海外の危機救済はOKなのに、国内の銀行救済は許さなかった日本というシステムの問題が指摘され、この本が深い問題を提起するものとなっています。

「政策的な協調による金融面の支援を期待する。出口戦略は少し早い」  菅直人副総理

2009年11月21日 | ふたりの真希
月例経済報告 3年5カ月ぶり 政府デフレ宣言 対策押し付け合い(産経新聞) - goo ニュース

世界デフレは三度来る 上 (講談社BIZ)
竹森 俊平
講談社

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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これは壮大な歴史物語だ, 2006/10/7
By norie3 - レビューをすべて見る
本編は、貨幣制度に焦点を当てた経済の書物であるとともに、壮大な歴史物語である。例えば、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいるように、登場人物の息づかいが聞こえてくる。著者の筆力には敬服する。
物語は、日本で言えば明治初頭の英国の経済情勢から始まる。そして、金本位制、銀本位制、その併用といった貨幣制度を明治の伊藤、福沢、渋沢、松方等がどのように考えていたかにつながっていく。また米国の状況も饒舌に語られていく。有名な「オズの魔法使い」の物語は、実は当時の米国の貨幣制度の政治的状況をもじった寓話であったことも、エピソードとしておもしろい。
高名なケインズが、第一次大戦の戦後処理に関して、戦敗国を含めた世界経済の建て直しに心を痛めるも、英米の思惑のため、その政策は採用されなかった。この誤った戦後処理が、世界をして、第二次大戦への一歩を踏み出させることになったくだりは、経済面からの一面的な見方ではあるが、心に迫るものを感じる。
本書は、高橋是清をブックカバーにし、二・二六事件での彼の非業の死を持って幕を閉じる。高橋らの恐慌に対する経済政策の是非を、当時の状況を踏まえながらも、現在の経済学の視点で評価し直す過程もおもしろい。FOMCのグリーンスパンやバーナンキなど今耳目を集める人達の金融政策論と比較して、語れるその内容たるや、筆者の面目躍如というところか。

さてこれから、今度はグリーンスパンをブックカバーにした下巻を読むとしよう。

「ペンギン列車」が21日、三重県鳥羽市と志摩市をつなぐ近鉄志摩線を走った

2009年11月21日 | ふたりの真希
駅長はペンギン車掌もペンギン 近鉄志摩線ヨチヨチ発車(朝日新聞) - goo ニュース

ペンギンガイドブック
藤原 幸一
阪急コミュニケーションズ

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ペンギン物語 [DVD]

レントラックジャパン

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ディークリップス ペンギン柄

ミドリ

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立体図鑑リアルフィギュアボックス ペンギン

カロラータ株式会社

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神戸市が長田区の公園に建設された「鉄人28号」に住民票を交付

2009年11月21日 | ふたりの真希
「鉄人28号」が神戸市民に 住民票交付へ(神戸新聞) - goo ニュース

鉄人28号 DVD-BOX (期間限定生産)

キングレコード

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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 横山御大が書こうと思って書けなかった、鉄人の終焉。, 2005/1/7
By たけす。 - レビューをすべて見る
戦争を知らない世代こそ、観るべきな作品だと思います。
私も知らない世代ですが、単に横山光輝ファンとして、そして今川監督ファンとして、興味をそそられて観て、良い意味で衝撃を受けました。
画質が極端に良い時と悪い時と、ムラがある事は否めませんが、全体的にかなりクオリティの高い作品だと思います。
全てを否定するつもりはありませんが、昨今の『いかにも』なCGアニメ全盛の中で、媚のない、ごまかさない、原作に沿った画は、それだけで一見の価値があると思います。

ラストに関しては、これは横山御大が書こうと思っていながらも、人気が出てしまったが故に書けなかった、『本当のラスト』です。公式ガイドブックにも書いてありましたが、この話は横山御大自らがファンクラブ会報でのインタビューで実際に仰っています。

全体的に評価はパッキリ分かれると思いますが、それでも私は敢えて、『これで良かった』と評価したいと思います。
御大が何を思ってこのラストを考えたのか。そして今川監督は何故このラストを採用したのか。そしてそれは是だったのか、非だったのか。
それは実際に観て、ご自身の目で、評価して下さい。

ピーターラビットの故郷、湖水地方が集中豪雨に見舞われ、大規模な洪水

2009年11月21日 | ふたりの真希
ピーターラビットの故郷、英湖水地方で洪水 2百人避難(朝日新聞) - goo ニュース

ピーターラビットの絵本 全24巻 贈り物セット
ビアトリクス・ポター
福音館書店

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ピーターラビットとなかまたち DVD-BOX

角川エンタテインメント

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天地人の子役の演技は素晴らしかった

2009年11月21日 | ふたりの真希
しかし、素晴らしかったのは子役だけではない。


3 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現代日本の進むべき道を示唆する大変すぐれた作品です!, 2009/11/14
By s88cs (東京都荒川区) - レビューをすべて見る
非常に批判が多いようですが、私は大変高く評価します。
まず史実との不一致の点ですが、そもそも歴史小説というものは、歴史上の人物の行動のある解釈をしたり、当該人物を借りて実は現代の世相批判や現代の困難な問題に光を当てるものであります。
この大河ドラマには、細部のストーリー展開にこだわるよりは、生き抜くに大変難しい戦国時代から近世へ時代が転換しようとしている中で、上杉家と景勝や兼続が自分の義を貫こうとしながらもどのような舵取りをしていくかに表現の焦点を絞っています。
実はそれは現代日本の私たちの進むべき道に光を当てるものではないでしょうか。
戦後日本も経済大国へ向かう過程で、五大老ならぬ国連五大常任理事国に加わる寸前まで行きました。
しかし秀吉ならぬ米国追随政策が挫折を始め、日本は世界に冠たる強国の一つになること(軍事大国であれ、経済大国であれ)を断念し、むしろ格差拡大社会において、いかにひとりの国民を守っていくかに、まさに「伊達政宗に言わせているように」小さいながらもそこに一つの「天下形成」の使命達成がある。
それはまさに直江兼続たちが、上杉転落という事態を経て、米沢という小藩を守り、そこに住む民を守り、民や他の家臣とともに生き抜くことに、己の全身全霊を賭けた課題とすることが暗示されています。
これはさらに、ケネディ・クリントンら民主党系大統領らが日本人で最も尊敬すると称する「上杉鷹山」の治世を頂点とすることへつながっていくことが示唆されています。
今回の大河ドラマは、通常のもののように大衆受けしないかもしれません。しかし背後にかなり鋭い知的歴史考察を感じさせます。それでいて、その視線は意外にとても温かいものです。
作品の評価は決して有名俳優の話題性に左右されるべきものではありません。
この作品の良さは(いくつかの欠点はあっても)後世において必ず評価されていくと確信いたします。

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