食品のカラクリシリーズ 大丈夫?食品添加物
ROUND2 食品の裏側・安部司氏から学ぶ食品添加物を減らす暮らし3
安易な食事や食品添加物を多く摂った分だけ将来ガタが来る日が近い
若い世代の食事の安易さに怖さを感じ警鐘を鳴らす
安部 司氏は、食品添加物の弊害だけでなく、「食育」にも力を入れています。世の中の両親が忙しいこともあって、食品添加物が多い調理済食品や加工食品に走る傾向が強くなっていることを懸念しています。若い世代にはそのような環境下で育ってきている人も多く、「食」への安易さを警告しています。
食品添加物を使わなければ日持ちもせず、調理に時間や手間が掛かり、価格も相当アップします。にも関わらず、安く・手間も少なく簡単に食べ物が食べられると思っていることに疑問を投げ掛けます。簡単に食べられることは、結果的に食品添加物の多量使用に繋がります。食育や食べ方で、『ひふみ』の人と『昭和ソース』(語呂合せ)を提唱しています。
ひ=非伝統的なもの、ふ=不自然なもの、み=未経験なもの~こうした食べ物は食べない考え方です。詳細は、次号以降で説明します。また安易な加工調理品(コンビニ食・加工食品など)は、製造過程で大事な栄養やミネラルを捨てなければ作れない仕組みになっています。若い方は今は元気でも、このような食事や食品添加物を多く摂った分だけ、将来ガタが来る日が近いと言えます。