食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

▽[政治情勢2]少数派シリーズ/分野別リンク表紙

2024年12月25日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp
少数派シリーズ 分野別リンク表紙  ■政治情勢2

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Sindm1a0002_000876 ■政治情勢2

■24年
風刺漫画|今年の漢字は「金」と思いきや、くるり反転させて「裏金」じゃ
風刺漫画|依然「岸波(キシバ)内閣」と言われるように石破首相の陰に岸田氏が見え隠れする
24年衆院選・自民公明党比例得票数大幅減・自民の絶対得票率14%、維新は近畿で激減
玉木代表は今や「玉木ン」と呼ばれ過去のブログでは「不倫しないこと」が政党の条件とぬかす

24年衆院選小選挙区「死票」総得票の52%・民意切り捨て浮き彫りに
自民党裏金2000万円・候補者がいない支部には支給せず!やっぱり裏公認料
岸破(キシバ)内閣と呼ぶ!石破首相は岸田路線をそのまま受け継ぐのだそうだ
泉房穂・前明石市長④田原総一朗Q「大人の価値観を押し付けない、変わり者も受け入れる」
泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」

投書欄|拉致家族への首相・政府の言葉は同じフレーズの繰り返し、全くやる気なし
小池都知事がカイロ大卒業学歴詐称した事実を当時の学生ルームメートが生々しく証言
松尾貴史氏コラム◇真鍋かをり氏「蓮舫の都知事選立候補にウンザリ」野党への批判は筋違い
泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に
泉房穂・前明石市長①「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい

松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない
山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに
池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題
池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を

統一教会|連載 (24-22年)
統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈

統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される
統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨
統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会
統一教会22|松尾貴史氏コラム◇岸田さん旧統一教会問題もう国民は「忘れてくれた」と思ってる?
統一教会21|開祖・文鮮明入国に金丸氏便宜、長年の癒着全て明らかにせよ!旧統一教会と自民党

統一教会20|旧統一教会被害1億円超17件、1000万円以上128件も氷山の一角(日弁連調査)
統一教会19|被害者救済新法も結局は政府自民党による緩い規制の「触らぬ神」路線だった
統一教会18|松尾貴史氏コラム◇岸田首相の「質問権を行使する」表明、またもや時間稼ぎでは?
統一教会17|衝撃!内閣支持率続落の29%危険水域に、統一教会対応「評価せず」72%
統一教会16|自民党と統一教会のシンボルマークが酷似、目的がいっしょだから?

統一教会15|安倍首相こそ在任中に教会票を直々に割り振り・差配のキーパーソン
統一教会14|与良政談★安倍元首相は参院選で統一教会の組織票を差配していた
統一教会13|紀藤弁護士報告◇霊感商法被害1兆円超・被害者は家族含め100万人超
統一教会12|統一教会は安倍元首相にも選挙支援・安倍氏は教会関係者を桜を見る会に招待していた
統一教会11|松尾貴史氏コラム◇岸田首相は目くらましに失敗・内閣改造もやぶ蛇だった

統一教会10|岸田内閣支持率16P急落・最低の32%、首相も統一教会関係者と写真撮影
統一教会9|松尾貴史氏コラム◇岸田首相は「当該団体」と言い名指しを避けるのはなぜ?
統一教会8|下村文科相(安倍政権下)名称変更の関与は明らか・偽証発言追及を!
統一教会7|自民党は統一教会との関係について火消しに躍起、広がる動揺・居直る幹部
統一教会6|週刊文春◇下村文科相が統一教会の名称変更を認証・腐り切った関係

統一教会5|安倍政権首相秘書官・井上義行議員は統一教会集会で「信徒になった」と紹介される
統一教会4|松尾貴史氏コラム◇自民党と統一教会「一体ぶり」が日に日に可視化されている
統一教会3|安倍元首相は統一教会系総裁へ「敬意を表す」ビデオメッセ・被害助長の恐れ
統一教会2|安倍元首相が統一教会を称賛したことは根本的かつ重大な誤り・大失態の極み
統一教会1|どんなに悲劇的なことでも安倍氏のやってきた事を肯定することはできない

■23年
自民党政治資金団体への献金29億円・大企業との癒着、見返りは補助金・優遇税制・軍拡・原発
伊藤智永氏◇政治資金パーティー・安倍派バブルがはじけ長期政権が腐敗する鉄則は生きていた
維新遂に本性現す・馬場代表「第2自民党」表明、暴論「共産党はなくなればいい」
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか
総選挙で立憲が増えれば“民主主義の復活” “子供の将来を思う”国民の本気度が分かる
痛恨!せっかくの電話世論調査にスマホを誤操作し岸田内閣に「不支持」を入れられず
「看過できない政府の放送介入」放送法は元々放送局が自由に放送することを保障するもの

■22年
「秋の山寺、葉が落ちる」川柳ではなく”辞任ドミノ”のダメ秋葉・山際・寺田・葉梨氏を詠う
与良政談★安倍氏がいなくなってもずっと「安倍派」の名でいたい?
松尾貴史氏コラム◇岸田内閣総辞職や衆院解散が思ったよりも早くやって来ることも
安倍元首相暴言「敵基地先制攻撃・日銀は政府の子会社」、沖縄本土復帰50年
アベイズム(安倍首相の願望)とはプーチンがやっていることと同じ!どんなに怖いことだったか
松尾貴史氏コラム◇安倍元首相の日米核共有論はウクライナ侵攻の災難に便乗した愚劣さ
岸田首相は4K失敗(教会・国葬・コロナ・物価高騰)で内閣支持率大幅ダウン
年金生活者に5000円の給付金!7月の参院選で「自公党に投票しろ」と言うこと
岸田首相の「聞く力」は安倍・菅氏だけ、国民には「聞き流す力」を存分に発揮

◆これより前の記事を読む[政治情勢1]インデックスへ

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風刺漫画|今年の漢字は「金」と思いきや、くるり反転させて「裏金」じゃ/少数派

2024年12月25日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
風刺漫画|今年の漢字は「金」と思いきや、くるり反転させて「裏金」じゃ

M20241220bM20241220a しんぶん赤旗

投稿者より|オリンピックの年になると、”今年の漢字”は「金」。「金」が選ばれたのは、今年で5回目だそうだ。これだけ何回も選ばれると、金(きん・かね)の有難味が薄れる。そこで流石・やくみつる氏、紙(板)を反転させて「裏金」。

<ご連絡>新聞・TVメディアは政権への忖度やだらしなく、今や真の報道は「赤旗砲」
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す。赤旗を毛嫌いすることなく、政治や社会の事実を知りましょう!

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風刺漫画|依然「岸波(キシバ)内閣」と言われるように石破首相の陰に岸田氏が見え隠れする/少数派

2024年12月13日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
風刺漫画|依然「岸波(キシバ)内閣」と言われるように石破首相の陰に岸田氏が見え隠れする

M20241209dM20241209c しんぶん赤旗

投稿者より|石破首相の変節ぶりに呆れる。首相に就任して時間が経てば少しは石破氏の個性が出てくるかと思っていたが、かつての自民党の主張ばかり。それもそのはずで、バックに岸田氏や菅氏が糸を引いている。こんな状態じゃ、石破氏に代わった意味がない。来年7月の参院選挙まで持つのだろうか。政権交代しかない!

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24年衆院選・自民公明党比例得票数大幅減・自民の絶対得票率14%、維新は近畿で激減/少数派

2024年12月03日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
24年衆院選・自民公明党比例得票数大幅減・自民の絶対得票率14%、維新は近畿で激減

M20241126b しんぶん赤旗
追記/自民党の絶対得票率について、本文の14.1%は誤りです。表の通り14.01%です。

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玉木代表は今や「玉木ン」と呼ばれ過去のブログでは「不倫しないこと」が政党の条件とぬかす/少数派

2024年11月15日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
玉木代表は今や「玉木ン」と呼ばれ過去のブログでは「不倫しないこと」が政党の条件とぬかす

Aka241114d しんぶん赤旗

■厳しい倫理観が求められる政治家だけに議員辞職して襟を正す必要がある
投稿者はあまりスキャンダルを書くのは気が進まないが、公党の国民民主党トップだけに簡単に「不倫」を許すことはできない。ネットでは「「玉木ン(タマ・キン)」や「手取りを増やす“チンアゲ”性(政)策」などと嘲笑されている。ニュースでは手取りを増やしたいと思う人が、「今辞められては困る」の声。一方、世の中が女性蔑視をなくす流れに向かっていることから、いくら良いことを言っても下半身が緩い政治家は辞めるべきと言っている。投稿者は、当然ながら後者を支持する。肝心なことは『手取りを増やす』政策は、飽くまでも国民民主党の公約であって、玉木氏がいなくても活動推進はできる。政治家は厳しい倫理観が求められるだけに、議員辞職して襟を正す必要がある。玉木氏だけ例外は不公正であり、庶民は“お金欲しさ(手取りアップ政策実現)”に駆られて許してはならない。驕りとしか言いようがない。ふざけたことに、首相を決める衆議院本会議の指名投票中で、“お疲れ”か居眠りしていた。ついでに言えば、選ばれる側の石破氏も同様にコックリしていた。非常に重要な場面で前代未聞、全く緊張感がない姿が露呈された。

笑ってはいけないが、新聞(上記参照)によると玉木氏は過去のブログで、国民に信頼される政治家・政党の条件に、「絶対に不倫をしない」ことを挙げていた。さらに政党は、「一定のクオリティ(品質)を満たした人の集団であるべき」とも語っている。2つの自らの指摘を挙げれば、玉木氏は全く満たしていない。また国民民主党議員総会は、代表の継続を容認した。つまり党自体も、「品質」が保たれていない。今から18年前のブログであっても、大事な基本姿勢だけに変えてはならない。変わったらおかしい。過去、宮崎謙介氏、広瀬めぐみ氏、その他も不倫した議員は、要職解任どころか議員辞職している。皮肉なことに首相指名選挙に「玉木雄一郎」と書かれるほど有力な議員である以上、潔く退くべきだ。国民民主党は信頼を落としてしまった以上、代表を代えるべきだ。国民も“性事(政治)倫理”を許してはならず、皆様も「手取り」を増やそうとするなら野党全体で結集し自民党と対決する声援を送ろう。

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24年衆院選小選挙区「死票」総得票の52%・民意切り捨て浮き彫りに/少数派

2024年11月14日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
24年衆院選小選挙区「死票」総得票の52%・民意切り捨て浮き彫りに

 しんぶん赤旗記事

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自民党裏金2000万円・候補者がいない支部には支給せず!やっぱり裏公認料/少数派

2024年11月08日 | 政治情勢2
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自民党裏金2000万円・候補者がいない支部には支給せず!やっぱり裏公認料
※記事が一部隠れる場合は、下段のスライドで調整して下さい。



しんぶん赤旗記事

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岸破(キシバ)内閣と呼ぶ!石破首相は岸田路線をそのまま受け継ぐのだそうだ/少数派

2024年10月09日 | 政治情勢2
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岸破(キシバ)内閣と呼ぶ!石破首相は岸田路線をそのまま受け継ぐのだそうだ

Sind1481443b  短文|うるせーオヤジだ!



荻上チキ氏は自ら務めるラジオ番組の放送中に噛んでしまい、石破首相と言うところを「キシバ首
相」と言ってしまった。言い間違いに気が付いたが、これはこれでイイねと笑った。投稿者は言い
間違いどころか、岸田前首相の路線をそのまま受け継いでいくので、まさしく「岸破(キシバ)内
閣」の言葉がぴったり合うと妙に納得した(笑)。

それにしても石破首相は前言を翻す、掌(てのひら)返し、嘘つきなど、いくらでも批判の言葉を
続けることができる。続きは、下記の前川喜平氏のX(旧ツイッター)をご覧頂きたい。首相就任
前には、投稿者はいつもの自民党よりもいくらかマシかなと思っていたが幻想だった、バカだった。
驚くことに、「裏金議員」を全面的に自民党公認(※下記)とする、選択的夫婦別姓もどこへやら、
日米地位協定の改定交渉はせず、あの批判がやまないマイナ保険証もそのまま継続・・・本当に岸
田路線をそのままどころか、従来の自民党の方針がそのままだ。

”居抜き”内閣で気の毒な面もある。居抜きとは飲食店など看板を付け替えただけで、店内や厨房設
備・什器をそのままつかうこと。大企業でも社長が歳を取り若返りのために新進気鋭の後任に代わ
っても、役員が旧態の古株がそのまま居座っていること。石破首相が思っていることをやりたくて
も、菅元首相と岸田前首相陣営で囲まれているため、結局、「傀儡(かいらい)政権」に他ならな
い。もう一方のふざけたことは、この期に及んでも麻生派と旧安倍派陣営が石破・菅・岸田勢力を
潰そうとして分裂直前に。せっかくの石破首相の足を引っ張り本人も自民党も自滅していくだろう。
国民の生活など少しも考えていない。



※直前になって、萩生田氏など6人の大物裏金議員だけは非公認。43人を比例との重複立候補を
認めず。それまでの余りにも国民の意思から掛け離れた方針を掲げ、国民の離反を恐れた策に修正
?に、一見、見える。しかしやってる感だけで、6人を非公認したって当選するだろう。もう1つ
の43人を重複不可にしたのも、大半は安倍派議員で“安倍派潰し”がミエミエ。つまり実態は「国
民の意向」にならったのではなく、所詮、菅・岸田集団VS安倍派・麻生派の党内抗争に過ぎない。
(注)投稿日時点での内容で、さらに前言を翻すかもしれない。

質(たち)が悪いのは、「改憲強行」「核共有」「アジア版NATOの新設」など、あの故・安倍
氏よりも“右翼的思想”が強い。やはり来るべき総選挙で打ちのめす!そして来年の参議員選挙でも
打ちのめすしかない!一方の野党は、立憲党の下に結集し勝利しよう!野党がバラバラでは、こん
なだらしない自民党にも勝てない。維新が嫌だ、共産党が嫌だと言う前に、野党連合で「嫌な自民
党」を破ろう!!!

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泉房穂・前明石市長④田原総一朗Q「大人の価値観を押し付けない、変わり者も受け入れる」/少数派

2024年10月06日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
泉房穂・前明石市長④田原総一朗Q「大人の価値観を押し付けない、変わり者も受け入れる」



■泉氏「教育とは一人一人の生きる力や夢をかなえる力を育むものなんです」
毎日新聞を活用しました/前兵庫県明石市長を12年務めた泉房穂さん(60)は在任中、手厚い子育て支援策を実現して注目されました。引退後も地方政治で存在感を高め、日本の教育予算を3倍にするよう訴えます。ジャーナリストの田原総一朗さん(90)のインタビューの後半では「大人も子供も対等」との考えから、5年前の出直し市長選も、家族会議の投票で出馬を認めてもらったと明かしました。
投稿者の文章|既号の泉房穂・前明石市長①②とは別の企画記事をアップしました。田原総一朗氏が、泉氏をインタビューする形式です。なお一部①②記事と重複する箇所があります。今号も、熱血漢溢れる泉氏の生き方です。自民党政府には未だに「家父長的」な考え方があって、子供の育児・教育は「家」が基本とする考え方が主流になっている。だから、夫が責任を持って子供を躾ける考え方が強いのだ。従って、国が教育予算を増やそうとする発想がない。今や子供や教育は、社会全体で行うことが国際常識だ。現実は財布の中身が減る一方で、子供を産むことさえ断念せざるを得なくなり、ますます少子化が進む。ミサイルや戦闘機を買うことより、日本の教育に力を入れるべきです。

田原「経済的にも波及効果があるのに、なぜ、日本の教育予算は少ないんでしょう?」 

「元々、日本はいわゆるムラ社会で子供の面倒は家族やムラが見てきた風土があるからです。障害がある子供が生まれたり、家庭が貧しかったりしても、地域の農作業や漁業を手伝えば食べてもいけた。お上も「家族のことは家族でやってください」という意識になり、子供や障害者は親の持ち物という価値観が残ってしまっています。だから児童虐待は後を絶ちませんし、一人親家庭で貧しくても親の責任で育ててくださいとなる。でも、日本もかつてのような大家族ではなく、核家族やサラリーマン社会が主流になりました。ヨーロッパのように行政が一人親家庭や障害を持った人たちを手厚く支援する社会にしなければならないのです。」

田原「日本は『正解のない問題』を出す教育をしておらず、創造的な人材を生み出せていないというのが私の問題意識です。」

「私は小学校時代、通信簿に「協調性がない」「先生の言うことを聞きましょう」と書かれていました。先生の言うことが100%正しいわけではないので「それって違うよね」と思うんです。でも、教師は顔を潰されてしまうので「泉君、言わないで」ってなる。こんな教育では、物事に疑問を感じないまま与えられたことを受け入れるだけの人が育ってしまいます。18世紀の思想家、ジャン・ジャック・ルソーは「子供の発見者」と言われています。それまで子供という概念がなく、過渡期にある人として尊重されていませんでした。でも、ルソーは未熟でも中途半端な人でもなく、「子供」として尊重すべきだとの考え方なんです。しかし、日本ではルソーの思想が浸透せずに子供の権利はないがしろにされ、大人の意見やルールに従う存在です。教育現場はその傾向が強く、「子供一人一人の意見を尊重すれば、組織が成り立たなくなる」と考えられています。」

田原「昔は全てが『ねばならない』でしたが、今は子供に『自由でいい』と言い過ぎている?」

「昔は「こうじゃなきゃいけない」と言われる分だけ、逆に「大人が責任をとってね」とも言いやすかった。今は「何でもいいよ」と言われているのに、実際はちょっとしたことでもアウトとされた上に、自己責任を押し付けられがちです。実は子供たちの裁量はないんです。子供の権利や個性はしっかりと認められていませんし、教育現場は権力者にとって都合の良い人材の供給源なんだという考え方が根強く残っています。教育とは、そんなものではなくて、一人一人の生きる力や夢をかなえる力を育むものなんです。でも、子供のうちから夢を持たなければいけないとは思いません。私は変わり者なので、10歳で「古里を優しい街に変えよう」という人生の目標を決めましたが、これは超少数派であることは自覚しています。ただ、変わり者の私も受け入れてくれる社会であってほしい。私がやってきた少数者のための政策は、実は自分のためでもあるんです。「一人ぐらいなら取り残してもいい」となれば、私は社会からはじかれてしまうし、足が不自由な私の弟も市側にそういう考え方があったので、地元の小学校に行くことを当初は許されなかったのです。いろいろ生き方があってよくて、「こうじゃなきゃいけない」というわけではありません。若い人は、志を持ってもいいですし、持てないことを悔やむことなんかないと思います。

田原「子育てでも親の考えを押し付けなかったのですか?」

「親子は身近な存在ながらも別人格なので、価値観を押し付けてはならないと思っています。おやじも「お前のしたいことをさせるのが夢だ」というのが口癖でした。私自身は、長女や長男とは3歳から中学に入るまで、毎朝5時半からの1時間は一緒に過ごすと決めていました。夜は仕事で出歩いていて接点を持てなかったからです。幼いころは一緒に積み木やドリルをやりました。もう一つは、長女と長男とそれぞれ一対一で春夏秋冬に日帰り旅行をしていました。「べき論」は避け、どんな思いで生きてきたかとか、妻とのなれそめや両親に対する思いなどを話しました。子供がどう感じたか、うまくいったかどうかもわかりません。」

田原「市長在任中、道路用地買収が進まないことに腹を立て、市職員に暴言を吐いて批判されたこともありましたね。我が子の反応は?」

「全国ニュースにもなって、家族には大変な思いをさせてしまいました。当時は、長女が中学生、長男が小学生でした。学校でもいろいろと話題になったそうです。私の出直し市長選挙を求める署名が市内で始まり、出馬するかどうかを悩みました。妻は「家族4人で決を採るから」と言って、2019年3月の出馬表明の前は、晩ご飯を食べた後に家族会議をやりました。「申し訳ないことをしてしまったけれど、署名までいただいて、もう一回、やり残したこともあるから市長に戻りたいのでお願いします」って言ったら、妻は「私は反対」って即答しました。かぶせるように長男が「クラスでいろいろ言われているけど、これで終わったら嫌だから、もう一度、市長になって、ちゃんとやってほしい」と。これで賛否は2対1になりました。長女は、しばらく間を置いて「私も学校でいろいろあるから、嫌な思いもある。でも、パパが出たい気持ちもわかるから白票」って言いました。賛成2、反対1、白票1になり、結局、妻が立候補を許してくれました。私の1票も、子供の1票も同じ重みです。私の根っこの部分には「大人も子供も対等だ」という考えがあります。

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)[前出]
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
前号/泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」

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泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」/少数派

2024年09月29日 | 政治情勢2
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泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」



■泉氏「日本が疲弊しているのは子供や教育に十分な予算を投じないからです」
毎日新聞を活用しました/前兵庫県明石市長、泉房穂さん(60)は3期12年の在任中、手厚い子育て支援策が評価を得た一方、問題発言が続き全国で知られるようになりました。引退後は地方選で支援した候補者が相次ぎ当選。政界復帰も取り沙汰される中、教育改革にもこだわります。ジャーナリストの田原総一朗さん(90)が真意に迫ると、辛酸をなめた10歳の体験から猛烈に語り始めました。
投稿者の文章|既号の泉房穂・前明石市長①②とは別の企画記事をアップしました。田原総一朗氏が、泉氏をインタビューする形式です。なお一部①②記事と重複する箇所があります。今号も、熱血漢溢れる泉氏の生き方です。今なお政治の改革に取り組み、熱心に社会保障の在り方を語る背景に、幼い頃に弟さんの不遇が原点になっていると思います。

田原「経済的に貧しい子供時代だったそうですね。脳性小児まひがある4歳下の弟さんを地元小学校の普通学級に通わせるため、泉さんが一緒に登下校していたとも聞きました。なぜ、養護学校(現在の特別支援学校)を選ばなかったのですか?」

「弟は2歳のときに医師から「一生立てません」と言われました。旧優生保護法(1948~96年)の下で、障害者らへ強制的な不妊手術が行われているような時代で、おかんは「起立不能」の診断書が出た時には無理心中を図ったそうです。でも、弟は4歳で立ち、5歳で歩きだしたんです。家族で「6歳の小学校入学に間に合った」と喜びました。それでも歩きにくさはあるので、遠くにある養護学校よりも、近くの小学校が便利に決まっています。だが、市側は「そんなに足が悪いのだったら、電車やバスに乗って遠くの養護学校に行ってください」との立場でした。掛け合った結果、地元に通うのなら「送り迎えは家族がする」「何があっても行政を訴えない」という条件を出されました。おやじもおかんも午前2時半から漁で家を空けています。10歳の私が弟に付き添って登下校しました。弟に空のランドセルを背負わせ、手を引きながら私が2人分の教科書を背負いました。校門近くのトイレで教科書を入れ替え、教室に送り出しました。悔しい思いもありましたが、弟は普通学級に通ったことで健常者の中でも気負わず生きられるようになれた。今も小学校の友達と交流があります。「自分は障害者だ」という感覚があまりなく、消防団にも入っていました。

田原「障害のある子もない子も同じ場で学ぶ『インクルーシブ教育』を実践する自治体も出てきました。ただ、十分なサポートを受けられる特別支援学校を望む保護者も増えています。」

「障害を持つ全ての子供にとって、普通学級が良いとは思っていません。障害が重く医療的ケアが大変なので家庭で学ぶことを望むケースもあります。特別支援学校や通級指導(普通学級に在籍しながら別室などで特別な授業を受ける)を希望する人もいれば、私の弟のように、普通学級で健常者と一緒に学ぶことを望む家庭もあります。選択権の保障が大切です。つまり当事者とその家族が選べる環境をつくることです。私が市長になってからは、明石市では本人や親御さんの意思をできる限り尊重しました。環境整備のためには、先生の数も増やしていいと思っています。でも市長時代にもどかしかったのが教育行政です。市立小中学校でも教職員の人事権など多くの権限を県教育委員会が握っていて、市側が柔軟に対応しにくいのです。子供や親御さんたちの近くにいる市に権限を委譲してもらえれば、取り組みを一気に進められたと思っています。」

田原「厳しい家庭環境ながら、泉さんはどうやって東大への合格をつかんだのですか?」

「ものすごい使命感で勉強しました。10歳の時には、理不尽で冷たい世の中を変えようと決めていました。東大に行ったら、きっと賢い仲間が見つかり、そのための力をつけられると考えたんです。大学受験する時、家の年収は100万円台でした。両親とも貧乏漁師の家に生まれ、午前2時半から働いても、私の家のおかずは十分じゃなかった。幼いころは洗濯機すらありません。頑張ったから報われるわけじゃないと思いました。塾通いの発想はありませんし、根性だけで合格したのかもしれません。受験直前は海で溺れかけて悲鳴を上げる人を助けに行く自分を思い浮かべました。眠くて目をこすりながら勉強している自分が寝てしまったら「助かる命が助からない」とイメージしたんです。」

田原「東大の学生は富裕な家庭が多いですよね。実態調査(2021年度)を見ると、世帯年収が「950万円以上」と答えた学生は4割を超えています。」

「私は給付型の奨学金をもらえましたし、入学金や授業料は払わずにすみました。一方、周りの学生は全く生き様が違い、塾通いであったり、家庭教師をつけたりして入学していました。彼らは、物事を要領よくこなせるのですが、思考が十分に働いていないように感じたんです。現状を変えるには、どうすればいいのかという想像力にも欠けているんです。こうした学生たちが中央省庁に入り、日本を仕切っているのなら、我が家が受けたような理不尽への想像力も働かないと思いました。恵まれた環境で生きてきた人たちは「頑張って報われないのは努力が足りないからだ」と思いがちです。でも、報われるには、頑張れるだけの環境を持てる親の経済力とか、いろんな要素がある。そこを抜きに自由競争の名の下で、自己責任にするのは間違っています。

田原「『教育格差』をなくすにはどうすればよいでしょう?」

「子供や教育にかける予算を3倍にすべきです。日本は教育にかける公的予算が少なく、例えば大学など高等教育にかかる費用の私的負担割合はOECD(経済協力開発機構)の加盟国平均が31%なのに対し、日本は67%にも上っています。小中学生への公的支援は広がりつつある一方、高校生がいる家庭は谷間です。家計が苦しくて塾通いできないと、大学受験はかなり不利です。経済格差が影響しないよう授業料や入学金を免除したり、奨学金を組み合わせたりして支援すべきです。日本が疲弊しているのは子供や教育に十分な予算を投じないからです。市長時代、明石駅前の再開発ビルに子供の遊び場や図書館を入れました。ここだと他の街で遊ぶより何千円か得なので、近くでごはんを食べますし、子供服も買います。こうして駅前の人の流れが変わって商店街も活性化します。親たちは、子供にお金をかけたいけど使えるお金がない。だから少し余裕が生まれると、お金が回るようになるんです。子供に投資すれば、即効性がある形で地域経済が回ります。」

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)[前出]
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
次号/泉房穂・前明石市長④田原総一朗Q「大人の価値観を押し付けない、変わり者も受け入れる」
前号/泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に

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投書欄|拉致家族への首相・政府の言葉は同じフレーズの繰り返し、全くやる気なし/少数派

2024年09月22日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
投書欄|拉致家族への首相・政府の言葉は同じフレーズの繰り返し、全くやる気なし

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「投書欄」とは、新聞の投書欄に寄せられたご意見や編集委員のコラムなどの中
から、当ブログ管理人が共感したものをピックアップしたものです。投書者のお
名前は、当ブログでは伏しています。投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づ
いて投稿者が行ったものです。


ブログ管理人より
■自民党政権は拉致家族が老いて亡くなることを願っているとしか思えないやり方
お三方の投書欄の記事は、かなり前の物だ。一時、岸田首相が北朝鮮との交渉を模索していることから動向を見極めるために投稿を控えていた。結局、本気で助けに行く気はなく、政権支持率のアップが魂胆(ポーズ)だったことに過ぎなかった。岸田首相は辞任するが、そもそも最初からやる気などなかったのだろう。歴代首相や拉致問題担当大臣が代わる度に拉致家族を呼出し、党政権の「一丁目一番地」(最優先課題)とぶち上げる。何回、同じことを繰り返せば済むのか。特に質(たち)が悪かったのが、故・安倍首相だ。8年半の長期政権、良くも悪くも強硬政権であり、副官房長官として実際に小泉首相と北朝鮮に渡った経験を持つ。それでも全く北朝鮮には関心なく、権力の固執に終始し時が去ったのみ。自民党の右翼政治が、拉致家族を取り戻す障害になった原因でもある。しかし安倍氏のやる気さえあれば、何とか進展はしただろう。

投稿者が気になるのが、最近、横田めぐみさんの母・早紀江さん(88)の弱気発言だ。「自分が生きている間に、めぐみちゃんに会える自信がなくなりつつある」。拉致家族にこんなことを言わせてしまう、日本政府のだらしなさ。その上で「早く助けてくださいと絶叫するような思いでいるに違いない被害者のことを自分の頭の中に思い描いてほしい。もっと真剣に拉致問題をとらえてほしい」と強調した。家族会も総裁選候補者が拉致問題に少しも触れていないことに、大きな不安、危機感を示した。自民党のやり方は解決する気はなく、大きな公害病患者との対応と同じで拉致家族が老いて亡くなることを願っているとしか思えない。米軍には物を言えず、北朝鮮には物を言わぬとは、どこの国のトップなのか?

Sankoub
横田めぐみさん父滋氏死去・安倍首相は拉致家族を政治利用するも解決意欲なし
横田めぐみさんたちは生きている!(家族会・救う会の拉致被害者救出運動)

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統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈/少数派

2024年07月11日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈


「エホバの証人」の信者が輸血拒否の意思を示す書面

■過去、最高裁は何と輸血して命を救った医師に賠償命じる判決に社会は怒った
岸田首相のヤル気のなさ、盛山文科大臣のふざけた態度から、「統一教会」への対策強化がつまずいている。投稿者は、統一教会とほとんど体質が同一とされるキリスト教系新宗教『エホバの証人』(以降、エホバ)についても関心があり、新聞報道などをまとめた。エホバで真っ先に浮かぶのは、「輸血拒否」だ。毎日新聞の調査によると、全国の中核病院小児科119病院のうち55病院が答えた。中核病院とは大学病院や小児医療センターなど小児医療の中核をなす医療機関で、重篤な患者の救急や高度医療を提供している。そこで2013~23年、“宗教を理由”に保護者が子供への医療拒否が「ある」と答えたのが約3割の18病院・48件。複数回答では「輸血が」13件、その他、手術・受診・入院、投薬や予防接種などだった。投稿者が覚えているのは、1985年、エホバ信者の子・小学校5年の男児がトラックにはねられ、両親が輸血を拒否し失血死した。また別件では輸血された患者が医師を訴え、こともあろうに最高裁は患者に「人格権」があるとして病院側に賠償を命じた。いわゆる命を救った医師・病院が賠償責任を負わされ踏んだり蹴ったりの不合理に、当時、投稿者や社会は “怒(いか)った”。死には至らないものの、こうした信者と医師とのトラブルは今も全国で起きている。

■エホバ幹部は信者の幼い子159人に性的加害、下半身触る行為常態化
エホバは「血を避ける」聖書の記述に従い輸血を拒否する教義で知られ、国内信者は約21万人。輸血をしないと神が喜び、自分の子供は永遠の命を手に入れることができると信じているようだ。これだけでも、いかに“邪教”であるか分かる。キリスト教もイスラム教も元はいっしょであり、当然、命の維持に世界中で輸血を受けている。エホバは「医療の選択は個人や家庭の決定に任す」としているが、これは統一教会と同様に不都合な教団方針をメディアから問われると信者のせいにする。厚労省は「子供に輸血を含む医療を受けさせないことは『虐待』とする」「ネグレクト(育児放棄)に当たる」としているが、実行面で及び腰だ。一方、エホバ元2世信者は記者会見を行い、教団が「輸血拒否」を指導していると訴えた。また元2世信者の団体が調査した結果、性的被害が159人いた。加害者は一般信者が13件、長老12件、援助奉仕者8件など。これは、“氷山の一角”であろう。エホバは教義で婚前の性交渉を禁じていて、性交渉が知れると長老らに経験した内容を言うように強制される。元2世信者女性の証言によると、4~5歳の頃から集会の一般信者にお尻を触られ、段々エスカレートしトイレで下半身を触られることが数年続いた。被害を受けた子供が両親に訴えると、「何でそんな嘘を付くのか」と逆に叱責され、“むち打ち”が始まった(次項で説明)。

■可愛い我が子に電気コードで100回もむち打ちをするエホバこそ邪教だ!
統一教会も虐待が多いが、エホバは両親が我が子に「むち打ち」をするのが特徴だ。教義に「神の鞭(むち)」があり、信者の子には常態化されていた。元2世信者の弁護団の調査では、子供の頃から活動した信者560人のうち、「むち打ち」を受けた体験が92%、81%が「輸血拒否」を示すカードを持っていた。子供のほとんどが産まれてまもなくから3歳頃までに、親に下着を脱がされ素手や物差し、ベルト、ホースで叩かれた経験がある(親の証言も含む)。ある元信者の証言によると、100回も電気コードで叩かれミミズ腫れして腫れてないほうのお尻で座るのがやっとだった。統一教会もそうだったが、可愛い我が子に平気で惨いことをする。本当に、邪教は怖いものだとつくづく思う。集会や大会では幹部がむち打ちを指導し、会館にはむち打ち用の部屋さえあったそうだ。集会参加が優先され、運動会・学芸会・遠足など子供が楽しみな行事にも参加できない、授業も出られないように教団が指導した。投稿者が以前、転勤先だった名古屋に住んでいた会社契約のマンション隣が、教会(集会場)だった。毎・日曜朝になると、教会建屋が安普請だったせいか中東で鳴り響く「ホニャ・ホニャ~~~(上手く表現できない)」“爆音”音楽で始まり、午前中は祈りや説教が筒抜けでうるさかった。小学生が大勢来ていたが、今思えば前述の通り「ほぼ全ての子供達」が虐待されていたのだろう。そんな彼等・彼女達も、40代後半か50代の親世代に。我が子にも、同じようなことをしているのか。今どうしているか知る由もないが、“悲しい体験”に満ちていることだけは容易に想像できる。エホバは邪教だ!

Sankoub
前号/統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される

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小池都知事がカイロ大卒業学歴詐称した事実を当時の学生ルームメートが生々しく証言/少数派

2024年06月25日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
小池都知事がカイロ大卒業学歴詐称した事実を当時の学生ルームメートが生々しく証言


右/証言した現在の北原百代さん 左/1976年・ピラミッドの前で記念撮影する北原百代さん(左)と小池百合子氏

■1976年当時・小池氏はルームメートに「卒業したことにしちゃったの」と答える
しんぶん赤旗を活用しています/小池百合子・東京都知事の学歴詐称疑惑で新展開です。小池氏のカイロ留学時代のルームメイトだった北原百合さん(83歳)が、都内でメディア数社に詳細な実名証言を行いました。

私がアラビア語を勉強するためにカイロに渡り、安い宿に宿泊していた1972年春ごろ、三菱商事の社員の方が小池百合子さんを同居相手として紹介してくれました。私は快諾し、一緒に部屋を探して同居を始めました。当時19歳の小池さんは、普通の若い女性で、あまり口数が多くない印象でした。小池さんが日本人留学生と結婚して、新居に移る1973年2月まで同居しました。小池さんは、お父さんの取り計らいで73年10月にカイロ大学の2年に「編入」されたと聞きました。しかしその後に離婚され、75年年末に「また北原さんと一緒に暮らしたい」と言われ、再び同居を始めました。

小池さんは、76年5月の進級試験に向けて勉強を始めました。しかし2度目の同居を始めた時、小池さんから「アラビア語の辞書を貸して」と言われて、「辞書も持たずにどうやって勉強していたんだろう」と驚きました。5月の進級試験の結果、7月の結果を掲示板に見に行った小池氏は、「落ちちゃった」と「肩を落として」帰ってきました。そして、大学教授のところに相談に行き、「あなたは最終学年ではないから、追試を受けることができない」と言われたと言います。その後、小池さんはJALの現地スタッフとして働き始めましたが、76年9月終わりから10月にかけて、「急いで日本に行かなくてはいけない、でもお金が足りない」と言い出し、身の回りの物を売り渡航費用に充てました。

小池さんは11月半ばにカイロに帰ってきますが、「これ見て」と差し出された日本の新聞記事のコピーには、「カイロ大学文学部社会学科を日本女性として初めて卒業した」などと紹介されていました。私は驚愕しました。「そういうことにしちゃったの?」と問うと、「うん」と答え、日本に帰国する時には「日本に帰ったら本を書くつもり。でも、そこに北原さんのことは書かない。ごめんね。だって、バレちゃうからね」と話しました。本は5年間のカイロ留学時代を書いたものなのに、2年間同居していた私のことや結婚のことは一切書かれていませんでした。

■エジプトはコネとお金がものをいう、権力と金があれば証明書はいくらでも作れる
アラビア語は、口語と文語が分かれていて、大学の教科書や授業では文語が使われています。文語は、エジプト人ですら使えない人が多い。それを日本人が習得するのは、並大抵の努力ではできません。小池さんの当時のアラビア語のレベルは、市場での買い物ができるぐらいのもの。私も外出先で、小池さんがアラビア語で流ちょうに話すところはみたことがありません。エジプトという社会は、コネとお金がものをいうところです。権力とお金があれば、いろんな証明書はいくらでも作れます。<途中、割愛>

小池知事の学歴詐称の偽装工作に加担したと、小池氏元側近の小島敏郎さんが告白しました。カイロ大学を「卒業」したと、エジプト大使館のフェイスブックに学長の声明文が掲載されたことに関わってです。小島さんは、公民権上失職するかどうかを外国に握られていることは「国益上、大問題だ」と指摘していましたが、その通りだと思います。小池さんは真実を、偽装と隠ぺいを洗いざらい話してほしい。そして、今後の人生を潔白に歩んでほしいと思います。

■投稿者の文章|「女帝小池百合子」嘘の繰り返しで伸し上がった不幸な生い立ちが書かれている
2020年の都知事選挙以来、4年ぶりにまたまた小池都知事の学歴詐称が沸き起こった。当時をご存じない方は、ぜひ投稿者の記事(リンク参照)をご覧になって頂きたい。当時、『女帝 小池百合子』石井妙子著の書籍を読んだ。ルームメイト北原百合さんの証言と石井妙子氏の分析の2つの事象を合わせれば、小池氏の偽証・捏造であることは揺るがない。エジプト人でも4人に1人は留年すると言われる難関を、片言のアラビア語しか使えない小池氏・言わば外国人が口語・文語両方のアラビア語を使いこなし、卒業するのは至難の業である。まして、「カイロ大学を首席で卒業」という経歴はありえない。投稿者は、「100%学歴詐称」と断言できる。完全にアウトでしょ! 著書や簡単にまとめて投稿者のリンク記事には、『嘘の繰り返しで伸し上がった』彼女の不幸な生い立ちが書かれている。学歴詐称より小池知事の評価をすべきとの一部の声があるが、それは根本的に間違った考え方である。自民党の諸悪時と同様に、嘘をつく人間は選挙という公正な方法で決着するしかない。

Sankoub
小池都知事学歴詐称疑惑”なぜ卒業証書出さない?”「女帝小池百合子」作家・石井妙子氏
「女帝小池百合子」石井妙子著・カイロ大学首席卒業の「小池の嘘」が暴かれていく

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松尾貴史氏コラム◇真鍋かをり氏「蓮舫の都知事選立候補にウンザリ」野党への批判は筋違い/少数派

2024年06月13日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇真鍋かをり氏「蓮舫の都知事選立候補にウンザリ」野党への批判は筋違い

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■TV各局の「蓮舫批判・蓮舫封じ込め」方針は政治的公平性にバランスを欠く
7月7日、東京都知事選挙が投開票される。小池百合子知事が2期目を終えようとしているが、彼女が最初に立候補した際に掲げた公約「七つのゼロ」は、「ペットの殺処分ゼロは達成した」と主張したものの、その他多くが達成されないまま、約束がほごにされようとしている。また、「カイロ大学卒業」という学歴が詐称ではないかという疑惑も残されている。かつての側近が「文芸春秋」で「学歴詐称工作に加担した」とする手記を発表したが、小池氏本人は「大学が卒業を認めている。選挙のたびにこういう記事が出るのは残念」と否定した。とても納得できる説明とはいえない。蓮舫氏が参院議員を辞職、立憲民主党を離党して、都知事選に立候補すると表明した。現職の小池氏にとって手ごわい対抗馬になりうるかもしれないというのに、テレビの情報番組の扱いの小ささ、短さはどうしたことなのだろうか。あるワイドショーでは、タレントの真鍋かをり氏が奇妙なコメントをしていた。

「蓮舫さんが出てきたことで、国政の構図がそのまま都知事選に流れて来ちゃっているような感覚になる。都民としては、選挙に対してテンションがあまり上がらない。自民党の裏金問題があって野党がわああ、と言うけど、文句しか言っていないみたいなのがもううんざり。それを都知事選にも持って来られても、ちょっとおなかいっぱい」という趣旨の感想だそうだ。我々が「うんざり」しているのは、裏金をごまかし続け、問題の解決を渋る自民党に対してであって、それを批判している野党にうんざりと言うのは、単に自分が自民党の支持者であるからそう感じるのではないだろうか。よしんば支持者ではないとしても、これまでの活動や言動をみれば、さもありなんと思っても無理はないだろう。そう言えば以前、彼女が「桜を見る会」に参加して、当時の首相のすぐそばで写真に納まっていたのを思い出す。なぜ彼女が都民の心境を把握し代表しているのかが不可思議ではある。かつて東京パラリンピックのPRをするなど、小池都政に親しみを感じているのかもしれない。

 松尾貴史さん作

しかし、テレビで出馬表明についてこのようなコメントをするのは、それ以上の何かしらの役得があるのではないかとすら勘繰ってしまう。彼女はTBSの番組にも出演して同様のコメントをしていたが、おそらく偶然ではないだろう。もちろん彼女は一例だが、各局のあまりにもバランスを欠く扱いに、ちょっとどころか強烈な違和感を覚える。都庁の建物になんだかわからないプロジェクションマッピングを投影するのに何億円(※投稿者補足/2年間で48億円)もかけ、「新たな観光スポットだ」と胸を張る小池氏。彼女が都知事でなくなってしまったら困る勢力や企業があるのだろうか。テレビ局が、そういう利権にそんたくしてこぞって小池氏を利するように報じているのだとすれば、逆にわかりやすい。まさか、今回の選挙の準備のためにその予算を費やしたとは思いたくないが。自分たちの周辺だけが潤うように誘導する自民党による長年の政治が、日本をむしばんでいるにもかかわらず、この期に及んで「批判にうんざり」などと言えるのは、よほどの安全地帯で何不自由なく暮らしている人だけではないか。所属の女性議員があちらもこちらもおかしなことになっている昨今、次あたりの国政選挙では自民党から真鍋氏に立候補要請の声がかかるのではないか、と想像したら面白くなった。

■投稿者の文章|特定企業とつるんで環境破壊する腐敗した小池都政を変えなければならない
ラサール石井氏も、ご自分のコラムで同様に真鍋かをり氏の変容ぶりとメディアの小池都知事応援シフト化の不公平性を書いていた。それにしても日テレ「DayDay」、TBS「ひるおび」、フジ「ワイドナショー」などTV各局は小池都知事の実績を大々的に披露。一方、蓮舫議員の都知事立候補に、番組コメンテーターを使い徹底的に蓮舫氏をこき下ろした。ひるおびの都知事選企画番組では、決められた時間丸々を使って小池氏一人だけに”よいしょ”、蓮舫氏は放送されず。他番組でも、蓮舫氏の”二重国籍問題” ”2番じゃ駄目なんですか”、挙句の果ては若かりし頃の彼女のレオタード姿など都知事選の戦いとは掛け離れた企画や、全く放送せずの無視が続いている。やはりこれだけ各局が揃いも揃って同じ方向を向くのは、松尾氏本文のように電通など特定の企業との癒着があるからだと感じる。

御用評論家の代表格・田崎史郎氏や橋下徹氏もムキになり、ここぞとばかりに蓮舫氏を目の敵にする発言を垂れ流している。他のコメンテーターも、普段、見識ある発言をしていたが、蓮舫氏の立候補以来、俄然、根拠のない支離滅裂な批判をするようになりがっかりした。大本の真鍋氏の発言も大問題で、いつの間に与党に擦り寄りネットに流されてしまい彼女の昔の切れ味と理知は消え去った。蓮舫氏がリトマス試験紙代わりになり、多くの出演コメンテイターやタレントが隠していた「親自民派」が浮き彫りになったのだ。番組プロデューサーかディレクターに言わされているのか、元々そういう素地だったか分からないが、あまりにもコメンテーターの「公平性」に偏りが出ている。それだけ、蓮舫氏の影響力が多大と言うことなのだろう。都民に金だけばら撒き、特定企業とつるんで環境破壊する腐敗した小池都政を変えなければならない。今回もまた書く、都民は「♪小池にはまって、さあ大変~」の酷い思いをしているのだから、小池3選を阻止して新しい東京を目指すべきだ。

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泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に/少数派

2024年03月23日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に


右は明石市立天文科学館

■まず投稿者の文章|泉氏のような方が心が通った政治家、政界復帰に期待
前明石市長・泉房穂氏のインタビュー記事の2回目。前回は障害のある弟さんへの冷たい社会の眼に、奮起するところまでをお伝えした。今回は貧乏な環境下で努力して東大に入り、政治家になった経緯が綴られている。明石市はご存じの通り、「日本標準時」と言われる子午線が走っており、そこから泉市長(当時)が始めた子育て支援を『日本標準政策』と呼ぶ。言葉の綾に留まらず、本文の通り国の“少子化対策”の見本になっている。出鱈目な自民党・日本維新の会とは異なり、泉氏のような方を“心が通った政治家”と言うのだ。たまたま投稿者の娘が嫁いだ先は、明石市にごく近い市に住んでいる。その娘が旦那に、前号のように最近は泉氏が東京のTVに出ずっぱりの話をしたら、「今までは関西圏ばかりの出演だったが、全国に通じる人間だから頑張って欲しい」旨の話だったそうだ。コメンテーターも大事な仕事だが、もう1度、政治家に復帰してもらいたいものだ。

■子育て政策・明石でできたことは全国どこでもできる、国が率先して取り組むべき
毎日新聞を活用しました(前号から続く)/社会を変えると決意した泉少年は懸命に勉強する。しかし、親は貧しい漁師。参考書や問題集を買ってほしいとは言い出せなかった。「それで僕がどうしたか分かりますか?」。声が震え始めた。下を向いたまま、ようやく絞り出した。「万引きするしかないと思い詰めたんです」。初めて聞く話だった。市内の書店で思い悩んでいたある日、挙動がおかしいと気付いた店主に「こっちに来なさい」と呼び止められた。「おやじさんが店の隅に机と椅子を用意してくれて、ここで立ち読みして勉強しなさいと言ってくれたんです」。塾に行くお金もなかった泉少年は、この書店の片隅で「座り読み」させてもらうことによって、大学受験した。必死に勉強して東京大に現役合格した時、書店主は「わしが泉君を東大に通してやった」と鼻高々だったという。当時のことを話す泉さん、抑えていたものをこらえられなくなった。「おやじさんがいてくれなかったら、今の僕はなかった。あの恩は一生忘れられません」。大粒の涙がこぼれ落ちた。

市長として泉さんの評価を高めたのは子育て支援。明石市では、(1)高校3年までの医療費 (2)0歳児のおむつ (3)第2子以降の保育料 (4)中学校の給食費 (5)天文科学館などの公共施設入場料~の「五つの無料化」を実現した。市独自で児童手当も拡充し、18歳まで1人当たり月額5000円を支給。いずれも所得制限は設けていない。「最初は、公共事業を削って建設業界の首を絞めるのか、商店街振興をあきらめるのか、と各方面に猛反発されました。『後回しにしますが必ずやります』と説得して、子育て予算を倍増させたら、隣の神戸市からの移住者が激増して税収が増え続けています」。子育て支援の先進都市として、明石市には全国の自治体から視察が相次ぐ。泉さんは国会の公聴会や政党の勉強会で経験を伝え、「明石でできたことは全国どこでもできる。国が率先して取り組むべきです」と訴える。明石市は、日本標準時子午線の東経135度が通ることでも知られる。ここでの取り組みを「日本標準政策」にしたいようだ。

「自己責任という言葉が大嫌い」という泉さんの言葉に熱がこもる。「頑張ったって走れへん人がいる。その人のせいにするのは違う。環境とか能力に恵まれた人が、そうでない人に目配り気配りするのが政治やないですか」。そのために、選挙で社会が変わることを証明していくつもりだという。23年4月の明石市長選・市議選や兵庫県議選では泉さんが応援した無所属候補が全員当選した。7月には明石に近い三田市長選でも無名に近かった新人候補を支援し、自民・公明・立憲・国民民主が推薦する現職ら3人を破って大勝させた。「選挙は最大勢力に支持された人が勝つんです。自民やないですよ、市民です。潮目は一瞬で変わります」と自信を見せる。23年8月19日に60歳になった。「還暦で人生1周したとすると、貧乏人のせがれが全力で走って自分なりに冷たい社会に復讐できた。やり切った気持ちです」。2周目はどうするつもりかと聞くと、「最近、いろいろな人に『もっとやれ』と声をかけてもらえて、2周目もいけるかもという気になってきました。みんなで冷たい国をなんとかできたら面白いですよね」。石井氏を当選させようと一生懸命だった20代の頃と同じ目をしていた。

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)[前出]
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
次号/泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」
前号/泉房穂・前明石市長①「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい

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