食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

▽[政治情勢2]少数派シリーズ/分野別リンク表紙

2024年09月29日 | 政治情勢2
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少数派シリーズ 分野別リンク表紙  ■政治情勢2

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Sindm1a0002_000876 ■政治情勢2

■24年
泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」

投書欄|拉致家族への首相・政府の言葉は同じフレーズの繰り返し、全くやる気なし
小池都知事がカイロ大卒業学歴詐称した事実を当時の学生ルームメートが生々しく証言
松尾貴史氏コラム◇真鍋かをり氏「蓮舫の都知事選立候補にウンザリ」野党への批判は筋違い
泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に
泉房穂・前明石市長①「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい

松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない
山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに
池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題
池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を

統一教会|連載 (24-22年)
統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈

統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される
統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨
統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会
統一教会22|松尾貴史氏コラム◇岸田さん旧統一教会問題もう国民は「忘れてくれた」と思ってる?
統一教会21|開祖・文鮮明入国に金丸氏便宜、長年の癒着全て明らかにせよ!旧統一教会と自民党

統一教会20|旧統一教会被害1億円超17件、1000万円以上128件も氷山の一角(日弁連調査)
統一教会19|被害者救済新法も結局は政府自民党による緩い規制の「触らぬ神」路線だった
統一教会18|松尾貴史氏コラム◇岸田首相の「質問権を行使する」表明、またもや時間稼ぎでは?
統一教会17|衝撃!内閣支持率続落の29%危険水域に、統一教会対応「評価せず」72%
統一教会16|自民党と統一教会のシンボルマークが酷似、目的がいっしょだから?

統一教会15|安倍首相こそ在任中に教会票を直々に割り振り・差配のキーパーソン
統一教会14|与良政談★安倍元首相は参院選で統一教会の組織票を差配していた
統一教会13|紀藤弁護士報告◇霊感商法被害1兆円超・被害者は家族含め100万人超
統一教会12|統一教会は安倍元首相にも選挙支援・安倍氏は教会関係者を桜を見る会に招待していた
統一教会11|松尾貴史氏コラム◇岸田首相は目くらましに失敗・内閣改造もやぶ蛇だった

統一教会10|岸田内閣支持率16P急落・最低の32%、首相も統一教会関係者と写真撮影
統一教会9|松尾貴史氏コラム◇岸田首相は「当該団体」と言い名指しを避けるのはなぜ?
統一教会8|下村文科相(安倍政権下)名称変更の関与は明らか・偽証発言追及を!
統一教会7|自民党は統一教会との関係について火消しに躍起、広がる動揺・居直る幹部
統一教会6|週刊文春◇下村文科相が統一教会の名称変更を認証・腐り切った関係

統一教会5|安倍政権首相秘書官・井上義行議員は統一教会集会で「信徒になった」と紹介される
統一教会4|松尾貴史氏コラム◇自民党と統一教会「一体ぶり」が日に日に可視化されている
統一教会3|安倍元首相は統一教会系総裁へ「敬意を表す」ビデオメッセ・被害助長の恐れ
統一教会2|安倍元首相が統一教会を称賛したことは根本的かつ重大な誤り・大失態の極み
統一教会1|どんなに悲劇的なことでも安倍氏のやってきた事を肯定することはできない

■23年
自民党政治資金団体への献金29億円・大企業との癒着、見返りは補助金・優遇税制・軍拡・原発
伊藤智永氏◇政治資金パーティー・安倍派バブルがはじけ長期政権が腐敗する鉄則は生きていた
維新遂に本性現す・馬場代表「第2自民党」表明、暴論「共産党はなくなればいい」
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の不敵な笑み・自ら”解散風”、立場の重さをわかっていないのか
総選挙で立憲が増えれば“民主主義の復活” “子供の将来を思う”国民の本気度が分かる
痛恨!せっかくの電話世論調査にスマホを誤操作し岸田内閣に「不支持」を入れられず
「看過できない政府の放送介入」放送法は元々放送局が自由に放送することを保障するもの

■22年
「秋の山寺、葉が落ちる」川柳ではなく”辞任ドミノ”のダメ秋葉・山際・寺田・葉梨氏を詠う
与良政談★安倍氏がいなくなってもずっと「安倍派」の名でいたい?
松尾貴史氏コラム◇岸田内閣総辞職や衆院解散が思ったよりも早くやって来ることも
安倍元首相暴言「敵基地先制攻撃・日銀は政府の子会社」、沖縄本土復帰50年
アベイズム(安倍首相の願望)とはプーチンがやっていることと同じ!どんなに怖いことだったか
松尾貴史氏コラム◇安倍元首相の日米核共有論はウクライナ侵攻の災難に便乗した愚劣さ
岸田首相は4K失敗(教会・国葬・コロナ・物価高騰)で内閣支持率大幅ダウン
年金生活者に5000円の給付金!7月の参院選で「自公党に投票しろ」と言うこと
岸田首相の「聞く力」は安倍・菅氏だけ、国民には「聞き流す力」を存分に発揮

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泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」/少数派

2024年09月29日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」



■泉氏「日本が疲弊しているのは子供や教育に十分な予算を投じないからです」
毎日新聞を活用しました/前兵庫県明石市長、泉房穂さん(60)は3期12年の在任中、手厚い子育て支援策が評価を得た一方、問題発言が続き全国で知られるようになりました。引退後は地方選で支援した候補者が相次ぎ当選。政界復帰も取り沙汰される中、教育改革にもこだわります。ジャーナリストの田原総一朗さん(90)が真意に迫ると、辛酸をなめた10歳の体験から猛烈に語り始めました。
投稿者の文章|既号の泉房穂・前明石市長①②とは別の企画記事をアップしました。田原総一朗氏が、泉氏をインタビューする形式です。なお一部①②記事と重複する箇所があります。今号も、熱血漢溢れる泉氏の生き方です。今なお政治の改革に取り組み、熱心に社会保障の在り方を語る背景に、幼い頃に弟さんの不遇が原点になっていると思います。

田原「経済的に貧しい子供時代だったそうですね。脳性小児まひがある4歳下の弟さんを地元小学校の普通学級に通わせるため、泉さんが一緒に登下校していたとも聞きました。なぜ、養護学校(現在の特別支援学校)を選ばなかったのですか?」

「弟は2歳のときに医師から「一生立てません」と言われました。旧優生保護法(1948~96年)の下で、障害者らへ強制的な不妊手術が行われているような時代で、おかんは「起立不能」の診断書が出た時には無理心中を図ったそうです。でも、弟は4歳で立ち、5歳で歩きだしたんです。家族で「6歳の小学校入学に間に合った」と喜びました。それでも歩きにくさはあるので、遠くにある養護学校よりも、近くの小学校が便利に決まっています。だが、市側は「そんなに足が悪いのだったら、電車やバスに乗って遠くの養護学校に行ってください」との立場でした。掛け合った結果、地元に通うのなら「送り迎えは家族がする」「何があっても行政を訴えない」という条件を出されました。おやじもおかんも午前2時半から漁で家を空けています。10歳の私が弟に付き添って登下校しました。弟に空のランドセルを背負わせ、手を引きながら私が2人分の教科書を背負いました。校門近くのトイレで教科書を入れ替え、教室に送り出しました。悔しい思いもありましたが、弟は普通学級に通ったことで健常者の中でも気負わず生きられるようになれた。今も小学校の友達と交流があります。「自分は障害者だ」という感覚があまりなく、消防団にも入っていました。

田原「障害のある子もない子も同じ場で学ぶ『インクルーシブ教育』を実践する自治体も出てきました。ただ、十分なサポートを受けられる特別支援学校を望む保護者も増えています。」

「障害を持つ全ての子供にとって、普通学級が良いとは思っていません。障害が重く医療的ケアが大変なので家庭で学ぶことを望むケースもあります。特別支援学校や通級指導(普通学級に在籍しながら別室などで特別な授業を受ける)を希望する人もいれば、私の弟のように、普通学級で健常者と一緒に学ぶことを望む家庭もあります。選択権の保障が大切です。つまり当事者とその家族が選べる環境をつくることです。私が市長になってからは、明石市では本人や親御さんの意思をできる限り尊重しました。環境整備のためには、先生の数も増やしていいと思っています。でも市長時代にもどかしかったのが教育行政です。市立小中学校でも教職員の人事権など多くの権限を県教育委員会が握っていて、市側が柔軟に対応しにくいのです。子供や親御さんたちの近くにいる市に権限を委譲してもらえれば、取り組みを一気に進められたと思っています。」

田原「厳しい家庭環境ながら、泉さんはどうやって東大への合格をつかんだのですか?」

「ものすごい使命感で勉強しました。10歳の時には、理不尽で冷たい世の中を変えようと決めていました。東大に行ったら、きっと賢い仲間が見つかり、そのための力をつけられると考えたんです。大学受験する時、家の年収は100万円台でした。両親とも貧乏漁師の家に生まれ、午前2時半から働いても、私の家のおかずは十分じゃなかった。幼いころは洗濯機すらありません。頑張ったから報われるわけじゃないと思いました。塾通いの発想はありませんし、根性だけで合格したのかもしれません。受験直前は海で溺れかけて悲鳴を上げる人を助けに行く自分を思い浮かべました。眠くて目をこすりながら勉強している自分が寝てしまったら「助かる命が助からない」とイメージしたんです。」

田原「東大の学生は富裕な家庭が多いですよね。実態調査(2021年度)を見ると、世帯年収が「950万円以上」と答えた学生は4割を超えています。」

「私は給付型の奨学金をもらえましたし、入学金や授業料は払わずにすみました。一方、周りの学生は全く生き様が違い、塾通いであったり、家庭教師をつけたりして入学していました。彼らは、物事を要領よくこなせるのですが、思考が十分に働いていないように感じたんです。現状を変えるには、どうすればいいのかという想像力にも欠けているんです。こうした学生たちが中央省庁に入り、日本を仕切っているのなら、我が家が受けたような理不尽への想像力も働かないと思いました。恵まれた環境で生きてきた人たちは「頑張って報われないのは努力が足りないからだ」と思いがちです。でも、報われるには、頑張れるだけの環境を持てる親の経済力とか、いろんな要素がある。そこを抜きに自由競争の名の下で、自己責任にするのは間違っています。

田原「『教育格差』をなくすにはどうすればよいでしょう?」

「子供や教育にかける予算を3倍にすべきです。日本は教育にかける公的予算が少なく、例えば大学など高等教育にかかる費用の私的負担割合はOECD(経済協力開発機構)の加盟国平均が31%なのに対し、日本は67%にも上っています。小中学生への公的支援は広がりつつある一方、高校生がいる家庭は谷間です。家計が苦しくて塾通いできないと、大学受験はかなり不利です。経済格差が影響しないよう授業料や入学金を免除したり、奨学金を組み合わせたりして支援すべきです。日本が疲弊しているのは子供や教育に十分な予算を投じないからです。市長時代、明石駅前の再開発ビルに子供の遊び場や図書館を入れました。ここだと他の街で遊ぶより何千円か得なので、近くでごはんを食べますし、子供服も買います。こうして駅前の人の流れが変わって商店街も活性化します。親たちは、子供にお金をかけたいけど使えるお金がない。だから少し余裕が生まれると、お金が回るようになるんです。子供に投資すれば、即効性がある形で地域経済が回ります。」

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)[前出]
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
前号/泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に

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投書欄|拉致家族への首相・政府の言葉は同じフレーズの繰り返し、全くやる気なし/少数派

2024年09月22日 | 政治情勢2
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投書欄|拉致家族への首相・政府の言葉は同じフレーズの繰り返し、全くやる気なし

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「投書欄」とは、新聞の投書欄に寄せられたご意見や編集委員のコラムなどの中
から、当ブログ管理人が共感したものをピックアップしたものです。投書者のお
名前は、当ブログでは伏しています。投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づ
いて投稿者が行ったものです。


ブログ管理人より
■自民党政権は拉致家族が老いて亡くなることを願っているとしか思えないやり方
お三方の投書欄の記事は、かなり前の物だ。一時、岸田首相が北朝鮮との交渉を模索していることから動向を見極めるために投稿を控えていた。結局、本気で助けに行く気はなく、政権支持率のアップが魂胆(ポーズ)だったことに過ぎなかった。岸田首相は辞任するが、そもそも最初からやる気などなかったのだろう。歴代首相や拉致問題担当大臣が代わる度に拉致家族を呼出し、党政権の「一丁目一番地」(最優先課題)とぶち上げる。何回、同じことを繰り返せば済むのか。特に質(たち)が悪かったのが、故・安倍首相だ。8年半の長期政権、良くも悪くも強硬政権であり、副官房長官として実際に小泉首相と北朝鮮に渡った経験を持つ。それでも全く北朝鮮には関心なく、権力の固執に終始し時が去ったのみ。自民党の右翼政治が、拉致家族を取り戻す障害になった原因でもある。しかし安倍氏のやる気さえあれば、何とか進展はしただろう。

投稿者が気になるのが、最近、横田めぐみさんの母・早紀江さん(88)の弱気発言だ。「自分が生きている間に、めぐみちゃんに会える自信がなくなりつつある」。拉致家族にこんなことを言わせてしまう、日本政府のだらしなさ。その上で「早く助けてくださいと絶叫するような思いでいるに違いない被害者のことを自分の頭の中に思い描いてほしい。もっと真剣に拉致問題をとらえてほしい」と強調した。家族会も総裁選候補者が拉致問題に少しも触れていないことに、大きな不安、危機感を示した。自民党のやり方は解決する気はなく、大きな公害病患者との対応と同じで拉致家族が老いて亡くなることを願っているとしか思えない。米軍には物を言えず、北朝鮮には物を言わぬとは、どこの国のトップなのか?

Sankoub
横田めぐみさん父滋氏死去・安倍首相は拉致家族を政治利用するも解決意欲なし
横田めぐみさんたちは生きている!(家族会・救う会の拉致被害者救出運動)

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統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈/少数派

2024年07月11日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈


「エホバの証人」の信者が輸血拒否の意思を示す書面

■過去、最高裁は何と輸血して命を救った医師に賠償命じる判決に社会は怒った
岸田首相のヤル気のなさ、盛山文科大臣のふざけた態度から、「統一教会」への対策強化がつまずいている。投稿者は、統一教会とほとんど体質が同一とされるキリスト教系新宗教『エホバの証人』(以降、エホバ)についても関心があり、新聞報道などをまとめた。エホバで真っ先に浮かぶのは、「輸血拒否」だ。毎日新聞の調査によると、全国の中核病院小児科119病院のうち55病院が答えた。中核病院とは大学病院や小児医療センターなど小児医療の中核をなす医療機関で、重篤な患者の救急や高度医療を提供している。そこで2013~23年、“宗教を理由”に保護者が子供への医療拒否が「ある」と答えたのが約3割の18病院・48件。複数回答では「輸血が」13件、その他、手術・受診・入院、投薬や予防接種などだった。投稿者が覚えているのは、1985年、エホバ信者の子・小学校5年の男児がトラックにはねられ、両親が輸血を拒否し失血死した。また別件では輸血された患者が医師を訴え、こともあろうに最高裁は患者に「人格権」があるとして病院側に賠償を命じた。いわゆる命を救った医師・病院が賠償責任を負わされ踏んだり蹴ったりの不合理に、当時、投稿者や社会は “怒(いか)った”。死には至らないものの、こうした信者と医師とのトラブルは今も全国で起きている。

■エホバ幹部は信者の幼い子159人に性的加害、下半身触る行為常態化
エホバは「血を避ける」聖書の記述に従い輸血を拒否する教義で知られ、国内信者は約21万人。輸血をしないと神が喜び、自分の子供は永遠の命を手に入れることができると信じているようだ。これだけでも、いかに“邪教”であるか分かる。キリスト教もイスラム教も元はいっしょであり、当然、命の維持に世界中で輸血を受けている。エホバは「医療の選択は個人や家庭の決定に任す」としているが、これは統一教会と同様に不都合な教団方針をメディアから問われると信者のせいにする。厚労省は「子供に輸血を含む医療を受けさせないことは『虐待』とする」「ネグレクト(育児放棄)に当たる」としているが、実行面で及び腰だ。一方、エホバ元2世信者は記者会見を行い、教団が「輸血拒否」を指導していると訴えた。また元2世信者の団体が調査した結果、性的被害が159人いた。加害者は一般信者が13件、長老12件、援助奉仕者8件など。これは、“氷山の一角”であろう。エホバは教義で婚前の性交渉を禁じていて、性交渉が知れると長老らに経験した内容を言うように強制される。元2世信者女性の証言によると、4~5歳の頃から集会の一般信者にお尻を触られ、段々エスカレートしトイレで下半身を触られることが数年続いた。被害を受けた子供が両親に訴えると、「何でそんな嘘を付くのか」と逆に叱責され、“むち打ち”が始まった(次項で説明)。

■可愛い我が子に電気コードで100回もむち打ちをするエホバこそ邪教だ!
統一教会も虐待が多いが、エホバは両親が我が子に「むち打ち」をするのが特徴だ。教義に「神の鞭(むち)」があり、信者の子には常態化されていた。元2世信者の弁護団の調査では、子供の頃から活動した信者560人のうち、「むち打ち」を受けた体験が92%、81%が「輸血拒否」を示すカードを持っていた。子供のほとんどが産まれてまもなくから3歳頃までに、親に下着を脱がされ素手や物差し、ベルト、ホースで叩かれた経験がある(親の証言も含む)。ある元信者の証言によると、100回も電気コードで叩かれミミズ腫れして腫れてないほうのお尻で座るのがやっとだった。統一教会もそうだったが、可愛い我が子に平気で惨いことをする。本当に、邪教は怖いものだとつくづく思う。集会や大会では幹部がむち打ちを指導し、会館にはむち打ち用の部屋さえあったそうだ。集会参加が優先され、運動会・学芸会・遠足など子供が楽しみな行事にも参加できない、授業も出られないように教団が指導した。投稿者が以前、転勤先だった名古屋に住んでいた会社契約のマンション隣が、教会(集会場)だった。毎・日曜朝になると、教会建屋が安普請だったせいか中東で鳴り響く「ホニャ・ホニャ~~~(上手く表現できない)」“爆音”音楽で始まり、午前中は祈りや説教が筒抜けでうるさかった。小学生が大勢来ていたが、今思えば前述の通り「ほぼ全ての子供達」が虐待されていたのだろう。そんな彼等・彼女達も、40代後半か50代の親世代に。我が子にも、同じようなことをしているのか。今どうしているか知る由もないが、“悲しい体験”に満ちていることだけは容易に想像できる。エホバは邪教だ!

Sankoub
前号/統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される

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小池都知事がカイロ大卒業学歴詐称した事実を当時の学生ルームメートが生々しく証言/少数派

2024年06月25日 | 政治情勢2
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小池都知事がカイロ大卒業学歴詐称した事実を当時の学生ルームメートが生々しく証言


右/証言した現在の北原百代さん 左/1976年・ピラミッドの前で記念撮影する北原百代さん(左)と小池百合子氏

■1976年当時・小池氏はルームメートに「卒業したことにしちゃったの」と答える
しんぶん赤旗を活用しています/小池百合子・東京都知事の学歴詐称疑惑で新展開です。小池氏のカイロ留学時代のルームメイトだった北原百合さん(83歳)が、都内でメディア数社に詳細な実名証言を行いました。

私がアラビア語を勉強するためにカイロに渡り、安い宿に宿泊していた1972年春ごろ、三菱商事の社員の方が小池百合子さんを同居相手として紹介してくれました。私は快諾し、一緒に部屋を探して同居を始めました。当時19歳の小池さんは、普通の若い女性で、あまり口数が多くない印象でした。小池さんが日本人留学生と結婚して、新居に移る1973年2月まで同居しました。小池さんは、お父さんの取り計らいで73年10月にカイロ大学の2年に「編入」されたと聞きました。しかしその後に離婚され、75年年末に「また北原さんと一緒に暮らしたい」と言われ、再び同居を始めました。

小池さんは、76年5月の進級試験に向けて勉強を始めました。しかし2度目の同居を始めた時、小池さんから「アラビア語の辞書を貸して」と言われて、「辞書も持たずにどうやって勉強していたんだろう」と驚きました。5月の進級試験の結果、7月の結果を掲示板に見に行った小池氏は、「落ちちゃった」と「肩を落として」帰ってきました。そして、大学教授のところに相談に行き、「あなたは最終学年ではないから、追試を受けることができない」と言われたと言います。その後、小池さんはJALの現地スタッフとして働き始めましたが、76年9月終わりから10月にかけて、「急いで日本に行かなくてはいけない、でもお金が足りない」と言い出し、身の回りの物を売り渡航費用に充てました。

小池さんは11月半ばにカイロに帰ってきますが、「これ見て」と差し出された日本の新聞記事のコピーには、「カイロ大学文学部社会学科を日本女性として初めて卒業した」などと紹介されていました。私は驚愕しました。「そういうことにしちゃったの?」と問うと、「うん」と答え、日本に帰国する時には「日本に帰ったら本を書くつもり。でも、そこに北原さんのことは書かない。ごめんね。だって、バレちゃうからね」と話しました。本は5年間のカイロ留学時代を書いたものなのに、2年間同居していた私のことや結婚のことは一切書かれていませんでした。

■エジプトはコネとお金がものをいう、権力と金があれば証明書はいくらでも作れる
アラビア語は、口語と文語が分かれていて、大学の教科書や授業では文語が使われています。文語は、エジプト人ですら使えない人が多い。それを日本人が習得するのは、並大抵の努力ではできません。小池さんの当時のアラビア語のレベルは、市場での買い物ができるぐらいのもの。私も外出先で、小池さんがアラビア語で流ちょうに話すところはみたことがありません。エジプトという社会は、コネとお金がものをいうところです。権力とお金があれば、いろんな証明書はいくらでも作れます。<途中、割愛>

小池知事の学歴詐称の偽装工作に加担したと、小池氏元側近の小島敏郎さんが告白しました。カイロ大学を「卒業」したと、エジプト大使館のフェイスブックに学長の声明文が掲載されたことに関わってです。小島さんは、公民権上失職するかどうかを外国に握られていることは「国益上、大問題だ」と指摘していましたが、その通りだと思います。小池さんは真実を、偽装と隠ぺいを洗いざらい話してほしい。そして、今後の人生を潔白に歩んでほしいと思います。

■投稿者の文章|「女帝小池百合子」嘘の繰り返しで伸し上がった不幸な生い立ちが書かれている
2020年の都知事選挙以来、4年ぶりにまたまた小池都知事の学歴詐称が沸き起こった。当時をご存じない方は、ぜひ投稿者の記事(リンク参照)をご覧になって頂きたい。当時、『女帝 小池百合子』石井妙子著の書籍を読んだ。ルームメイト北原百合さんの証言と石井妙子氏の分析の2つの事象を合わせれば、小池氏の偽証・捏造であることは揺るがない。エジプト人でも4人に1人は留年すると言われる難関を、片言のアラビア語しか使えない小池氏・言わば外国人が口語・文語両方のアラビア語を使いこなし、卒業するのは至難の業である。まして、「カイロ大学を首席で卒業」という経歴はありえない。投稿者は、「100%学歴詐称」と断言できる。完全にアウトでしょ! 著書や簡単にまとめて投稿者のリンク記事には、『嘘の繰り返しで伸し上がった』彼女の不幸な生い立ちが書かれている。学歴詐称より小池知事の評価をすべきとの一部の声があるが、それは根本的に間違った考え方である。自民党の諸悪時と同様に、嘘をつく人間は選挙という公正な方法で決着するしかない。

Sankoub
小池都知事学歴詐称疑惑”なぜ卒業証書出さない?”「女帝小池百合子」作家・石井妙子氏
「女帝小池百合子」石井妙子著・カイロ大学首席卒業の「小池の嘘」が暴かれていく

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松尾貴史氏コラム◇真鍋かをり氏「蓮舫の都知事選立候補にウンザリ」野党への批判は筋違い/少数派

2024年06月13日 | 政治情勢2
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松尾貴史氏コラム◇真鍋かをり氏「蓮舫の都知事選立候補にウンザリ」野党への批判は筋違い

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毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■TV各局の「蓮舫批判・蓮舫封じ込め」方針は政治的公平性にバランスを欠く
7月7日、東京都知事選挙が投開票される。小池百合子知事が2期目を終えようとしているが、彼女が最初に立候補した際に掲げた公約「七つのゼロ」は、「ペットの殺処分ゼロは達成した」と主張したものの、その他多くが達成されないまま、約束がほごにされようとしている。また、「カイロ大学卒業」という学歴が詐称ではないかという疑惑も残されている。かつての側近が「文芸春秋」で「学歴詐称工作に加担した」とする手記を発表したが、小池氏本人は「大学が卒業を認めている。選挙のたびにこういう記事が出るのは残念」と否定した。とても納得できる説明とはいえない。蓮舫氏が参院議員を辞職、立憲民主党を離党して、都知事選に立候補すると表明した。現職の小池氏にとって手ごわい対抗馬になりうるかもしれないというのに、テレビの情報番組の扱いの小ささ、短さはどうしたことなのだろうか。あるワイドショーでは、タレントの真鍋かをり氏が奇妙なコメントをしていた。

「蓮舫さんが出てきたことで、国政の構図がそのまま都知事選に流れて来ちゃっているような感覚になる。都民としては、選挙に対してテンションがあまり上がらない。自民党の裏金問題があって野党がわああ、と言うけど、文句しか言っていないみたいなのがもううんざり。それを都知事選にも持って来られても、ちょっとおなかいっぱい」という趣旨の感想だそうだ。我々が「うんざり」しているのは、裏金をごまかし続け、問題の解決を渋る自民党に対してであって、それを批判している野党にうんざりと言うのは、単に自分が自民党の支持者であるからそう感じるのではないだろうか。よしんば支持者ではないとしても、これまでの活動や言動をみれば、さもありなんと思っても無理はないだろう。そう言えば以前、彼女が「桜を見る会」に参加して、当時の首相のすぐそばで写真に納まっていたのを思い出す。なぜ彼女が都民の心境を把握し代表しているのかが不可思議ではある。かつて東京パラリンピックのPRをするなど、小池都政に親しみを感じているのかもしれない。

 松尾貴史さん作

しかし、テレビで出馬表明についてこのようなコメントをするのは、それ以上の何かしらの役得があるのではないかとすら勘繰ってしまう。彼女はTBSの番組にも出演して同様のコメントをしていたが、おそらく偶然ではないだろう。もちろん彼女は一例だが、各局のあまりにもバランスを欠く扱いに、ちょっとどころか強烈な違和感を覚える。都庁の建物になんだかわからないプロジェクションマッピングを投影するのに何億円(※投稿者補足/2年間で48億円)もかけ、「新たな観光スポットだ」と胸を張る小池氏。彼女が都知事でなくなってしまったら困る勢力や企業があるのだろうか。テレビ局が、そういう利権にそんたくしてこぞって小池氏を利するように報じているのだとすれば、逆にわかりやすい。まさか、今回の選挙の準備のためにその予算を費やしたとは思いたくないが。自分たちの周辺だけが潤うように誘導する自民党による長年の政治が、日本をむしばんでいるにもかかわらず、この期に及んで「批判にうんざり」などと言えるのは、よほどの安全地帯で何不自由なく暮らしている人だけではないか。所属の女性議員があちらもこちらもおかしなことになっている昨今、次あたりの国政選挙では自民党から真鍋氏に立候補要請の声がかかるのではないか、と想像したら面白くなった。

■投稿者の文章|特定企業とつるんで環境破壊する腐敗した小池都政を変えなければならない
ラサール石井氏も、ご自分のコラムで同様に真鍋かをり氏の変容ぶりとメディアの小池都知事応援シフト化の不公平性を書いていた。それにしても日テレ「DayDay」、TBS「ひるおび」、フジ「ワイドナショー」などTV各局は小池都知事の実績を大々的に披露。一方、蓮舫議員の都知事立候補に、番組コメンテーターを使い徹底的に蓮舫氏をこき下ろした。ひるおびの都知事選企画番組では、決められた時間丸々を使って小池氏一人だけに”よいしょ”、蓮舫氏は放送されず。他番組でも、蓮舫氏の”二重国籍問題” ”2番じゃ駄目なんですか”、挙句の果ては若かりし頃の彼女のレオタード姿など都知事選の戦いとは掛け離れた企画や、全く放送せずの無視が続いている。やはりこれだけ各局が揃いも揃って同じ方向を向くのは、松尾氏本文のように電通など特定の企業との癒着があるからだと感じる。

御用評論家の代表格・田崎史郎氏や橋下徹氏もムキになり、ここぞとばかりに蓮舫氏を目の敵にする発言を垂れ流している。他のコメンテーターも、普段、見識ある発言をしていたが、蓮舫氏の立候補以来、俄然、根拠のない支離滅裂な批判をするようになりがっかりした。大本の真鍋氏の発言も大問題で、いつの間に与党に擦り寄りネットに流されてしまい彼女の昔の切れ味と理知は消え去った。蓮舫氏がリトマス試験紙代わりになり、多くの出演コメンテイターやタレントが隠していた「親自民派」が浮き彫りになったのだ。番組プロデューサーかディレクターに言わされているのか、元々そういう素地だったか分からないが、あまりにもコメンテーターの「公平性」に偏りが出ている。それだけ、蓮舫氏の影響力が多大と言うことなのだろう。都民に金だけばら撒き、特定企業とつるんで環境破壊する腐敗した小池都政を変えなければならない。今回もまた書く、都民は「♪小池にはまって、さあ大変~」の酷い思いをしているのだから、小池3選を阻止して新しい東京を目指すべきだ。

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泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に/少数派

2024年03月23日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に


右は明石市立天文科学館

■まず投稿者の文章|泉氏のような方が心が通った政治家、政界復帰に期待
前明石市長・泉房穂氏のインタビュー記事の2回目。前回は障害のある弟さんへの冷たい社会の眼に、奮起するところまでをお伝えした。今回は貧乏な環境下で努力して東大に入り、政治家になった経緯が綴られている。明石市はご存じの通り、「日本標準時」と言われる子午線が走っており、そこから泉市長(当時)が始めた子育て支援を『日本標準政策』と呼ぶ。言葉の綾に留まらず、本文の通り国の“少子化対策”の見本になっている。出鱈目な自民党・日本維新の会とは異なり、泉氏のような方を“心が通った政治家”と言うのだ。たまたま投稿者の娘が嫁いだ先は、明石市にごく近い市に住んでいる。その娘が旦那に、前号のように最近は泉氏が東京のTVに出ずっぱりの話をしたら、「今までは関西圏ばかりの出演だったが、全国に通じる人間だから頑張って欲しい」旨の話だったそうだ。コメンテーターも大事な仕事だが、もう1度、政治家に復帰してもらいたいものだ。

■子育て政策・明石でできたことは全国どこでもできる、国が率先して取り組むべき
毎日新聞を活用しました(前号から続く)/社会を変えると決意した泉少年は懸命に勉強する。しかし、親は貧しい漁師。参考書や問題集を買ってほしいとは言い出せなかった。「それで僕がどうしたか分かりますか?」。声が震え始めた。下を向いたまま、ようやく絞り出した。「万引きするしかないと思い詰めたんです」。初めて聞く話だった。市内の書店で思い悩んでいたある日、挙動がおかしいと気付いた店主に「こっちに来なさい」と呼び止められた。「おやじさんが店の隅に机と椅子を用意してくれて、ここで立ち読みして勉強しなさいと言ってくれたんです」。塾に行くお金もなかった泉少年は、この書店の片隅で「座り読み」させてもらうことによって、大学受験した。必死に勉強して東京大に現役合格した時、書店主は「わしが泉君を東大に通してやった」と鼻高々だったという。当時のことを話す泉さん、抑えていたものをこらえられなくなった。「おやじさんがいてくれなかったら、今の僕はなかった。あの恩は一生忘れられません」。大粒の涙がこぼれ落ちた。

市長として泉さんの評価を高めたのは子育て支援。明石市では、(1)高校3年までの医療費 (2)0歳児のおむつ (3)第2子以降の保育料 (4)中学校の給食費 (5)天文科学館などの公共施設入場料~の「五つの無料化」を実現した。市独自で児童手当も拡充し、18歳まで1人当たり月額5000円を支給。いずれも所得制限は設けていない。「最初は、公共事業を削って建設業界の首を絞めるのか、商店街振興をあきらめるのか、と各方面に猛反発されました。『後回しにしますが必ずやります』と説得して、子育て予算を倍増させたら、隣の神戸市からの移住者が激増して税収が増え続けています」。子育て支援の先進都市として、明石市には全国の自治体から視察が相次ぐ。泉さんは国会の公聴会や政党の勉強会で経験を伝え、「明石でできたことは全国どこでもできる。国が率先して取り組むべきです」と訴える。明石市は、日本標準時子午線の東経135度が通ることでも知られる。ここでの取り組みを「日本標準政策」にしたいようだ。

「自己責任という言葉が大嫌い」という泉さんの言葉に熱がこもる。「頑張ったって走れへん人がいる。その人のせいにするのは違う。環境とか能力に恵まれた人が、そうでない人に目配り気配りするのが政治やないですか」。そのために、選挙で社会が変わることを証明していくつもりだという。23年4月の明石市長選・市議選や兵庫県議選では泉さんが応援した無所属候補が全員当選した。7月には明石に近い三田市長選でも無名に近かった新人候補を支援し、自民・公明・立憲・国民民主が推薦する現職ら3人を破って大勝させた。「選挙は最大勢力に支持された人が勝つんです。自民やないですよ、市民です。潮目は一瞬で変わります」と自信を見せる。23年8月19日に60歳になった。「還暦で人生1周したとすると、貧乏人のせがれが全力で走って自分なりに冷たい社会に復讐できた。やり切った気持ちです」。2周目はどうするつもりかと聞くと、「最近、いろいろな人に『もっとやれ』と声をかけてもらえて、2周目もいけるかもという気になってきました。みんなで冷たい国をなんとかできたら面白いですよね」。石井氏を当選させようと一生懸命だった20代の頃と同じ目をしていた。

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)[前出]
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
次号/泉房穂・前明石市長③田原総一朗Q「頑張れる環境の整備を、子供に投資・公的予算を3倍に」
前号/泉房穂・前明石市長①「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい

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泉房穂・前明石市長①「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい/少数派

2024年03月16日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
泉房穂・前明石市長①「熱血」の源は50年以上前の弟の不遇、優しい社会へ変えたい


右は明石市立天文科学館

■まず投稿者の文章|明石市職員に「火つけてこい」発言が発端で全国に知られる
昨今、泉房穂氏はTV情報番組に“引っ張りだこ”だ。23年末、テレ朝「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、出鱈目な自民党政治をバッサリ斬った。投稿者はリアルタイムで見ており、溜飲が下がった。当日解説の“御用ジャーナリスト”の田崎史郎氏も、たじたじとなった。視聴率は、普段より5割も上がっていた。TBS「ひるおび」や“朝までテレビ”でも吠え、新聞の連載も持っている。投稿者が泉氏を知ったのは、本文のように明石市職員に「火つけてこい」とワイドショーで大騒ぎした時。でも「悪い人間ではない」と直感し、その後の言動から「熱血漢の人格者」と認識した。皆様にもお伝えしたく、毎日新聞の記者がインタビューして、まとめた特集記事をお伝えする。こういう方が政治のリーダーシップを執れば、どれだけ良くなるものを。思えば20年以上前、本文に書かれた石井紘基議員が殺されたことを覚えている。その方の下に、泉氏がいたのは初耳だった。また「熱血」の源は、障害がある弟さんのことだ。社会の冷たさに反発して、政治家になった。2回に渡り、お伝えする。

■弱い人を助けるどころか見殺しにするような冷たい社会に復讐(社会の改善)
毎日新聞を活用しました/市長を引退してから、むしろ存在感が高まっていないだろうか。兵庫県明石市の前市長、泉房穂さん(60)だ。「誰ひとり取り残さないやさしいまちづくり」を掲げた市政運営が評価された一方、問題発言が続き、毀誉褒貶(きよほうへん)相半ばした。今は各地の選挙で応援に駆け回り、連戦連勝。23年8月に還暦を迎えて「第二の人生」に踏み出し、何を目指すのか。日本の政治を4時間ノンストップで語り尽くした。日曜の昼下がり、泉さんは1人で毎日新聞東京本社にやってきた。東京メトロ竹橋駅で見知らぬ女性に「握手してください」と話しかけられたそうで、にこにこしている。「東京で僕の顔を知ってくれてる人がいるのは、うれしいことやね」。こうして話をするのは33年ぶりだ。

前回は1990年の冬。泉さんは、後に民主党の衆院議員となる石井紘基・社会民主連合事務局長(当時)の秘書として、衆院選に初出馬する石井氏の選挙事務所を取り仕切っていた。私は学生ボランティアとして選挙運動を少し手伝った。東京・三軒茶屋の街頭選説で、候補者本人が話し終えた後、泉さんに突然、マイクを渡されたことがあった。「言いたいこと、何でもしゃべって」と。私は「消費税3%を貧乏学生は重く感じる」という話をした。「僕は30年も前からずっと同じことをしてきたんやな」と笑う泉さん。政党幹部でなく、名もなき聴衆に演説してもらって選挙を盛り上げるのが、昔も今も変わらぬ泉流なのだ。この衆院選で落選した石井氏に「人の役に立ちたいなら、まず弁護士になるのがいい」と助言された泉さんは、ゼロから勉強して94年に司法試験に合格した。ちなみに司法修習生の同期には橋下徹・元大阪市長がいる。

2002年に恩師の石井氏が右翼活動家に刺殺された。これを機に「遺志を継ぎ、困っている人のために法律や制度を作りたい」と衆院議員になった。11年に明石市長に転じ、在任中は悪い意味でも世間の注目を浴びることになる。道路用地買収が進まないことに腹を立て、市職員に「火つけてこい」と暴言を吐いて19年2月に辞職。翌月の出直し選で3選を果たしたものの、22年10月には市議に対し「次の選挙で絶対に落としてやる」と威圧したことが問題になり、責任を取って23年4月の任期満了で引退すると表明した。職員への暴言後、橋下さんはメールマガジンで司法修習生時代を振り返り、<泉さんは、僕より6つ年上で、当時から熱血感溢(あふ)れる人><まあ典型的な関西のおっちゃん。勢いで押していくんだけど、ちょっと走り過ぎるところがあるなとも感じていた>と評していた。「怒りを抑えられないダメな部分が出てしまった」。泉さんは改めて反省の言葉を口にした。

「熱血」の出発点は50年以上前にさかのぼる。明石市で生まれ育った泉さんには、四つ下の弟がいる。酸欠状態で生まれ、病院側は両親に「このままにしましょう」。命が助かったとしても障害が残るのは明白だから、放置して死なせるという意味だ。旧優生保護法が根拠だった。両親が泣いて懇願し、自宅に弟を連れて帰ってきた。泉さんは「弱い人を助けるどころか、見殺しにするような冷たい社会に復讐したい、これが政治を志した原点だった」と明かす。脳性まひで「一生立てない」と診断された弟だったが、どうにか歩けるようになった。だが、弟の小学校入学を前に当時の市教育委員会は「歩きにくいのなら近くの小学校でなく、養護学校へ行ってください」と伝えてきた。「障害がある子にバスと電車を乗り継いで遠い学校に行けと平然と言う。行けるわけないやんか! 10歳にして故郷を憎みました。自分がやさしい社会に変えたると決めたわけです」。半世紀前のことに、泉さんは目を見開いて激怒している。<次回に続く>

■人物略歴 泉房穂(いずみ・ふさほ)
1963(S38)年、兵庫県明石市生まれ。東大教育学部卒業後、NHKとテレビ朝日
でディレクター。2003年、民主党から衆院初当選。05年落選。11年から3期12
年、明石市長を務めた。弁護士、社会福祉士の資格を持つ。著書に「社会の変え方」、共
著に「政治はケンカだ!」など。

Sankoub
次号/泉房穂・前明石市長②各地で選挙応援・明石の子育て支援が「日本標準政策」に

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松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない/少数派

2024年03月10日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇解散命令請求する文科相に岸田首相「過去はともかく」では済まされない

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■教育について最も責任ある立場にこんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない
自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の間にある闇の深さはとどまるところを知らない。文部科学相には、なぜこうも旧統一教会との癒着や、つながりがある人物が任命されるのだろうか。去就が取り沙汰されている盛山正仁文科相については、毎日新聞による全国世論調査で、何と78%の人が文科相を交代させるべきだと考えていることが分かった。国民のほとんどがやめてほしいと思っている大臣なのだが「聞く力」のかけらもない岸田文雄首相は「職責を全うし、責任を果たしてもらいたい」などと寝ぼけたことを繰り返すばかりだ。聞かない力どころか、人の意見うんぬんの前に、こんな間違いに気づかないという鈍感力がすさまじい。盛山文科相に対して不信任決議案が国会に提出されるも、自民党と公明党、そして日本維新の会などの反対で否決された。維新が反対したのは、旧統一教会の関連団体などと何らかの関係がある国会議員がいるからだと推測する。しかし、宗教法人の解散命令請求を申し立てた文科省のトップが、問題になっている宗教団体と密接につながっているという異常さを、与党の議員は屁(へ)とも思っていないのだろうか。

盛山文科相は、旧統一教会の関連団体との事実上の「政策協定」に当たる「推薦確認書」に署名したかどうかについて国会で追及されると「記憶にない」を10回以上も連発するなどして逃げている。しかし、証拠(自身の署名入り)の「推薦確認書」の写真を見せられると「うすうす思い出してきた」などと答弁をしたり、あるいは「内容をよく読まずサインしたかも」などととぼけたり。その翌日には「記憶にない」との答弁に戻ったりと、頭の中が混濁しているようだ。こんなに記憶力がなく、書類の内容をよく見ずにサインをしてしまうような人物が、大臣でいていいわけがない。岸田首相による「過去の関係はともかく、現時点では当該団体と一切関係がない」などというかばい方は、あまりにも稚拙かつ乱暴だろう。暴力団との密接なつながりがあっても「もう付き合わないから」と言って公的な重責を担う人がいたら、問題なしとはならないだろう。ましてや、現在大問題の焦点になっている宗教団体が相手なのである。政治家は「過去の関係はともかく」で済まされる仕事ではない。そして今度は、旧統一教会と盛山文科相がまだつながっていることが早々と明らかになってしまった。教団系の機関誌「世界思想」が毎月、神戸市にある盛山氏の地元事務所に「無料で」届けられていることが分かった。旧統一教会の関連団体から衆院選で推薦状を受け取っていたとされる問題を巡り「旧統一教会との関係は既に断ち切っている」と否定していたのは真っ赤な大うそではないか。機関誌の受け取りは「記憶にない」では言い逃れられない。

しかしそれでも、与党と維新は盛山文科相の不信任決議案を否決した。盛山文科相だけではなく、旧統一教会と関係があった議員は皆「覚えていない」と繰り返す。関係を隠さなければならないような団体の応援がないと当選できないような人たちが、政策協定を結んで「推薦確認書」を交わし、その団体の意向に沿ったような政策が決められる。さらには、団体と関係があった議員たちが、あろうことか憲法を変えてしまうという大変なことに取り掛かろうとしている恐怖を、一人でも多くの国民が知るべきだ。旧統一教会の信者と一緒に拳を突き上げて、気勢を上げる盛山氏の写真が出てきたが、これも「記憶にない」らしい。ニュース番組「報道特集」では、旧統一教会の関連団体の現役幹部が「記憶にない」と連発する盛山文科相に反論していた。「一番の厚い支持者層はどこだと考えているんだと。後ろから支えて、表には出ないで、歯を食いしばってやってきたのは、どこか分かるのか。応援するんじゃなかった。非常に残念」などと恨み言を言っていた。子どもたちの教育について最も責任ある立場に、こんな人物を就かせ続ける岸田首相も無能と言わざるを得ない。

■投稿者の文章|傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き、時が過ぎたから問題ない?
松尾貴史氏の文章は、いつも以上にご立腹だ。そりゃそうだろ! 盛山文科相というこんなふざけた人間はいない。忘れた・記憶がないと言うが誰もが思うように嘘で、ある自民党議員は「灘高・東大法学部出身、極めて頭脳明晰で50年前のことでも昨日のことのように話す」と言っていた。国会本会議場や予算委員会の席上で、ニコニコ・ニタニタと笑っている。それもそのはず、岸田首相も旧統一教会幹部と並んで”記念撮影”したり、接触も濃い。だから盛山氏は「俺を切ったら岸田首相自らもタダで済まないよ」と思わせ、岸田氏がクビにできないことを盾に、反省・辞職するどころか”自信満々” ”鼻高々”なのだ。明らかな口封じ・脅しだ。実際に盛山氏を切ったら岸田氏も辞めざるを得なくなるから、「過去の統一教会との繋がりは切っており、現在は接触なしだから問題ない」と言う。それに対してネットでは、過去がお咎(とが)めなしなら、「殺人」を犯したが現在は何もしていないから「問題なし」なのか! 罪状を殺人以外にも傷害・性的暴行・脅し・オレオレ詐欺・万引き・暴力団との付き合いなどの例に替えて、岸田氏の対応を怒っている。投稿者の年代は、昔「それで済むなら警察や裁判所は要らない」と、よく言ったものだ。今の時代なら、「文春砲」「赤旗砲」も加わるかな?岸田氏も自民党も、既に「末期状態」。

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山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに/少数派

2024年03月05日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
山田孝男氏◇森元首相はなぜ不問なのか?裏金問題・五輪汚職のキーパーソンなのに
 絵・五十嵐晃氏

■裏金にせよ、五輪汚職にせよ、森元首相は重要な役割を担ってきた
毎日新聞を活用しています/「森(喜朗)元首相は調査しないのか?」。岸田文雄首相は明らかに森元首相に遠慮している。裏金問題の衆院予算委では「森に聞け」と野党に責められ、ハイ、とは言えない。岸田内閣は安倍派の協力がなければできなかった。安倍派は瓦解(がかい)したが、森は、なおゴッドファーザーである。86歳。森とは2日に1度、電話で話すと、首相就任直後の岸田に聞いた記憶がある。派閥の政治資金パーティーの収入を裏金として議員に還流する――という安倍派の悪習は、森がこの派閥の会長だった20年前から始まった。安倍派の幹部が証言している。つまり、森は裏金づくりの経緯を知るキーパーソンである。ところが、岸田主導の聞き取り調査はキーパーソン抜きで行われる。それで何が解明できるか。

森への遠慮――といえば東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー契約などをめぐる汚職事件(現在公判中)で、森を調べた東京地検特捜部のアプローチも控えめだった。事件の中心人物は、総額およそ2億円の受託収賄罪で起訴されたオリ・パラ組織委員会の元理事、高橋治之(79)=元「電通」専務。一方、組織委の会長は森。2人とも、刑法上、汚職捜査の対象になる「みなし公務員」(オリ・パラ特措法28条)である。森自身に対する金銭提供の報道もあった。2022年9月1日。産経新聞(東京版)が1面トップで、贈賄側の供述として「森・元会長に200万円」と特報した。ただ、共同通信以外は追わなかった。当時を知る関係者によれば、贈賄側が「森さんに200万円渡した」と検事に説明したのは事実と思われる。だが、他に証言、証拠がない。検事が調書を取らなかった可能性も。「産経を追えば恥をかく」と、他社の記者たちをけん制した検事もいたという。興味深いのは最新の「週刊文春」(2月15日号)の高橋独占会見である。<17年7月、五輪公式スポンサー、公式ウエア受注をめざした贈賄側被告からこう聞かれた。「(肺がん治療で入院中の森の)お見舞いにいくら渡せばいいでしょうか」。そこで「オプジーボ(がんの治療薬)は1回300万円ですよ」とは言いました……>。「森に200万円」説の傍証のようでもある。

森は参考人として検察に数回聴取され、放免。高橋は逮捕・起訴された。起訴・不起訴は検察官の胸一つだが、不公正、不公平が生じぬよう、言外の基準がある。パー券事件の場合、裏金3000万円以上のケースを立件した。五輪汚職では紳士服大手の贈賄業者から5100万円もらった高橋を起訴。森の聴取は高橋の罪を立証する上での補強であり、森自身は立件を免れた。だが、釈然としない。22年度の日本新聞協会賞を受賞した読売新聞取材班の「五輪汚職」(中央公論新社)によれば、多くの企業の依頼を受けた高橋が組織委、電通に働きかけることができたのは、「元首相である森の『後ろ盾』があればこそ」だった。裏金にせよ、五輪汚職にせよ、森は重要な役割を担ってきた。司法判断がどうであれ、キーパーソンの説明が聞きたい。

山田孝男氏(毎日新聞特別編集委員)1952年生まれ。早稲田大政経学部卒。毎日新聞政治部長、編集局総務などを経て2007年から月曜朝刊コラム「風知草」を担当。

■投稿者の文章|“低人格のドン”森氏に平伏した安倍首相(当時)自民党政治から脱出を!
東京五輪汚職、そして今回の政治資金パーティー裏金キックバックという違法な仕組みを構築、どちらも森元首相の関与が疑われている。東京地検特捜部は双方とも森氏へ甘い追及に終わってしまい、国民の怒りを買っている。特捜部は一時“正義の味方”と国民から喝采を浴びたが、何のことはない忖度と権力者には見て見ない振りをする醜態を晒してしまった。森・東京五輪組織委会長時の女性蔑視発言も許されない。さて首相在任期間は2000年4月から、たった1年の01年4月まで。その間にあまりにも酷い失言、国民から右翼政治を批判されたにも関わらず、こんな人間が今日まで20年以上も「政界(自民党)のドン」として居座ったことは何とも不思議だ。自民党が森氏の意向を受けて動いてきたため、政治・経済や世の中が堕落・没落し、世界から大きく引き離れ低レベルに陥った責任は重い。当時、”森喜朗”という名をもじった曖昧模糊の「シンキロウ右翼政治」の酷い失言・失態を紹介する。

▽「日本は神の国」発言=天皇が中心で、国民はその下僕(家来)である趣旨。▽「子どもを一人もつくらない女性の面倒を、税金でみなさいというのはおかしい」発言=世界に日本がジェンダー後進国であることを発信。▽「寝ておいて」発言=選挙で自民党が勝つために、選挙民は寝ていて欲しい(投票に行くな)の民主主義否定趣旨。▽中でも不支持が高まり在任期間が短くなった原因が「実習船えひめ丸事故」=2001年2月、えひめ丸がハワイ沖で訓練中、米潜水艦艦長の悪ふざけで急浮上し、えひめ丸と衝突・沈没。生徒9名が死亡・行方不明。当時、森首相は報告を受けながらもそのままゴルフを続行、猛批判を浴びて辞任に追い込まれた。その他にも数々の暴言を放った低人格のこんな人物に、安倍首相(当時)が平伏し、自民党が牛耳られ言うままに動いたことが理解できない。結果、国民の生活まで悪影響を及ぼしている。この「森自民党右翼政治」から脱出しなければ、日本は良くならない。

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統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される/少数派

2024年02月23日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される

Logo2Logo3b
なぜかコンセプト(太陽と家庭)が酷似する自民党のシンボルマーク(左)と統一教会のシンボルマーク

■日常の躾と称す暴行、学校に行かせず、恋愛禁止、経済的な困窮を強いられる
前号では、腹を痛めた我が子を他の信者へ「養子縁組」に出すことが日常的にまかり通っている、非人道的なことを申し上げた。今号は韓国で行われる数万人に及ぶ集団結婚式によって、日本で生まれた5万人の「祝福2世」と呼ばれる子供の困窮や虐待について追及する。統一教会によると、「祝福2世」の他にも信者の親から生まれた「信仰2世」が3万人、つまり生まれながらにして信者扱いされる2世信者が合わせて8万人いると言う。ただ日曜礼拝などに参加している信者は、1世・2世合わせて4万人程度だ。しかし積極的に参加していなくても、個々の家庭内で躾と称す2世への厳しい虐待が行われているのは事実だ。さて祝福2世は“神の子”とされ、韓国での洗脳合宿に参加させられる。例えば小学生から高校生は夏休みに、韓国で21日間の洗脳合宿に参加させられ、朝から晩まで「原理講論」の講義が続き、漫画やゲームは一切禁止される。統一教会の内部資料によると、他の2世も同様に、子供の成育に大事な幼児期に「信仰の原型」作りと「習慣的な信仰」を付けさせるなど、小さなうちから統一教会の教義を教え込む。言わばマインドコントロール、洗脳教育が教会及び1世の親から日常的に教え込まれるのだ。

統一教会によれば、人類の祖先のエバ(イブ)がサタンと淫行したことで人類全てが「サタンの血統により生まれるようになった」「サタンの血統から逃れるためには、次々と『祝福結婚』=いわゆる集団結婚し祝福2世を生むことが必須」と洗脳する。そんなことを言うなら統一教会開祖・文鮮明夫妻の素性はどうなんだと一般の人間は思うが、洗脳されてしまえば言う通りのことを信じ込んでしまう。2世は、日常的に親から数々の虐待を受けている。▽暴行による虐待を始め~▽新生児に限定的な栄養しか与えられずに生命の危険がある ▽子供が教会宗教行事に連れ回され、長期間の不登校など満足に授業へ出席できない ▽小学校の仲良しと遊ばせてもらえない ▽中学・高校生の年代は異性と遊ぶことを禁止 ▽結果、仲間外れにされて孤独な生活を送らざるを得ない ▽大人になっても恋愛禁止、合同結婚式を強要される → 統一教会の主張「夫婦は子供がいなければ未完成である」=※自民党の主張と全く同様 → 有無を言わせず合同結婚をさせる ▽大学への進路さえ閉ざされるのだ。また親が多額の献金をすることから、経済的な困窮に陥るケースが多い。2世は典型的な被害者にも関わらず、自民党政権は統一教会を追及するどころか政治的結託をし、30年以上も事実を隠蔽してきた。

■多くの悩みを抱える壮年女性をターゲットに多額の金銭を巻き上げる「反社会的なカルト集団」
祝福2世や信仰2世は生まれてから信仰する以外に道はなく、途中で疑念を感じて脱会しようとすると「地獄に落ちる」「堕落する」と恐怖心を植付けられ、容易に脱会や信仰から抜け出せないでいる。いわゆる健全な教育・学業、精神の育成に支障を来たす洗脳が行われる。さらには1世(親世代)が多額な献金をすることから、2世は小さな頃から貧しい生活を余儀なくされ、中には満足な食事が得られない、修学旅行や学校行事の費用も払えず悲しい思いをさせられる。高校に入り健気にアルバイトで貧しい家計を工面しようと働いても、その金さえも献金させられる。生命保険や何と「学資保険」さえ解約して献金に充てるため、生まれてこの方“貧乏暮らし”の連続である。明らかに重大な虐待であるが、気の毒なのは当事者の2世が「そう思わない」ほど洗脳されてしまっていることだ。だから法律を変える、第三者の組織が介入して彼等を助けなければ解決しない。それにしても政府自民党が統一教会にどっぷり浸かってしまっている以上、野党や弁護士・活動団体、共感した国民が大きな声を出して頑張らなくてはならない。

統一教会が悪質なのは、被害者の圧倒的多数・2/3が女性信者であり、女性をターゲットにして多額の献金をさせていることだ。初期は活動的な若者を信者勧誘して拡大していったが、何せ「お金」を持っていない。そのため方針を大きく変更して、壮年女性を狙い撃ちし始めたのだ。特に壮年の専業主婦は、夫は仕事ばかり・子供は独立、病気、また姑との付き合いなど、多くの悩みを抱えていることに目を付けターゲットにした構造がある。当初メディアで大報道された、数千万円から1億円の高額の壺・釈迦塔・聖典(本)を買わせる、いわゆる“霊感商法”の餌食にされたのだ。このように宗教の形式を取っていても、実態は「反社会的なカルト集団」であるのは間違いない。日本国民から巻き上げた金銭のほとんどを、韓国に収めるルートが確立している。日本人を経済的・精神的に苦しめる“暴力集団”にも関わらず、事実を知っていながら、長年、統一教会への支援体制を組み、「広告塔」役だった安倍首相・細田衆院議長(ともに当時)、岸田現首相、自民党の責任は極めて重大である。

Sankoub
次号/統一教会26|「エホバの証人」も子に虐待!輸血拒否強要・性的加害・むち打ちが露呈
前号/統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨

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池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題/少数派

2024年02月19日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題



■まず投稿者の文章|今回の裏金問題は旧統一教会問題と同じことが言える
池上彰氏のTV情報番組の解説を投稿者がピックアップしたもので、政治献金と自民党の出鱈目で「脱税行為」の政治資金パーティーその2回目をお伝えします。1回目をお読みになっていない方は、できれば先に下記リンクをご覧下さい。今回の裏金問題は旧統一教会問題と同じことが言え、詳しくは下段の投稿者感想欄で。さて番組では「政治資金規正法」について一部クイズ形式になっていたので、皆様には先に問いを提示し正解と解説を下記の本文に掲載致します。かなり、ややこしい。
Q1.個人で政治資金パーティー券100万円分を購入するのは、OKか?NOか?
Q2.個人から政治家へ100万円を寄付することは、OKか?NOか?
Q3.会社(企業)から政治管理団体へ100万円を寄付することは、OKか?NOか?

■3.池上彰氏解説(前号からの続き)|政治資金規正法の「寄付」(献金)クイズ!
)政治資金規正法の「寄付行為」~献金額についてのクイズは、中々答が難しい。政治家への直接の寄付、政治管理団体への寄付、政党へ寄付が考えられるが、それぞれ良いのか悪いのか。では皆様、お答え下さい。
Q.1 個人で政治資金パーティー券100万円分を購入するのは、OK(適法)か?NO(違法)か?
「答」[ 150万円までならOK ] ←左クリックでドラッグすると「正解」が表れる。スマホは最初から表示される。
20万円を超えると、議員側は購入者名を報告書に記載する義務がある。寄付した側もあまり多額の寄付を行うと、魂胆がある、議員に恩を売る意図があるのではと疑われる。現在、公開する必要のある「20万円超」の基準額を下げることを検討中。

Q.2 個人から政治家へ100万円を寄付することは、OK(適法)か?NO(違法)か?
「答」[ NO(違法) ] まさしく汚職そのものになる恐れがある。但し議員は、政治活動のお金を管理する団体「政治管理団体」を作ることができる。その団体なら、個人で150万円まで寄付することができる。「5万円超」の寄付者名を報告書に記載することになっている。政治家へ直接の寄付は駄目だが、政治管理団体ならOK。
投稿者感想/政治管理団体=実質、議員への寄付と変わりない。単なる迂回ルートに過ぎなく、“ザル”の規定と言える。

Q.3 会社(企業)から政治管理団体へ100万円を寄付することは、OK(適法)か?NO(違法)か?
「答」[ NO(違法) ] 企業は政治家個人と政治管理団体への寄付は一切禁止。これも魂胆・下心と捉えられる。但し、「政党」へはOK。会社の規模によって、上限額が決められている。中小企業は、年間最大750万円まで。大企業は1億円まで。個人は2000万円まで。

)番組出席者カズレーザー氏のコメント「全般の上限額を引き下げても、大企業なら社員に5万円をボーナスか手当として支給して、個人で寄付するようにしたら規定から逃げられるのでは?」。池上氏「さすが!悪知恵が働く。企業がある議員を応援しようと思えば、そういう方法がある」(笑)。
投稿者感想/「政党への寄付」経団連が音頭を取り、毎年、大企業に数千万円~1億円までの額を指定して、政党(自民党)に寄付させている。企業はそんな金があるなら、社員の給料アップに使え!

■4.池上彰氏解説まとめ|今度ばかりは国民がしっかり見張るべき、怒るべき!
)30年前、自民党議員に賄賂(裏金)や汚い金が横行し、「企業献金」をやめさせる代わりに、その後、国民から1人当たり(赤ちゃんも)年250円の税金を取って「政党交付金」(政党助成金)制度を作った。しかし政治家たちは交付金をもらいながら、企業からの寄付の廃止をやめなかった。だからこんな問題が、今でも行われている。再びカズレーザー氏「政治と現金の距離さえ置けば透明化できる。自民党がやっている、派閥の解消を焦点に合わせる理屈が分からない。政治刷新本部ではなく、規正法改正本部を作ればいい」。
池上彰氏の総まとめ|「岸田首相の、派閥があるからキックバックの問題が起こる、だから派閥を解消する論理は筋違い。政治家が政治にお金が掛かると言うならオープンにして、国民が必要と思うか、どうするか議論すればよい。今回の問題の解決は、政治家のお金の流れを透明化させることに意義がある。しかし法律を作るのが議員だから、どうしても甘く曖昧になる。今度ばかりは、国民がしっかり見張るべき(怒る!べき)

■再び投稿者感想|自民党は国民からの鉄槌を食らい今度こそ政治から消え失せるべきだ
クイズの通り、実にお金の流れが分かりにくい。つまり政治家達が“悪知恵”を使って抜け穴を作り、何とか多額の政治献金とりわけ企業献金を継続しようとしたものだ。30年前、リクルート事件や佐川急便事件など自民党主要幹部への多額の賄賂、贈収賄事件が発生した。しかし反省せず姿勢を改めなかったことが、30年後の今日に再び同じような自民党の裏金事件に至った。しかし岸田首相や自民党は、到底、反省しているように思えず、30年前と同じようにそのうち国民が忘れるだろうと高を括っている。だから池上氏の番組のまとめでも、今度こそ国民がしっかり見張るべき!怒るべき!と言っている。
今回の裏金問題は、旧統一教会問題と同じことが言える。投稿者が思うに、安倍首相(当時)が起こした悪政と、それに反省することなく継承した菅・岸田政権の失態だ。つまり国民の見えないところで旧統一教会からの「選挙支援」、安倍氏が強引に進めたアベノミクスを口実に、自民党と大企業・経済団体との癒着が極まる「企業献金支援」によって政治を歪(ゆが)めた責任は大きい。自民党は自業自得であり、選挙そのものや内閣支持率・自民党支持率の大幅低下など、国民からの鉄槌を食らい政治から消え失せるべきだ。

Sankoub
前号/池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ

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池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ/少数派

2024年02月14日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
池上彰氏解説(前)◇政治資金規正法の政治献金・政治資金パーティーは抜け穴・裏金だらけ



■まず投稿者の文章|パーティーのキックバックが問題ではなく正しく記載しなかったこと
池上彰氏のTV情報番組の解説を、投稿者がピックアップしたもので2回に渡り投稿します。自民党の横暴さ、出鱈目に呆れます。岸田首相も他人事(ひとごと)のような対応で、国民を怒らせる。右翼団体・旧統一教会の「選挙支援」然り、今回の政治献金や政治献金パーティーなど大企業からの「政治献金支援」然り、2つの勢力によって政権を維持してきた。結局、大企業と右翼思想組織の言いなりで、国民のほうを見てこなかった“ツケ”が今起こっている。さて池上彰氏はこれらの不正を含めて、同問題を冷静に指摘している。どういう点が問題なのかを勉強しましょう。

■池上彰氏の解説1.大企業からの献金は自民党に恩を売る・下心がミエミエ
)政治献金や政治資金パーティーを行うことは、政治資金規正法で認められている。政治資金パーティーは、政党・派閥・政治家個人(〇〇議員を囲む会など)によって開かれている。パーティー券の相場は1枚2万円で、地元の後援者、企業、団体組織が各人や各社が何枚・何十枚も購入する。なぜそんな高いパーティー券を買うのか?政治家と親しくできる~政治家に顔を売って依頼ごとをするため。大企業は、政党に商売(事業)の働きかけをする。政党などに億円単位の献金を行い、後日、(投稿者補足/原発・公共工事など)・事業費用の予算を付けてもらう。言わば恩を売る、下心があるからだ。
)パーティー券の売り上げ-経費(ホテル宴会場費用+飲食代)=残りが、政治資金となる。大体、8~9割が儲けになる。食事は焼きそばやから揚げなど腹に溜まり、安価な食材をばかり。また参加人数分より遥かに少なく、遅れて行くと食いっぱぐれる。
投稿者感想/利益率は“ぼったくりバー”並みの高さで、歌舞伎町の飲食店なら警察に通報されるレベル(笑)。自民党は味を占めて段々とエスカレート、中には参加者にミネラルウォーター1本のみ、あるいは参加者ゼロ~パーティー券だけ販売してパーティーそのものを開催しない荒手も現れた。

■2.政治資金規正法の趣旨は規制法ではなく正しく報告する規「正」法
)政治資金規正法の趣旨は、金の規制をする法律ではなく、字の通り正しく報告する規正法だ。議員側が①誰から、いくら貰った?②何に使ったのか?③それらのお金の流れを報告書に記録。⇒それを選挙管理委員会に届ける⇒同委員会が一般公開する~ことを義務付けている。
)自民党の派閥ごとに、議員にパーティー券の枚数ノルマが課せられていた。例えば100枚がノルマの議員が200枚売ると、相場1枚2万円なので派閥に400万円を納金。ノルマを上回る分200万円が派閥から議員に返され、それをキックバックと言う。但し、キックバックそのものは法律に触れない。
)今回、大騒動になっているのは、献金やパーティーで大きく儲けたことではなく、キックバックを正しく報告せずにいたこと。報告していれば、法律上は問題なかった。戻ってきた分も政治資金なので、もらった議員が収入を記載していない未記載は違法。また議員個人が内緒で懐(ポケット)に入れれば、納税義務が発生する。無届けなので、「脱税」の疑いになる。
)東京地検特捜部は、疑いが残る政治家幹部の「5人衆」を起訴しなかった。但し「脱税した」との判断をすれば国税庁に連絡し、国税庁が独自に調査を始め、脱税の罪に問われる可能性がある。
)規正法は意外と古く、1948(S23)年に制定され、汚職や贈収賄事件が起こると度々改正されてきた。そもそも政治家自身が決めた法律なので、甘く“ザル法”に近い。まあ報告していれば「表の金」、報告していないから「裏の金」(裏金)。飲み食い・買収工作・規定以上の選挙費用に使うなど、表立って書けないものに使っていた疑いが濃い。

投稿者追記/既号の繰り返しになるが、「キックバック」(kickback)は、ネットなどではお客様に還元する意味で、普通に「割り戻し」の意味に使われている。しかし本来の意味は、「強い反動、はねかえり」の意味で、エンジンや機械工具などの始動時に逆転することを指している。それが比喩的に得意先への割戻金やリベートになり、昨今の政治献金の意味も持つようなった。言葉の初出は古く、1954(S29)年の国会答弁だったそうだ。最初から、曰く付きの用語らしい(笑)。新聞では「還流」と訳されるが、多くの辞書は「望ましくない反応の意として、不当な、あるいは反社会的な形の手数料や礼金など。袖の下や賄賂をいう。」と、ダーティなイメージで書かれている。<次回に続く>

Sankoub
次号/池上彰氏解説(後)◇自民党は30年前の汚職事件を反省せず今日に至ったのが裏金問題

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松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を/少数派

2024年02月08日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
松尾貴史氏コラム◇岸田首相の薄ら笑いと低劣な言い訳に終始する裏金自民党・金権政治の打破を

 Matsuoiwakan
松尾貴史さん作

毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■派閥幹部の説明責任、世論調査「果たしているとは思わない」が91%
「政治とカネの問題」と言うと「違う、自民党とカネの問題だ」と怒る人がいるが、もっともな話だ。腐り切った自民党の金集めと、政治資金規正法にのっとって管理し、収支報告書への記載をしっかりやっているであろう大半の議員たちとをひとまとめにして、政治全体への不信感を募らせることに抵抗感を持つ人がいるのは当然だろう。自民党の裏金(キックバック)あるいは中抜き、あるいは脱税行為とも言える問題は、ここまでひどいとは想像していなかった。しかし、派閥の幹部だか「患部」だかは、まるで無罪放免のような状態になり、国民の間にさらなる無力感、ひいては検察もひっくるめた統治機構全体への不信感もかつてないほどに強まっているのではないだろうか。一瞬でも、検察を応援したい気になった自分が恥ずかしいほどだ。「国民の」と書いたが、一部の国民ではない。1月下旬に毎日新聞が行った世論調査で「疑惑を持たれている派閥幹部が説明責任を果たしていると思うか」と質問したところ「果たしていると思う」と答えたのは、4%だった。4%――。これはなかなか出ない数字ではないだろうか。「果たしているとは思わない」と答えたのは何と91%に上った。

説明責任を果たさない議員たちの責任は大きいが、マスコミ各社、報道陣の追及の甘さも、説明逃れに手を貸してしまっているのではないかというほどの数字である。せめて公の場所では神妙な顔つきになっても当然であるのに、立件されないとなればこっちのものとばかりに、派閥幹部らの国会での高笑いとじゃれ合いの様子は、テレビなどで広く国民の知るところとなった。多くの人が指摘をしているが、彼らのやったことは脱税ではないのか。「会計責任者らスタッフがやったことで自分は知らぬ」と言うのならば、なぜ議員たちは彼らを告訴しないのか。国民はパン一つ、コーヒー1杯の支払いをごまかせば逮捕され得るのに、自民党の国会議員は数千万円を裏金にしても逮捕されることはない。そんな中、国会で共産党の塩川鉄也衆院議員から、岸田派の3059万円のパーティー収入を収支報告書に記載していなかった件について問われた岸田文雄首相は「パーティー収入については基本的に全て銀行口座に入金しており、口座に存置されている。これが流用されたとか裏金となったとかいうことではないと認識をしている」と答えた。所得があって申告せず納税を免れても、使っていないから脱税ではない、と言ったに等しい。

首相の言い訳として、これほど低劣な言い訳があるだろうか。使っていなくても裏金は裏金である。「銀行口座に残っていて使っていないから裏金ではない」というのであれば、窃盗犯も詐欺犯も、せしめた金を使っていなければ犯罪ではないということになってしまうではないか。これは裏金という言葉の定義を変えてしまう、悪い意味で画期的な「事件」だ。収賄を問われても「金は返した」と逃げられる。責任ある立場にいる人々の暴言も「撤回する」と言えば逃げられる。これでは高笑いも止まらないのだろう。責任を取って自分から議員辞職する派閥幹部はいない。「派閥」の弊害だと問題をすり替えて、ネーミングをいじって「政策集団」に看板を掛け替えてごまかすだけ。自分たちに金を出してくれた業者や団体が潤う政治ばかりを繰り返す。そして、検察も当てにならない。もういいかげんに、次の選挙までこれらのことを牢記(ろうき)(しっかり記憶)して、腐敗した者どもに鉄ついを下してやらないと、この国は本当に壊死(えし)してしまう。

■投稿者の文章|政党助成金29年間で9170億円、うち48%の4400億円が自民党へ
まず、松尾貴史氏が描いた岸田首相のイラストが実によく似ている。最近、岸田首相は、時々、ニタッと薄ら笑いをするようになり気持ちが悪い。まさにイラストのこの顔こそ、薄気味悪さを捉えている。能登半島地震の国会質疑でも、岸田氏は笑い出し、大変、被災者に失礼だとバッシングされた。就任当初はソフトイメージで自民党支持者に好評だったが、現在では何をやらかすか分からず、自民党の大ピンチにも関わらず、思いは安倍派解散に留まらず”安倍勢力”を根こそぎ壊滅することに専心していると言われる。段々と「怖い性格」「腹悪い人間」だと分かり、腰が引けてくる国民が増えた。さて自民党の行為は、ひと言でいえば脱税でしょ。当ブログは、TV番組ではあまり報道されないことを書くことを基本にしており話題をやや変える。
政治資金パーティー収入の8~9割が利益になる。1人2万円を払ってもホテル会場にはほとんど料理はなく、あってもから揚げや焼きそばなどの廉価で腹が溜まるものばかりらしい。これって、ぼったくりバーより質(たち)が悪い。ぼったくりバーなら、警察に通報される。さて1995~2023年までの29年間に、自民党へ交付された政党助成金は何と4407億7000万円にも及ぶ。政党助成金総額は、約9170億円でそのうち自民党が半数48%を占める。このお金を福祉や社会保障に使っていたら、どれほど世の中が良くなったでしょう。当時のコーヒー1杯分・国民1人250円が29年間、投稿者個人は計7250円、うち約3500円が望まない自民党へ”個人献金”したことになる。政党助成金の交付そのものに問題はあるが、大企業からの献金まみれになるよりはマシと考える。自民党はその両方を受け取っている訳だから、それは許されない。
もう1つ「キックバック」(kickback)の言葉に触れると、ネットなどではお客様に還元する意味で、普通に「割り戻し」の意味に使われている。しかし本来の意味は、「強い反動、はねかえり」の意味で、エンジンや機械工具などの始動時に逆転することを指している。それが比喩的に得意先への割戻金やリベートになり、昨今の政治献金の意味も持つようなった。言葉の初出は古く、1954(S29)年の国会答弁だったそうだ。最初から、曰く付きの用語らしい(笑)。新聞では「還流」と訳されるが、多くの辞書は「望ましくない反応の意として、不当な、あるいは反社会的な形の手数料や礼金など。袖の下や賄賂をいう。」と、ダーティなイメージで書かれている。

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統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨/少数派

2024年01月22日 | 政治情勢2
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢
統一教会24|小さな我が子を他信者へ「養子縁組」に、“開祖夫妻の指示”とはいえ悲惨

M20231227

■信者は洗脳されているとは言え我が子を酷な目に遭わせることがよくできるものだ
ここからは、養子縁組・祝福(信仰)2世・エホバ(他組織)の問題を連載する。まず統一教会組織と信者は、それこそ腹を痛めた我が子を他の信者へ「養子縁組」に出すことが日常的にまかり通っていた。いくら“開祖・文鮮明夫妻の指示”とはいえ、自分の子供を平気で養子に出す信者の親の心理についていけない。夫妻の指示と書いたが、いわゆる統一教会そのものが組織的に行っており、あまりにも酷で非人道的な行為だ。統一教会によると、1981年から22年5月までで745人の養子縁組が行われていた。中には“きょうだい(兄弟・姉妹など)”のどちらかが養子に出されて、一生の生き別れ、離れ離れになったケースもある。また日本人の子供が、アメリカの信者に出されたこともあった。統一教会問題は政治家との癒着や高額献金が注目されているが、「養子縁組」の子供の人権無視・非道性も大きな問題だ。投稿者から見れば、これは犯罪と考える。それにしても信者は洗脳されてしまったからだろうが、よくもこれだけのことができると悲しくなる。

元はと言えば、統一教会における信者家庭の「生活指針」が定められている。「養子縁組」の項には、文鮮明・韓鶴子夫妻が、養子縁組を「許可」してくれたとの説明がある。具体的な夫妻の指示は、『子女のいない家庭があれば、その家庭に自分の子女を養子として送ることができなければなりません(1968年)』、『一家庭でも子女が生めなければ、子女を生んだ家庭が生めなかった家庭に子女を生んであげなければならないのです(1971年)』と書かれ、養子縁組に出すよう求めている。また信者同士で養子縁組ができた場合は、本部の家庭教育局への報告が義務付けられていると言う。古参信者は、メシア(救世主)と崇められる夫妻の言葉は教義そのものであり、マインドコントロール(洗脳)されている信者には強制力が働くとしている。もともと統一教会は、集団結婚した信者から生まれた子供を原罪のない「神の子」と位置付ける。神の子を増やすため、文鮮明は避妊しないよう指導している。

Logo3b統一教会のシンボルマーク

■安倍・細田・岸田、自民党こそ日本人信者を助けずに党拡大・選挙勝利に使った!
古参信者の発言を続ける。信者2世にも「地上天国」を作るためとして、夫婦は子供がいなければ未完成であり=(自民党の主張と全く同様)、神様の愛を知ることができないと出産を求めます。ここからは投稿者の意見で、そもそも毎年、韓国で数万人が集まる「合同結婚式」からして出鱈目だ。統一教会の教義や一連の行動は滅茶苦茶、要は日本からの「金儲け」に尽きる。信者は洗脳されるとそんなことも分からず、子供を手放したり数千万・数億の金を貢いでしまう。これらを知りながら選挙のためと、安倍首相・細田衆院議長(いずれも当時)、現・岸田首相も「広告塔」になり果て、統一教会に応援を頼んだ。だから統一教会の思想が自民党の方針になり、未だに男尊女卑・家父長的・子供のいない女性は価値がないとまでも言わせる。右翼は野党を“売国奴”と罵ることを日課としているが、安倍・細田・岸田、自民党の右翼層こそ、党拡大・己の選挙勝利のために日本人信者を助けるどころか売ったことになる。

Sankoub
次号/統一教会25|「祝福(信仰)2世」幼児期から洗脳・虐待され・合同結婚式を強要される
前号/統一教会23|岸田首相も旧統一教会の広告塔になっていた!教会主要人物と自民党本部で面会

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