食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

▽[スポーツ]少数派シリーズ/分野別リンク表紙

2024年10月02日 | スポーツ
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少数派シリーズ 分野別リンク表紙  ■スポーツ

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Sindm166231094 ■スポーツ

プロ選手のシーズン途中での引退表明は不純、1年フルに魅せ切ってから発表を
五輪4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる

五輪2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化 ◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催
五輪1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を
過去稿|久米宏氏が「東京五輪が終わっても開催に反対する」と言った意味は?
パリ五輪で日本勢が大量メダル獲得の活躍ができたのは前回が開催国だったため
五輪金メダル選手の「美談仕立て」の過剰報道は視聴率を取るためとは言えウンザリ

「金メダル確実!」とメディアが煽るのは視聴率を取りたいため、結果・選手を潰す
連日のWBC過剰報道にウンザリ、ファン・視聴者はTV局とスポンサーに踊らされた
FIFA・W杯②華々しいピッチの裏でFIFAやカタールは組織的汚職や利権構造が明らかに
FIFA・W杯①若い方にも応援という「国粋主義」が跋扈・日本人を鼓舞する放送に危惧
W杯日本-コスタリカ戦・水道使用量2割減、トイレ我慢・風呂炊事は後回し?でTV観戦

阪神は勝ち星への執着が弱い・母の日の始まりは森永製菓・ちんどん屋は総合芸術
冬季五輪初回は夏季五輪のエキシビション・五輪フィギュアも最初は夏の大会だった
「持続可能な五輪」にするためIOCを国連組織下に入れ健全な専門家で構成すべき
北京スキー会場はほぼ全面人工雪・硬い雪面は安全に影響、日本選手脊椎損傷で欠場
ロシアの現実は国ぐるみのドーピング違反・薬物に染められる人権無視の姿・選手をモノ扱い

北京冬季五輪閉幕・厳しく問われた人権への姿勢と中国の抑圧不問のIOC・ドーピング問題
大相撲中継のワンピース女性が気に掛かる・砂被りでずっと正座し背筋をピンと伸ばす
北京冬季五輪を「外交的ボイコット」それ以前のこととして政治家は行くべきではない
「エール」英語に応援の意味はなく怒鳴ること、応援の「フレー!」は日本語ではない
東京マラソン一般参加中止も参加費返さず・新詐欺出現「マラソン詐欺」ではないか

松坂投手西武に復帰・戦力にならず人寄せパンダ・引退し後進に譲るべき
ラグビーW杯日本散る、にわかファンは4強の戦いを見てこそ価値がある
かねやん金田正一氏が逝去・後楽園球場で目の前で見たのが印象的
チコ情報◇ラグビーの得点をなぜトライと言うの?日本代表に外国出身が多いのは?
横綱白鵬日本国籍を取得・外国籍では親方になれないのは不合理

池上彰◇ラジオ体操の隠れた真の目的は簡保のススメと保険金支払を減らすこと
羽生結弦選手監修・彼の姿が描かれたジュエリーケースオルゴールがやっと届く
東京マラソンスタート時の紙吹雪はハート型をしたデンプンだった
大坂なおみ選手大活躍!そもそもナオミという名前は日本ではなく英語圏の女性名
桜田大臣|パソコンも 人の気持ちも 分からない ⇒池江選手白血病治療に大失言

稀勢の里引退|今日からは 心穏やか 6時前 ⇒稀勢の里を潰したのは過度なファンの応援
JOC疑惑|韋駄天も 勝てぬ逃げ足 あの会長 ⇒竹田会長7分の会見では疑惑が深まるばかり
貴乃花離婚|あの頃は 稽古・景子と 言ってたのに ⇒自爆行為で目指す相撲改革は潰えた
女子体操|フィニッシュは ムーンサルトで 謝罪する ⇒未だに蔓延るスポーツ暴力
サッカーW杯|期待せず 観ていた時が 楽だった ⇒強豪コロンビアにまさか?の勝利

貴乃花親方の矛盾|皮肉にも忌み嫌う協会組織を活用しなければ理想は実現しない *ブログ順とは異なる
「原爆落ちろ、カープ」 中日ファンによる悪質な球場ヤジはヘイトスピーチ
箱根駅伝の伴走車の多さに幻滅・事故を起こす前に削減の対策を!
大相撲中継の“オリンピックおじさん”が目障りでTV画面に小さな紙を貼る
バレーボールの国際大会が日本ばかり開催される理由は国際連盟が儲けようとするから

柔道女子・差別の白線入り帯が改められ国内も男子と同じ黒帯で出場できる
元阪神バース選手の本名はバスだったことを引退30年後に知った・アホか!
MLB・プロ野球・Jリーグなど選手が故障するとチームに年棒補償する保険あり
セパ交流戦18連戦は飽きる・MLBのように1年を通してカードを組んだら?
プロ野球クライマックス戦による優勝の決め方はどう考えても正統性がない

高校野球の改善点|校歌斉唱は両校を・知事報告会の悪習・報道されない熱中症
投手を潰さないために高校野球も早くタイブレーク制を導入しよう(実施決定・追記あり)
高校野球開会式・選手が戦前の旧日本軍の握り拳行進するのは相応しくない
横綱・大鵬は流行語になった“巨人・大鵬・卵焼き”のフレーズが大嫌いだった
昭和の大横綱・大鵬は母親が船酔いを起こさなければこの世にいなかった

Komono_0202 誠に勝手ながらコメントのやりとりは致しておりません

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プロ選手のシーズン途中での引退表明は不純、1年フルに魅せ切ってから発表を/少数派

2024年10月02日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
プロ選手のシーズン途中での引退表明は不純、1年フルに魅せ切ってから発表を



■1年間しっかり頑張りシーズンが終わってから表明するのが礼儀・礼節と思う
毎年、秋になるとプロ野球やサッカーを始め他のプロ・アマの監督や選手が、シーズンの終了間際に引退表明する。「悔いはない」「やり切った」と、涙ながらに記者会見する。投稿者は、繰り返されるこうしたシーンにかねてから疑問を持っている。チーム仲間の選手がまだ必死に頑張っているのに、この時期に引退発表するのは失礼ではないか・・・。最後のシーズンこそことさら精魂を尽くし燃え尽き、キッチリ終えてから発表して欲しい。長年見て来たが、途中での引退表明にはいくつかのパターンがある。①チーム上層部や関係者だけに意思を示していたが、周囲や記者に漏れやむなく発表に追い込まれる。②現役最後の年と踏ん切り、発奮の意味でシーズン前半時点に表明する。③経営者側が積極的に仕向ける。いずれのケースでも“見納め”の「集客拡大」が見込めることから、チームの経営者側は喜ぶ。中にはこともあろうか、シーズンが始まる前にその年に引退することを発表する監督・選手もいた。背水の陣で奮い立たせる効果を狙ったと思われる。しかしサラリーマン社会では、部長などの役職定年が間近になると、あれほど忠誠を誓っていた部下がどんどんと離れていく。選手も人の子で、辞める監督より次期候補のコーチになびき、チーム混乱の悲哀を聞く。逆効果の公算のほうが大と考える。

投稿者の考え方は、競技場・試合は言わば戦場なのだから、チームの士気、己の区切りとして、その1年間はしっかり頑張り、終わってから表明するのが礼儀・礼節と思う。現に、故・野村プロ野球監督やある投手は、「辞める監督・打者に向かって真剣勝負はできない」「どうしても邪念や無意識に手心が働く」「プロなんだから、最後まで敵対の関係で勝負すべき・したかった」と言っていた。極端なだらしない例が、古い話だが巨人の松井選手がメジャーリーグに移籍する年の公式戦・最終打席が3塁ファールフライだった。公式試合にも関わらず、相手野手はわざと落球する“演出”をした(その結果、松井選手は本塁打を打った)。ましてやプロ野球では公式戦にも関わらず、”○○選手引退試合”と銘打つことがある。いくらベテラン・実績のある選手でも、晩年は力が落ち2軍生活をしている。それがシーズンが終わる頃に、突如1軍に昇格させてセレモニー試合を飾る。どんなスポーツでも、「ガチンコ勝負」だから魅力を持つ。こんなことやっていたら、スポーツ界の値打ちが下がる。大相撲は、慣習で協会に引退届を出さなくても、メディアや外部に引退情報が流れた時点でもう土俵に上がれない仕組みになっている。厳しいと思われるが、対人競技なので致し方ない。巨人の長嶋選手が印象深い引退試合を行ったこの頃から、選手が事前に引退を表明する流れになった。

■スポンサーの思惑で選手に早めに引退表明させるのが主流、でもそれでいいのか?
シーズン途中での引退表明の裏には、スポンサーや受け入れ先の思惑があるようだ。(1)引退選手が、スポーツ界と縁がない新組織先や再就職先での融通と利便性をよくさせるため。つまり選手の第2の人生をスムーズに構築できるよう、受入組織先の役職への就任手続きなど準備期間が必要なことから、早めの引退発表を仕向ける。(2)突然引退すると、現行スポンサーが困る。(3)新規契約スポンサーが、間髪容れずにCM活動を進めるため。広告企画やCM撮りなど、CM制作の期間が必要とする。その他有名アマ選手も例外ではなく、スポンサーと密着している選手ほど早めに引退発表を余儀なくされている。投稿者は厳しい見方で、言わば商業主義に堕ちた行為と見放したい。一方で、こんな逆のケースもある。ある有名な水泳選手やスケート選手などの例で、選手生活のピークを越え何年もレースに出ていないのに引退せず、ネームバリューが高い「現役選手」の肩書でテレビCMに出続ける。残念ながら、昨今は段々とこうしたスポンサーとの癒着がまかり通ってしまっている。時代は変わり、若いファンは引退の“ショー化”を楽しむ風潮になってきた。引退グッズを買い、そして最後の試合は絶叫し涙を流す。企業の「商魂」戦術に、どっぷりはめられてしまっていることさえ気が付かない。

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五輪4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる/少数派

2024年09月08日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる




■五輪を継続したいなら20年を掛けてビッグイベントの重複年がないように調整を
前号の▽2案|▽3案|をご覧になっていなければ意味が分からないと思うので、下記参照リンクからご覧下さい。既号と同じように、投稿者は「▽1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を」が本心だ。とは言え五輪支持者も多いことから、なかなか“五輪廃止”まで時間が掛かるだろう。ならば投稿者の意に反しているが、開催の方法を改善して残りの▽4案目を示す。▽3案|では、大規模化した夏季五輪を「室内競技」と「屋外競技」の2つの都市(国)に分けて、開催都市の負担を軽減することを提案した。▽4案|はその3案目の応用編で「開催都市」も「開催年」も分け、FIFA/W杯、冬季五輪を含めて、毎年ビッグイベントが見られるように「順番」の調整を次に示す。

4年スパン構想のビッグイベントサイクル
例えば、1年目 夏季五輪/室内競技(A国の都市)、2年目 FIFA/サッカーW杯、3年目 夏季五輪/屋外競技(B国の都市)、4年目 冬季五輪を開催。4年スパンの構想で大胆に開催日程を組みかえれば、毎年、ビッグイベントが見られる。単なる投稿者の私案で、開催の順番はこだわらない。観客が楽しめ、メディアも喜ぶ日程アイディアであり、結構、良いと思うが・・・

既に決まっているビッグイベントの日程
26年・冬季五輪=イタリア・ミラノ市など、28年・夏季五輪=米国・ロス市、30年・FIFA/サッカーW杯=スペインなど、30年・冬季五輪=フランス・スイスなどのアルプス地域、32年・夏季五輪=オーストラリア・ブリスベン市、34年・FIFA/サッカーW杯=サウジアラビア(見込)。34年・冬季五輪=米国・ソルトレークシティー(決定)まで、ほぼ決まっている。そのため4年スパンの開始は、30年代後半を起点にしてスタートしたらどうか。※参考/ラグビーW杯は、27年オーストラリア、31年米国。

実現性
安易に「ビッグイベントサイクル」を掲げたが、現在継続している各ビッグイベントの4年ごとの周期を変えるのは大変だ。投稿者は提案した手前、試案した。複雑で省略するが30年代後半以降、20年ぐらいを掛けて定着させる必要がある。特に冬季五輪とW杯は同じ年の開催で数か月のスパンしかなく、これも解消できる。20年ぐらいを掛けると申し上げたのは、五輪開催スパンを1回だけ4年から5年に延ばすのは簡単だが、選手の出場機会減から許されず、3年間隔を何度か繰り返す必要がある。FIFA/W杯は格式が高いから、1度だけでも3年スパンで短くしたり、ずらすことも許されないだろう。過去1992年までは夏季五輪と冬季五輪は同じ年に開催していたが、冬季五輪は2年後の94年に前倒し開催し夏季・冬季五輪をずらした経緯あり。末永くビッグイベントを続けるのなら、IOCや競技団体は20年掛けても選手・観客のためにどこかの時点で調整すべきだ。ラグビーW杯や他有力競技もこの際、開催日程などの体系に加わる。

■投稿者まとめ|スポーツファンなら五輪廃止あるいはイベント日程の再編を考えるべき!
投稿者案の「五輪廃止案」を含め“突拍子もない案”と思われた方、あるいはスポーツの将来のために「意表を突く良案」と感じた方もいるだろう。分散すれば、ファンを始めなかでもメディア・スポンサーも喜ぶだろう。メディアは開催が毎年に分かれていれば、視聴率が上がることや莫大な放送権料を分散できる。終わりに失墜したIOCへの追及を含め、世界中のスポーツ関係者とファンは五輪廃止あるいはビッグイベント日程の再編を考えるべきだろう。

一般選手と障害者選手の融合を図ろうビッグイベント両者同時日程への模索
投稿者がもう1つ考えているのは、ビッグイベントにおける一般選手と障害者選手の融合だ。例えばオリンピックとパラリンピックを同時進行したらと思っていたが、現在の大規模状態では無理だ。パリ五輪では、世界中から選手10500人+役員・コーチ陣+報道陣2万人、パラリンピックは選手4400人+α。選手村が膨大化したり競技日程が長くなり、選手のコンディションが保たれなくなる。しかし投稿者案の▽1案|競技ごとのW杯や世界選手権、▽3案|五輪2分割化なら、実現できるのではないかと期待する。例えば陸上100m競走など同じ種目なら、一般選手→続けて障害者選手(障害の種類や程度でクラス分けされる)がレースや試合に臨む、あるいは逆の順。これなら確かにスポーツの平和精神に加え、人間平等の精神も謳えると思う。

Sankoub
前号/五輪2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化 ◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催

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五輪2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催/少数派

2024年09月01日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化 ◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催


1984年ロス五輪開会式/ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム(写真前出)

■2案|甲子園方式して夏季五輪はロス市・冬季はアルプス地域の拠点化開催で
投稿者は、前号の「1案▽巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を」が本心だ。とは言え五輪支持者も多いことから、なかなか“五輪廃止”まで時間が掛かるだろう。ならばここからは投稿者の意に反しているが、開催の方法を改善して2~4案の案を示す(4案は次号)。


4年に1度新たな国で開くから、莫大なインフラ費用や自国民の反対など招致トラブルが生じる。いっそ『甲子園方式』と称し、気候やコンディションを考慮、世界の中で1か所を拠点化する案だ。例えば夏季五輪は米国の「ロサンゼルス市」、冬季五輪ならフランス・スイス・イタリアなどの「アルプス地域」のどこか、あるいは北欧に恒久的な競技場を作る。実際は現在でも立派なものができており、そこを拠点化させる。これなら、新たな国で競技場の新設や無駄なインフラ工事の必要もない。何と言ってもそのメリットは、各国のGDP規模や国家予算に応じて、国ごとの「年会費」を決めたら出費に無理がなくなる。

ロス市も暑いと聞くが、東京の“猛暑”には至らない。絶対温度が高くても、湿度が少ないので夏でもできる。このように、費用以外にも「アスリートファースト」に適している。投稿者はロス市を挙げたが、選手・競技専門家・気象専門家を交えて「適切地」を決めればよい。もちろん世界中から大量の選手や観客がやってくるので、宿泊施設や航空機などの交通機関の良い場所も選択肢に入れる。下記でも指摘しているが、夏季五輪は秋または春開催が望ましい。繰り返すがIOCが困っているのは、財政的な理由で立候補都市が増えないこと。地球温暖化によって、「気候的」に開催できる場所が減ってきたことにある。特に冬季五輪は深刻で、アルプス地域や北欧、北米・カナダ、札幌と限られるそうだ。※札幌も暖冬化で開催が危ぶまれる。だから投稿者は、どうしても開催するなら「一拠点化(恒久化)」を提案する。

■3案|夏季五輪を室内競技と屋外競技との2か国に分割・2年ずらして中規模国でも開催
3案は、室内競技をA都市(国)で開催、屋外競技をB都市(国)開催と別々に分ける考え方で、「開催年」も例えば屋外競技を2年ずらして別々に行う(※五輪の主催は都市)。そうすれば負担が半減し、中規模国でも開催できることから立候補都市が広がる。投稿者の大胆なるプラン~そこで夏季五輪を代表する室内競技と屋外競技をざっと挙げた(表参照)。2分割案は、<第4案(次号参照)>にも応用できる。


室内競技A都市・7~8月開催五輪は米国NBC放送局の放送権料収入によって賄われており、仕方なく夏の7~8月に開催しなければならない。従って「室内競技」なら、今まで通り夏でも冷房が効いた中でできる。本来なら秋または春開催が望ましいが、次項との関連による妥協案である。

屋外競技B都市・2年後の秋か春開催この分割案はもう1つ、屋外競技(フィールド競技)の選手にもメリットが増す。陸上・サッカーなどは暑い夏を避けて、開催都市の気候の良いベストな「秋」または「春」に行う。但しNBCが強硬に屋外競技も夏にやれと言ってくるが、室内競技を7~8月に開催することで屋外競技は2年後の秋か春開催で折れてもらうことが前提。前回の1964年東京五輪は10月開催、当時の平均的な日中気温は20℃前後だった。84年のソウル五輪は9月。意図的に7~8月に行われるようになったのは、92年バルセロナ(スペイン)からだ。

スポーツ解説者はもっと大胆で、室内競技は冬季五輪でやったらの意見もある。余談ながらこれをきっかけに、競技は“現地時間”で行うことを望む。五輪の競技時間は欧米時間に合わすことが優先され、日本・中国・韓国の大会では決勝が翌日の午前中になることが多かった。これは駄目で、選手のリズムや開催国の観客と国民生活を優先し、現地時間に基づき決勝は午後か夜にすべきだ。

次号の4案は、この3案目の応用編で、夏季五輪2回、途中にFIFA/W杯、そして冬季五輪の開催をうまく並べ替えれば、毎年、ビッグイベントが開かれ観客が楽しめる日程の披露です。

Sankoub
次号/五輪4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる
前号/五輪1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を

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五輪1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を/少数派

2024年08月26日 | スポーツ
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1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を


1984年ロス五輪開会式/ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム

■IOCはまた日本開催に秋波を送る・いい加減にしろ!IOCのヒモ・サイフではない
オリンピックは規模が巨大化、莫大な費用が掛かり、さらに昨今は強度のセキュリティ強化が求められる。さらには地球温暖化、各国とも財政が悪化しており、開催できる都市が大幅に減少し限られてきた。従って中規模国はもちろん、大国でも招致が難しくなっている。問題は、為政者はどこの国でも五輪を口実に、どさくさ紛れに数兆円単位(東京大会は10兆円以上)のインフラ整備をやろうとする。そのため住民の反対が高まり、立候補する都市が激減した。よく言われるようにアスリートファーストではなく、政治家本位の計画が進められることばかりだ。とりわけ東京五輪後の汚職・利益誘導が世界中に知れ渡り、五輪への嫌悪感を持つ人々が急速に増えた。投稿者はもう五輪の役割りは終わったと考え、「五輪廃止」が適切と考える。その代わりに、各競技ごとのW杯や世界選手権を充実すべきだ。五輪をやらない分、競技によって4年間隔を2年間隔や毎年開くこともできる。これならば小国でも開け、競技そのものが世界に広がる。メディアもスポンサーも正して“五輪のバカ騒ぎ”だけを中継するのではなく、マイナー競技もしっかり眼を向けさせること。これなら選手も落ち着いて試合に臨め、私達も様々な競技をじっくり見る機会が増える。真のスポーツ好きなら、W杯や世界選手権を濃厚に堪能できる。もう五輪はやめませんか!?

パリ五輪の最中に、IOCの幹部がまたまた日本での五輪開催へ秋波を送った。冬季大会の「札幌」か、夏季大会か不明ながら日本での開催を希望していると言う。つまりIOCにとって日本は“ヒモ”、財布ぐらいにしか思っていないのだろう。言えばすぐ言うことを聞く、すぐに金を出すと思われてしまった。随分と舐められたものだ。次回は2028年ロサンゼルス大会、そのあとの32年はオーストラリア東岸の「ブリスベン」を一本釣り(※IOCが逆指名)している。立候補都市が次々と辞退することから、日本に目を付け立候補“即”決定させる一本釣りをしたいのだろう。一方、札幌市長は今年に入り地元の協力が得られず、事実上、冬季五輪招致の撤退表明をしたばかりだ。でもIOCからラブコールを送られたので、IOC未決の38年札幌開催へ向けて息を吹き返すかもしれない。しかし、やめておくのが賢明と考える。日本は長く続く自民党政権の出鱈目さによって、人口減少や経済力が大幅に落ちて二流国どころか三流国へまっしぐら、五輪などやる余裕はない。そこで投稿者個人として、下記のように今後の五輪の在り方を考えた。基本的には、五輪そのものの廃止が望ましい。しかし熱狂的な五輪ファンもいることから、一応、次の案も提案する。皆様はどの案を支持しますか?

今後の投稿案 ※順次説明するのでご覧下さい。
2案|甲子園方式 (一拠点化)にして毎回夏季五輪はロス市・冬季はアルプス地域で恒久開催する。
3案|夏季五輪を室内競技と屋外競技との2か国に分割・2年ずらして中規模国でも開催。
4案|開催年をずらせば夏季五輪2回、FIFA/W杯、冬季五輪のビッグイベントが順番に見られる。

Sankoub
次号/五輪2案|夏季五輪は甲子園方式でロス市恒久化 ◇3案|夏季を室内と屋外競技の2か国分割開催
前号/パリ五輪で日本勢が大量メダル獲得の活躍ができたのは前回が開催国だったため

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過去稿|久米宏氏が「東京五輪が終わっても開催に反対する」と言った意味は?/少数派

2024年08月22日 | スポーツ
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過去稿|久米宏氏が「東京五輪が終わっても開催に反対する」と言った意味は?

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投稿者のもう1つのブログ閉鎖に伴い、過去稿ながら当ブログに再投稿しました。
事象は2019年のもので、不随する他文章を保存したい趣旨からです。

    

■東京五輪・大阪万博”宴の後”に残る多額の借金は若い世代が負担
投稿者は現時点でモノを言っているが、久米宏氏は少なくともその数年以上前から達観=「東京五輪が終わっても開催に反対する」と仰っていた。投稿者も同感で、国民の多くが事前に”宴の後(うたげのあと)”を考えるべきなのだ。氏の書籍や新聞特集、多年に渡り聴いている「久米宏 ラジオなんですけど」(※追記/20年6月に終了)のコメントなどをまとめたのが下記の分。ご本人はもっと仰りたいことがあるのだろうが、たぶんこうした意味を含んでのことと考える。ここから勝手に代弁~『過去、日本の政治や方向性は、無責任な政治家やいい加減な国民によって導かれてきた歴史がある。今回の東京五輪招致・開催もまた然りだ。前回の1964年の東京五輪後には、大不況が襲ってきた。現在、国の借金が1000兆円あるというが、皮肉にも前回大会時の膨大なインフラがきっかけとなり、その癖が半世紀も続き無節操な道路インフラ、過剰なハコモノ(建築物)を作るために借り始めて雪だるま式に増えたのだ』。

『今回も開催される前から、”祭り”の後に残る多額の費用が見込まれ、相当、深刻なことが予想される。五輪を楽しんだ人も開催に反対人も、「平等」に負担していかねばならない。高齢世代はいずれ早めに死ぬが、問題は若い方(特に都民)が半世紀に渡る長い間、数兆円とも言われる直接・間接の赤字分、さらには五輪に乗じた無駄な10兆円規模の社会インフラ分もを負っていかねばならない。過去の経験からそんな時は、行政は社会保障を切る。もう日本は、お祭りや目立つことばかりにお金を掛ける、いわば”田舎臭さ”から脱皮すべきだ。景気浮揚と銘打った政策が成功したことは稀である。五輪開催の5年後は、EXPO2025・これも2度目の大阪万博。大金を掛けて何の意義・意味があるのか。東京五輪の二の舞にならぬよう、返上したら? 若い方に託したいのは、ご自分世代の育児・社会保障、やがて訪れる老後のために、税は有効に使うことを学んで欲しい』。

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パリ五輪で日本勢が大量メダル獲得の活躍ができたのは前回が開催国だったため/少数派

2024年08月17日 | スポーツ
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パリ五輪で日本勢が大量メダル獲得の活躍ができたのは前回が開催国だったため



■メダル獲得数は各国とも自国開催に向けての選手強化費の増加と相関が強い
2024年パリオリンピックでは、日本勢は金メダル20、銀22、銅29、計65個のメダル獲得(※下記資料参照)に沸いた。しかしその感動に水を注すことになるが、日本選手が活躍できたのは前回2021年が東京オリンピック開催国(※補足)だったからだ。16年のリオ大会から東京五輪開催に向けての2大会に渡り、選手強化費を注ぎ込み増強した結果と言える。誤解して欲しくないことは、メダリスト(選手)は、個人の身体や技術能力が卓越していることは言うまでもない。問題はただそれだけでは、厳しい国際試合には勝ち続けることはできない。能力の高さを前提に、選手強化費、監督・コーチへの指導など国の支援と予算(国民の税金)、さらにはtotoスポーツ振興くじの援助があったからこそと考えるのが妥当だ。若い選手でも、早い時期から選手強化予算によって伸ばす意味も含まれる。投稿者はけっして選手の努力を軽視するものではなく、昔も今も、また日本だけでなく世界各国の選手強化の結果を冷静に見た故だ。
※補足/タイトルや本文は「開催国」としているが、正確には五輪は「都市」が開催するもの。

例えば東京招致が決まった13年には全体の強化予算が32億円/年だったものが、16年には約3倍の87億円に拡大した。以降、「直接」の選手強化費だけでも100億円を突破、東京五輪が近づくに連れ200億円以上に膨れ上がった。1964年の前回東京大会では、国威発揚もあり16個の金メダルを獲得した。しかしその後、国は強化を怠ったため、96年のアトランタ大会のメダル数は金3・銀6・銅5と、どん底に落ち込み2000年のシドニー大会も低調が続いた。その惨敗から選手だけの努力では限界があると判断され、国も重い腰を上げ税金による選手強化として、370億円の東京北区のナショナルトレーニングセンター開設を始め、計600億円以上を掛けて数か所の選手強化専用センターを設立した。21世紀に入ると成果が表れ、メダル数が確実に伸びてきている。スポーツ評論家の玉木正之氏・為末大氏・当のJOC幹部も、選手強化費とメダル獲得数はかなり相関関係が強いと指摘する。世界でも強化費の拡大に舵を切った国々は、実績が強烈に表われていると言う。繰り返すが選手の才能と努力が土台であり尊重するが、率直なところ大国の経済規模と選手強化費でメダルが決まることも否めない。

 エッフェル塔からの夜景

■日本の選手強化が本物か東京大会だけのためだったか28年ロス大会で試される
そこで投稿者は、開催国の大会を芯に前後2大会、計5大会におけるメダル数を図表化した。対象を08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ、21年東京、そして今回のパリ大会とした。パリ大会までは、開催都市は7年前に決定された。従って2大会前は自国開催が決まっていないことから通常の選手強化が行われ、1大会前から選手強化の効果が表れてくる。開催各国のメダル獲得数の変遷を上図で表すと、見事なまでに共通した傾向が見出せる。招致後の他国大会(自国開催の4年前)にはメダル数が伸び出し、そして自国開催大会になると“驚異的”に増え獲得数がピークに達する。地元の有利さ・応援の多さもさることながら、やはり開催国の面子から強化費が「爆発的」に増えたからだ。選手のたゆまぬ努力と苦労の結果が、メダルを勝ち取ったとオリンピックを純真に見る方も多いことだろう。それはそうだが、しかし現実を見れば、もはやオリンピックは選手の才能や努力だけでは勝てなくなってきている。

ここからが本題で、日本勢が東京五輪の結果より劣るがパリ五輪で活躍できたのはいわゆる<人的レガシー>で、東京五輪で強化された選手が健在、あるいは3年前に強化された若く有望な選手がその後の努力が実を結んだと思われる。逆に自国開催の1大会後、2大会後にはメダル数は徐々に減ってくる。選手強化において、顕著な悪い例は中国だ。“国威発揚”~大会成功だけが目的だったから、その後は選手強化を疎かにした。結果はすぐ出て、その後のロンドン大会・リオ大会と中国は続けて惨敗に終わった(東京大会以降では復活)。さて肝心な日本も、2大会・7年後の28年には選手の世代交代が進み強化の効果が薄まり、徐々にメダル数を落とすと予想される。つまり日本勢の本当の実力=選手強化は、4年後のロサンゼルス大会で試されることになる。国や競技団体が本気で「日本のスポーツ」を強化したか、あるいは自国開催=国威発揚型の“東京大会のためだけ”に選手強化したのかの「真価」が示される。

▽資料1/東京五輪とパリ五輪の金メダルの比較
陸上0→1 水泳2→0 体操2→3 レスリング5→8 柔道9→3 フェンシング1→2 卓球1→0 ボクシング1→0 スケボー3→2 ブレイキン不採用→1 野球・ソフト2→不採用 空手1→不採用 合計27→20
※パリ五輪では、野球・ソフトボール、空手が採用されなかった。もし採用されていれば、日本が得意な競技だけに野球、女子ソフトボール、空手は“連覇”と仮定し、金メダルが3個追加され計23個の考え方も取れる。

▽資料2/ロス五輪の新規採用・廃止競技
①野球・女子ソフトボールが、東京大会以来「復活」される。一方、ブレイキンは不採用になりパリ大会の1回限りに。米国開催だけに野球の開催は理解できるが、ブレイキンは米国が本場とされるのに不採用の理由が分からず。
②新規採用は、クリケット・ラクロス・スカッシュ・フラッグフットボール。
※投稿者の感想/五輪競技は継続性が求められ、“開催国特権”のように開催国に人気がある競技を1回限りで採用するのは、競技団体や競技者を軽視している。IOCのご都合主義である。

Sankoub
次号/五輪1案|巨大化した五輪はもう廃止しよう!競技ごとのW杯や世界選手権の充実を
前号/五輪金メダル選手の「美談仕立て」の過剰報道は視聴率を取るためとは言えウンザリ

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五輪金メダル選手の「美談仕立て」の過剰報道は視聴率を取るためとは言えウンザリ/少数派

2024年08月11日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
五輪金メダル選手の「美談仕立て」の過剰報道は視聴率を取るためとは言えウンザリ



■選手を「商品化」させるメディアに過剰演出の無責任さを問わなければならない
前号では、五輪前になるとTV局が必ずこの選手は「金メダル確実!」と囃し立てるのは「視聴率」を取りたいためだと書いた。TV局は、もう1つ視聴率を得るために“茶番企画”を繰り返す。誤解なきように申し上げればスポーツそのものは好きだが、選手をあまりにも大袈裟に“美談仕立て”にTV報道する番組は見ないことにしている。前回の東京五輪は地元開催ながらほとんど見ておらず、今回のパリ五輪も見ず、次回のロス五輪もまず見ないだろう。とは言え五輪中継は見たくなくても、短時間ながら目に入ってしまう。ニュース番組の程度で十分だ。他分野でも大谷翔平選手ばかりにスポットを当てること、サッカー・ラグビーなどのW杯・ビッグゲームも同様である。さて見るのが嫌なのは、これら一連の視聴率を取りたいが故の意図がミエミエのTV局の企画にウンザリする。最初の優勝・金メダルを獲得したシーンは報道として許せる。しかし何度も何度も繰り返され、あまりにもくどく、いい加減にしろと言いたくたくなる。その映像も限界と見るや、問題はそのあとだ。監督やコーチに師弟愛を語らせる、そのうちに遠い昔の恩師へのインタビュー。次は選手の父母・祖父母に加え、妻を取材し“献身的な妻像”を描く。女子選手の場合は夫に~“理解ある夫像”を浮かび上がらせる。※“献身的な妻像”と “理解ある夫像”の違いは、そもそも男女差別だ。さらに続き、過去、選手が怪我をするとつらい治療生活を語らせる。そのエピソードが尽きると地元の方々に“地元愛”を取材、選手が頑張った幼少の頃から高校までの生い立ちを紹介、「母校」まで訪ねて在校生の声を聞く。

まだまだ終わらず、選手が通った飲食店の店主に焼肉や大盛チャーハンなどの好物や食べっぷりを聞く。要は、TV局は選手の人柄・実像を紹介する振りをして、古い言い方をすればいわゆる“お涙頂戴”的な企画を乱発させ、「視聴率」を稼ぎたい故にギリギリまで引っ張るのだ。一方、スペシャルサポーターと称した元メダリストや芸能人を使ってのバカ騒ぎ、過剰に演出的な応援で煽り国威発揚的なことをさせる。中継の解説者はロクな解説もせず、「ヤバイ、行け行け、頑張れ」と応援団化してしまう。なお、ある専門家のコラムを見ると、五輪中継がNHK・民放もやたら長くなっている理由が書かれていた。急激に「放送権料」が高くなってきているので、元を取る?ためにこれでもかこれでもかと流すそうだ。もうウンザリでこれら毎度の五輪、ビッグゲームで繰り返されるので、放送局の「茶番」は見ないようにしている。こうしたTV局の態勢を選手も意識している訳だから余分な圧力を掛け、前号のように選手を潰してしまう。結果、成績が発揮できないと現地から涙ながらに詫びる、帰国したら「日本の方々に顔を見せられない」と沈痛な顔で謝る。選手は大変な努力をしており、日本代表になるだけでも偉大なものだ。選手に、そんなことを言わせてはいけない。メディアは選手を「商品化」(見世物化)させて、過剰取材、過剰演出、選手への過剰依存の無責任さを問わなければならない。3年前に東京五輪の汚職・莫大な利益横流しなど“汚い面”を見せつけられた。また昨今のメディアの傲慢な放送ぶりから、スポーツを嫌いになる方が多いと言う。投稿者のように、ただただ純粋にスポーツを見たい人も多いのに・・・・

Sankoub
次号/パリ五輪で日本勢が大量メダル獲得の活躍ができたのは前回が開催国だったため
前号/「金メダル確実!」とメディアが煽るのは視聴率を取りたいため、結果・選手を潰す

Ntopkeiji

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「金メダル確実!」とメディアが煽るのは視聴率を取りたいため、結果・選手を潰す/少数派

2024年07月29日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
「金メダル確実!」とメディアが煽るのは視聴率を取りたいため、結果・選手を潰す



■メディアの圧力でいくつ金メダルを逃しどれだけ潰された選手がいたのだろうか?
オリンピックが近づく、あるいは大会中もTV局・新聞などのメディアが「金メダル確実!」と騒ぎ立てる。こうした煽り傾向は夏のオリンピック・冬のオリンピックを問わず、毎回、繰り返される。メディアが「金メダル確実!」と煽り、選手の特番や意気込などのインタビューを放送するのは「視聴率を取るため」や「新聞の販売数を伸ばすため」だ。「金メダル」が有望と煽れば、国民は深夜でも眠い眼をこすりながらもチャンネルを合わせてしまう。それこそ、メディアの思う壺。対象にされた選手・団体は委縮し良くて銀や銅メダル、可哀そうなのはメダルにさえ手が届かぬ場合がある。背景には、実力が銅メダルや入賞程度と思われても(それでも誇れるものだが)、そのまま予想してしまえばTVを見ない人が出てくるからだ。

選手はただでさえ国民から期待を掛けられ、さらには連日、低レベルのメディアの要求に応えなければならずプレッシャーは如何ばかりかと思う。その重圧に負けて、惨敗する選手を、過去、何度見てきたことか。結果、メディアのせいで、いくつ金メダルを取り逃し? 今までどれだけの選手が潰されてきたのだろうか? 成績が出せないと、突然、メディアは掌を返したように厳しく批判し始める。2年ごとの数々の夏冬オリンピックが開かれる度に、こうしたメディアと報道の在り方に疑問を持つ。それこそ各競技団体はこうしたことから選手を守るべきなのに、高齢・権力主義の競技団体のトップは己の保身に走ってばかり。こんな調子でオリンピックに向かえば、選手達がさらなるメディアの餌食にされてしまう。結局、メディアは選手のことを考えている訳ではなく、視聴率・購読数=自社の利益のために、選手を悪用しているだけだ。メディアの役割は、徒(いたずら)に選手を追い込むのではなく、伸び伸びした環境を作りながら選手との良い繋がりを作るべきなのだ。

■負けた選手は誰にも見られず羽田空港の職員用通路からひっそりと帰る
競技終了あるいはオリンピック終了とともに、メダル組は羽田空港ロビーで待ち構えたファン・報道陣・関係者の前を「凱旋行進」する。ここにも疑問というか、見にくさを感じることがある。帰国フライトの関係もあるが、いつものオリンピックではメダリストは帰りの便の機内から優遇され、ビジネスクラスの特権が与えられる。メダリストは羽田でもメダルを掛けて、ファンの前を歩く。それが、例のTVニュースのシーンだ。しかし予選落ちや4位以下の入賞者さえ、はっきりとコースが分けられ、空港職員用の通路から誰にも見られずひっそりとバスに乗り込む。“勝者の特権”とは言え、あまりにも差別が酷過ぎる。なぜなら開催国へ旅立つ前には、全選手を集めて「結団式」を行う。その際、「選手一丸となって・・・」の言葉は、選手や選手団役員幹部の口から何回も出た。そうであるならば、結果を問わず選手全員がファンの前を堂々と笑顔で行進すべきだ。

あまりにも勝者と敗者を分ける、国民やメディアの姿勢は問題だ。負けると悪者のごとく扱う姿は、見苦しい一言。世界には通用しなかったかもしれないが、日本を代表するトップクラスだ。もっと労(いたわ)りの心で、温かく迎えるべきなのだ。差別が勝負の厳しさ、次回へのパワーに繋がると言う人もいるが、投稿者は違うように思う。次にメダリストは、都内のメインストリートや地元の街をパレードする。「報告会」とやらで、地元の知事や首長を訪れることを”強制”される。投稿者の皮肉だが、選手が報告会で結果を報告するってことは、知事達はTVを見ていなかったのだろうか?(苦)。 申し上げたかったのは、高校野球優勝チームと同じように、選手や高校球児を利用して知事の知名度を上げるなど政治利用に使われることだ。選手を早く開放しゆっくりさせたり、次のために練習させればいいのにと思う。こんな姿を何十年も見せられてきた投稿者は、オリンピックに群がる輩を嫌う。

Sankoub
次号/五輪金メダル選手の「美談仕立て」の過剰報道は視聴率を取るためとは言えウンザリ

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連日のWBC過剰報道にウンザリ、ファン・視聴者はTV局とスポンサーに踊らされた/少数派

2023年03月28日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
連日のWBC過剰報道にウンザリ、ファン・視聴者はTV局とスポンサーに踊らされた
「毎日新聞クロスワードの出題・解答」に対する投稿者の感想です!



投稿者は野球ファンの一人でも、WBCの異常な盛り上がり方に懸念を持った。大変失礼な言い方ですが、近年はラグビーワールドカップ、東京五輪、FIFAワールドカップ、そしてWBCと~にわかファン・お調子者の連鎖が気に掛かる。コロナや不況などの不安からただただ騒ぎたい姿が垣間見え、国威発揚的なイベントに乗せられてしまう。様々なビッグゲームの中継で嫌なことは、アナウンサーや解説者が本来の役割を忘れ興奮のあまり絶叫して「国民的応援団」に変わってしまうこと。連日、煽りに近いあまりの過剰報道にウンザリ。結局、TV局・スポンサーに踊らされているように感じる。大会をきっかけにそのスポーツをする、競技を定期的に観戦あるいはいつもTV中継を観るなど定着すればいいのだが、その時限りの勢いで終わってしまったら選手が気の毒だ。こんなに盛り上がっても、これから秋まで去年までのようなセ・パ両リーグともシーズンの中継の少なさでは困る。優勝に水を差す訳ではないが冷静に考えれば、メジャーリーグは怪我を恐れてWBCには非協力的で頂点の選手を出さず、事前の練習もお座なり。米国が真剣に取り組みだしたら、WBC優勝の評価も上がる。

BSでメジャーリーグ中継を観ているが、WBCで一層米国ファンの野球文化の高さを感じた。①米国民は打球音とキャッチャーミットに球が収まる音を楽しみしており、ピッチャーが投球モーションに入ると固唾を飲んで静寂、日本はのべつ幕無しに太鼓やトランペットを吹いており恥ずかしくなった。②あえて、フェンスを低くしている。ホームラン性の当たりを選手が客席までグラブを伸ばしチャッチできるか否か、もの凄い醍醐味を知っている。日本の野暮な高いフェンスでは、塀際に飛んだ球さえ選手がキャッチしたか外野席からは見えない。③内野フェンスがかなり低くても、1球1球観ているから大丈夫。日本は酒を飲んだり応援ばかりで散漫なので危ない。④子供に限らず、大人の観客もグラブ持参でホームランやファールボールを取ろうとする楽しみを持っている。⑤特に文化度が高いと思うことは、敵味方が隣同士に並んでいても喧嘩せず、それぞれのイニング表裏に応援する。日本は内野は1・3塁に敵味方に分かれ、外野は席を区切っていても相手ファンとの殴り合いの喧嘩が絶えない。終わりに言葉欄の続きを書けば、WBCは2006年に始まり歴史も浅いのになぜクラシックと付くのか。クラシックの意には「古い・伝統的」とは別に、「一流・重要・最高水準」の意味もあるからです。

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FIFA・W杯②華々しいピッチの裏でFIFAやカタールは組織的汚職や利権構造が明らかに/少数派

2022年12月23日 | スポーツ
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FIFA・W杯②華々しいピッチの裏でFIFAやカタールは組織的汚職や利権構造が明らかに

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■カタールは国の威信を示したい・FIFAはビッグイベントで儲けたい→全くIOCと同じ体質
4年に1度のビッグイベントFIFA・W杯は、日本チームの活躍から始まり、決勝戦のアルゼンチン対フランスの熱戦へと盛り上がった。それに対しイチャモンを付けるな!と仰りたい方がいるのを承知で、批判投稿を続ける。サッカー競技や選手に責任はないが、皆様が盛り上がれば盛り上がるほど巨大な利権や汚職が生まれやすく、サッカーファンほどドス黒い裏側をご存じないようだ。FIFAも、東京五輪や世界の五輪ビジネスの醜さに酷似している。投稿者は後者を調べたことから、上から目線ではなくFIFAやカタール国の見苦しい事実を率直にお伝えしたい。彼らは儲け・利権のために意図的にビッグイベントを作る、あるいは招致する。純粋な選手を食い物にする競技団体や主催者は酷い。選手のプレイに感動することは当然でも、ファンもメディアも感動のままでは、私腹を肥やすFIFAやカタールの利権者を蔓延(はびこ)らすだけであり、批判精神を持つことが必要である。そうした観点から、後半の2回目もお読み頂きたい。※1回目は下記リンク参照

まず、TBS番組「関口宏のサンデーモーニング」の内容をまとめる/カタール大会開催のだいぶ前、招致の段階から問題視されていた。EU議会は招致プロセスを含めて、FIFAへ「招致の賄賂性と不正」「汚職追及」、さらには「組織的で根深い問題」として抗議・非難を行った。遡る15年には、米国リンチ司法長官が、「FIFA幹部らは、サッカー不正を排除し試合の公平性を保つ責任があるのに、サッカービジネスで私腹を肥やした」と発言した。司法当局も「招致活動を巡り、巨額の賄賂を受け取った」と摘発。ブラッター会長(当時)は辞任、副会長らは逮捕された。このようにカタール国からFIFA委員に、相当な金が流れたと言われている。だから40℃以上の灼熱・高温の地にも関わらず、2010年、理事による投票では多数でカタールを開催地に選んだのだ。FIFAの現地視察団の調査報告では、5候補地の中でカタールは最低評価にも関わらずだ。つまりここでも会場が決められる段階では、アスリートファーストはなかった。かなりの批判を喰らいFIFAは後になって慌てて、元々6~7月の開催を異例の11~12月に日程変更した。しかし11月と言っても、30℃を超える。そこで会場は暑さ対策が厳命され、屋外の競技場でも観客席はもちろんピッチも冷房完備にした。

W杯の巨大化が問題になり、前回18年のロシア大会は2兆円も掛かった。これでも多額だが今回のカタールは富裕国の金に飽かせたインフラ構築と会場建設で、何とその14~15倍の28~30兆円規模の異常さ。昨今のスポーツイベントは、ナショナリズムを喚起する形で行われる。「国の威信を増したい」「多く儲けたい」、この2つの気持ちが表れる。その中で、当然ながら利権構造が生まれる。いわゆるオイルマネーに群がり群がり、「国の威信」+「巨大な利権」=「大規模な汚職」に繋がっていく。オリンピックも同じで、IOCに非常に多額の金が動いた。IOC委員に金品が贈られたり、妻や家族に金銭的な面倒をみるなどの不正工作が行われた。16年ブラジル・リオ大会の五輪委員長は、贈賄で30年の禁固刑の判決。日本でも、大会組織委員会理事だった高橋治之が起訴された。言わば「アンフェアに作られた舞台」で、選手には「フェアな競技」を求められている。言い換えれば選手の公平性を隠れ蓑にして、「汚職や不正が発生する場所」になっている。「誰のための開催するのか」~「意思決定プロセスの透明性」が求められる。もう1つ深刻なのは、カタールの巨額の資金が欧州サッカー界に流れ込んでいる。アルゼンチンのメッシ、フランスのエムバペの両エースが所属するクラブ、パリ・サンジェルマンはカタールの投資会社が所有する。これは単なる一例で、カタールが牛耳る事象が数々ある。

■スポーツの祭典は独裁国家や人種差別・人権意識が低い国に決定してはならぬ!
ここからは再び投稿者の文章/サッカーファンこそこうした事実を知るべきであり、少なくともメディアは直近でも様々な問題や疑惑の報道をするべきだったと思うが、意図的に捨てたのだろう。カタール大会そのものは成功裏に終わったが、人権問題・差別(特に女性差別)はそのままだ。カタール国家とFIFAへの汚職・利権疑惑は、これからも明らかにしなければならない。カタールは天然ガスが豊富で、税金なし・医療費・教育費・光熱費も無料だそうだ。超高層ビルが林立しパラダイスのような国と思えても、ベースは独裁国家なので人々の人権は認められておらず、だからヨーロッパがカンカンに怒っている。ところがカタールはこの勢いで、36年の夏季五輪の招致を始めるそうだ。思い起こせば21年の東京五輪は、招致委員会が日本のこの時期は「温暖で最も競技しやすい季節」と大嘘をつき、その実、酷暑下で行われた暴挙がある。だからカタール五輪はとんでもないことで、差別問題はもちろんのこと日本以上の7~8月の40℃を超える劣悪な環境をどうするのか。金によってIOCバッハ会長や有力委員を黙らせることは、容易に想像できる。投稿者の推測だが、前述のW杯屋外競技場も冷房化したが、金に飽かせて42kmのマラソンコースも巨大なビニールハウスのようなトンネルを作り冷やすのか(笑)。結論として、こうした国では“平和の祭典”五輪やビッグイベントはやるべきではない。

Sankoub
前号/FIFA・W杯①若い方にも応援という「国粋主義」が跋扈・日本人を鼓舞する放送に危惧

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FIFA・W杯①若い方にも応援という「国粋主義」が跋扈・日本人を鼓舞する放送に危惧/少数派

2022年12月21日 | スポーツ
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FIFA・W杯①若い方にも応援という「国粋主義」が跋扈・日本人を鼓舞する放送に危惧

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■W杯や東京五輪など大騒ぎ一辺倒のメディアの無能ぶり・無節操報道を批判する
FIFA・W杯カタール大会は、アルゼンチンが36年ぶりに優勝した。そして日本はクロアチアにPK戦の末破れ、残念ながら今回も期待されたベスト8には進出できなかった。それでもファンにとっては、堪らない1か月だったと思う。さて投稿者はスポーツが嫌いではなく、日本チームやサッカーそのものを批判する気もない。しかしせっかくのムードに水を差す投稿だが、世の中の“少数派”としてはただ楽しかったでは済まされず、国内メディアの無能と横暴ぶり、露(あらわ)になったメディアの幼稚性を問いたい。またFIFAの汚職塗れ、カタール国の人種差別・人権無視の態度もしっかり伝えたい。こんなコメントをすると、またまたこのブログの閲覧者をなくすが仕方ない(苦)。2回に渡り、投稿する。

いやいや、繰り返し繰り返し流されるメディアのしつこさにかなりウンザリ。ラグビーW杯や東京五輪などもそうだったが、大騒ぎするテレビなどのメディアの態度に呆れる。日本チームの試合状況は朝から晩まで、翌日ならまだしも1週間以上も続く。最初のプレイ分析はともかく、そのうち恩師へのインタビュー、友人・家族・妻のコメント映像にとどまらず、出身校や出身地の紹介、渋谷スクランブル交差点の馬鹿騒ぎ報道、ネタ切れと思われる?や否や選手が泊まったホテルや料理などの紹介へ・・・ ブラボー!と何十回聞いたことか。これが、大事なニュースなのでしょうか。いくら4年に1度の“お祭り”でも、北朝鮮ミサイル乱発射、国政の大幅転換による日本のミサイル保持、防衛費倍額、原発大拡大、物価高も片隅に追いやられる。国内でも重要なことが沢山あり、他に伝えることはもっとあるだろ!と言いたい。下記視聴率とは別の調査でも、6割以上がW杯に関心ないと答えている。そりゃそうでしょ!

お調子者のTV局の視聴率欲しさ一辺倒の報道に問題を呈したい。もっと言えば、過剰に日本人を鼓舞する企画ばかりで悲しい。若い方ほど多様性と言いながら、なぜかサッカーや野球などになると競技場やスポーツバーでも、一糸乱れぬ画一的な応援をするのだろうか。一方、何のスポーツでも準決勝・決勝と最高レベルであっても、外国勢同士の試合は見なくなる人が多い。視聴率=日本対クロアチア戦・12/5(月)0時~34.6%、アルゼンチン対フランス決勝戦・19(月)0時~15.6%の通り。結局、応援という「国粋主義」が、若い方にも跋扈(ばっこ)しているように思える。1つ目の結論として、メディア陣の無能・思い上がりが熱烈ファン以外の多くの国民をスポーツ嫌いにさせる。

■大会の裏でカタールの人権無視、外国人労働者6500人以上が死亡したことをご存じですか?
2つ目は、お祭り騒ぎの裏でヨーロッパではカタール国家とFIFAにかなり厳しい批判が向けられている。投稿者流の批判精神で申し上げれば、人権、とりわけ中東特有の女性の身分が相当に低い。あまり報道されていないが会場建設やインフラ整備などで、ここ10年間で出稼ぎ外国人労働者ばかり6500人以上が死亡した。相当過酷な悪条件、長時間労働で作業させられた疑惑が挙がる。一方でドイツやイングランドなどのチーム選手が、人権とりわけ女性の人権が蔑ろにされて、試合前に抗議の片膝付きや手で口を覆うポーズはほとんど報道されていない。英国BBCや欧州の放送は、カタールの人種差別・人権無視を日常ニュースでしっかり伝えている。ドイツでも観戦ボイコットや、パブリックビューイングが次々と取りやめになった。一方、田嶋日本サッカー協会会長に至っては、人権問題に全く関心なし。記者の人権問題の質問に「試合に集中したい」と、サッカーだけに一蹴。東京五輪の森会長の例を出すまでもなく、日本のスポーツ界~主に競技団体の会長や幹部クラスは、人権問題にはからきし関心がない。国民も“楽しければそれでよし”の風潮が蔓延り、スポーツを取り巻く様々な問題に目を向けようとしない。国際性を持てと言われているのに、身内贔屓と日本人の優位性ばかり鼓舞することが悲しい。

Sankoub
次号/FIFA・W杯②華々しいピッチの裏でFIFAやカタールは組織的汚職や利権構造が明らかに

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W杯日本-コスタリカ戦・水道使用量2割減、トイレ我慢・風呂炊事は後回し?でTV観戦/少数派

2022年11月30日 | スポーツ
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W杯日本-コスタリカ戦・水道使用量2割減、トイレ我慢・風呂炊事は後回し?でTV観戦

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■試合結果や得点状況がつぶさに表れる水道量の変化・あなたはいつトイレに立った?
毎日新聞の記事と上記グラフ画像のように、11月27日(日)夜に行われた、サッカー・ワールドカップ・日本対コスタリカ戦のTV観戦によって多くの人がテレビにかじりつき一喜一憂し、トイレや風呂・炊事などの利用が少なかったことが水道使用量から窺える。投稿者は既号のように、スポーツは好きでもW杯や東京五輪のように、メディアがくどいほど同じことを、連日、繰り返す報道や一辺倒で、他に伝えるべき報道が蔑ろになることを批判した。今回も試合内容は書かずに、暮らしの観点からやや斜に構えて見たことを書く。だからブログの収納カテゴリは、スポーツではなく暮らし欄に。本筋に入れば、東京都水道局は日本戦(対ドイツ)のあった23日、27日それぞれのテレビ中継前後の23区など都内主要部の水道使用量の変化を公開し、6、13、20日(いずれも日曜)の3日分の平均と比較した。うち掲載したグラフデータは、直近の27日のコスタリカ戦。このデータによると、いずれも試合開始から使用量は大きく平均を下回り続け、23、27日ともに平均の8割ほどにまでに落ち込んだ。記事には書いてなかったが試合前にも1~2割使用量が高いのは、いわゆる家事・トイレの前倒し、旅行・レジャー・仕事など早めに切り上げて、都内に戻った方が多かったのか?

試合が始まってからは使用量は当然ながらハーフタイムに急増し、後半が始まると再び減少。試合が終了すると再び平均を大きく上回るペースで急増し、使用量は乱高下した。都の担当者はこの原因を「トイレや洗い物、風呂など、水を利用する行為を後回しにして観戦した人が多かったと推測される」と話す。特にサッカーなど、試合が切れ目なく続くスポーツ中継で顕著に表れる傾向だと言い「『目を離した隙に試合が動いたらまずい』という気持ちで観戦した人も多いのでは」とみる。歴史的勝利を挙げたドイツ戦と、惜敗したコスタリカ戦での視聴者の心理の違いも読み取れる。グラフは掲載されていないが、ドイツ戦では試合終了後、2段階で使用量が増えた。歴史的勝利の余韻に浸り、すぐには席を立たなかった人が多かったことが推察される一方、敗北したコスタリカ戦では終了後直ちに大きく使用量が増加。すぐに席を立った人が多いと思われる。得点シーンでも、使用量に変化が見られる。コスタリカ戦の後半36分(グラフ参照)、終了間際に失点し諦めの表れか、使用量は終了に向かって増加傾向をたどった。投稿者は酒飲みで、プロ野球や大相撲中継は適当にトイレへ行く時間が取れるが、サッカーやラグビーはつらいですね。

■11月27日は「下剋上の日」に、競馬GⅠジャパンカップ・大相撲優勝巴戦・コスタリカ戦
東京都水道局は、随時、ビッグゲームや災害時などの際に、こうしたデータを発表する。ビッグゲーム時の水道料の変化発表は、粋な計らいと思う。それはおまけであって、水道局は24時間監視で予め水の使用量が増えそうな場合は、大本の水圧を上げて対応している。業務は単なる水を浄化して送っているだけでなく、断水はもちろん流れが悪くならないよう常時の監視業務が重大なのだ。但し夜中に大きな地震が起こると、そのあと皆が一斉にトイレに行くため、対応が間に合わず水の流れが悪いことがある。ここからは余談で、中継したテレビ朝日の世帯視聴率(関東地区)は42.9%、瞬間最高視聴率(同)は53.8%だった。世帯視聴率なので、国民の半分以上が観ていた訳ではないが相当な数だ。余談の余談で、この日27日は『下剋上の日』と言われる。まず競馬GⅠ・ジャパンカップは、ヴェラアズールが1番人気のシャフリヤールを破った。次が大相撲千秋楽、28年ぶりの優勝決定・巴(ともえ)戦になり、格下の西前頭9枚目の阿炎が東前頭筆頭の高安と大関・貴景勝に勝ち初優勝。そして極め付きが、コスタリカ戦。「まさか」と捉えるか「弱者にもチャンスがある」と思うか、いずれの解釈を取るにしても人生の教訓に。故・野村克也監督の名言もある。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。

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阪神は勝ち星への執着が弱い・母の日の始まりは森永製菓・ちんどん屋は総合芸術/少数派

2022年05月12日 | スポーツ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/スポーツ
阪神は勝ち星への執着が弱い・母の日の始まりは森永製菓・ちんどん屋は総合芸術
短文orそこそこ文の投稿集・うるせーオヤジだ!

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阪神タイガースのその後の動向、一時は1勝13敗と大きく負け越し、消費税(食品)より低い勝率と言われた。その後、宿敵巨人を連覇、「破竹の5連勝」を飾った。その途端、『アカン、優勝してまう!』と、去年の今頃、圧倒的な差を付けて突っ走った時のフレーズが新聞などに踊った。常々、阪神に思うことは、阪神ファン全てを敵に回すようだが=ここ数十年振るわないのは、巨人戦にムキになり過ぎること。「巨人に勝てばそれでよい」、一方、他チームに敗けても「ファンが喜べばそれで良い」といった、ファンのためだけの試合運びが多い。1年通しての勝ち星への執着が低い。~とID野球の故・野村監督が仰っていた。※毎日新聞クロスワードの出題に基づいての投稿なので、以下、別内容を記す。

5月の第2日曜は「母の日」。林修先生のTV番組によると、カーネーションを贈ることが始まったのは、1910年・米国。ある女性が亡き母を忍び、好きだった白いカーネーションを教会で配ったことが始まり。その後、亡き母へは白、元気な母には赤を贈ることが定着。日本では1937(S12)年、森永製菓がとしまえん(豊島園)に、20万人の母親を集めて「母に感謝する運動」を全国展開したことから広まった。森永製菓の創業者が、キリスト教徒だったことによる。ここからは投稿者の感想で、敬虔(けいけん)な教徒でなければカーネーションより、当時だったらキャラメルを贈る習慣を根付かせていたかもしれない。因みに、バレンタインデーにチョコを贈ることを始めたのはモロゾフ。

ちんどん屋とは、大道芸の元祖のようなもので、男女数人が人目につきやすい時代劇を彷彿とさせる服装(着物・ちょんまげ)をし、太鼓・三味線・鉦(かね)・ラッパ・クラリネットなどを鳴らしながら、口上、開店や特売などのチラシを配り、通りを練り歩いて広告・宣伝をする人。子供の頃は、毎週のように商店街はもちろん、住宅街の裏通りの細い道まで来た。30代の頃に久しぶりに見て、珍しさもあって感動した。楽団の息がぴったり合い、いわゆる総合芸術、兼 マルチ広告の走りと言える。ちんどん屋の文化を絶やしてはいけないと、ある奇特家が全国から集めて、劇場で1つのパフォーマンスとして発表会を行っている。

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冬季五輪初回は夏季五輪のエキシビション・五輪フィギュアも最初は夏の大会だった/少数派

2022年03月26日 | スポーツ
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冬季五輪初回は夏季五輪のエキシビション・五輪フィギュアも最初は夏の大会だった

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■冬季五輪初期は馬ぞり・犬ぞり競技あり、100年前の創成期の寒~くも楽しい逸話紹介
NHK番組「たけしのその時カメラは回っていた」(北野武)からの抜粋です/今でこそ、冬季オリンピックやウインタースポーツが人気です。日本選手も、だいぶ金メダルを取り、各種目のメダリストが増えました。今号はオリンピック批判を控えて、初期の頃の冬季オリンピックの歴史紹介です。100年以上前は冬季オリンピックの創成期で、その後、数々の苦難を乗り越えて今日まで脈々と受け継がれてきました。しかし既号の通り、北京冬季オリンピックでは、プロパガンダ・ドーピング汚染など惨憺たる状況にまで成り下がってしまいました。いろいろ調べてみると、創成期の頃は楽しそうに思えます。次々と新種目が誕生しては、消えていった逸話もご案内致します。よく考えれば、冬季オリンピックは氷か雪の上を滑る競技ばかりですね。だから雪合戦や雪上バレーボールも、新種目として期待されます。各種目の歴史など、3回に渡り続けます。

▽冬季五輪の始まりは夏季大会の”おまけ” 第1回大会は後になって認定された
冬季オリンピックの第1回は、1924(T13)年フランスのシャモニー大会です。同じ年のパリ夏季オリンピックの単なる前哨戦(エキシビション)として行われ、その時点では冬季オリンピックの位置付けではありませんでした。米英・北欧16か国258人程度でしたが、予想以上の大盛況だったことから、後に「冬季第1回」と認定されました。当初からスピード・フィギュアスケート、アイスホッケー、ボブスレー、スキ―ジャンプ・クロスカントリースキー競技などが行われました。カーリングもあり、映像では本物の長帚(ながぼうき)で氷面を”掃いて”いました。第2回・1928(S3)年・サンモリッツ大会(スイス)から正式大会として行われ、日本は6選手が参加しました。以降、1939年まで夏季大会と冬季大会は同じ国で開催(第2回除く)。1992年まで別の国ではあるが、同じ年に夏冬大会が行われていました。
投稿者補足/1992(H4)年アルベールビル(フランス)の次が、1994年リレハンメル(ノルウェー)に。以降2年ごと夏・冬をずらしたのは、米国を始め世界各局の放送料の負担が大きいとの理由など。

▽フィギュアスケートは当初夏季種目だった!初代の男子金メダルはサルコウ選手
🎿フィギュアスケートがオリンピック種目になったのは、第1回冬季オリンピック(前述)が開かれる、だいぶ前の1908(M41)年の第4回夏季オリンピックのロンドン大会です。夏の競技として、試験的に行われました。フィギュアスケートの人気が高かったことと、ロンドンに当時の最新技術を用いたヨーロッパ初の屋内スケートリンクが完成していたことにもよります。オリンピック・フィギュアスケート初代の男子金メダリストは、サルコウジャンプを始めたウルリッヒ・サルコウ選手(スウェーデン)でした。映像では1回転でしたが、それでも当時は高度な技だったのでしょう。
投稿者補足/アクセル技の名も、1882年にアクセル・パウルゼン選手が初めて跳んだことに由来しています。余談ながらTV中継で投稿者の不満は、女性解説者は技の名前の連呼だけで終わってしまうのは、何とかならないものでしょうか。

▽冬季オリンピック創世記は珍種目が生まれては消えて行った
第2回は、スキージョーリング競技~馬ぞりの変形で、馬尾の後ろで手綱を引いたスキーヤーが立ったまま滑る競技 1回だけ開催。第3回・1932(S7)年レークプラシッド(アメリカ)では、距離40kmのまさしく犬ぞり競技 1回だけ。第15回・1988(S63)年カルガリ(カナダ)では、雪の上で美しさを競う「フリースタイル・バレエスキー」 2回実施。雪上の平面で、ごく短いスキー板を履いて2回転、あるいはストックを刺して前転・後転。フィギュアスケートのスキー版のようなもの。もう1つが「スピードスキー」。まっすぐなコースを滑降しスピードを競うもので、最大時速240kmも出る。
TV番組余談/元国体スキー選手・プロスピードスキーヤ-をやっていた、ものまね芸人の清水アキラ氏の選手写真を紹介。たけし氏は、「セロテープ芸の元は、スキー時の空気抵抗を減らすために使っていたかもしれない」。ゲストの劇団ひとり氏も、「コロッケさんのかつらがパカッと開く芸は、スピードスキーの制止ブレーキにできる」とボケた。

▽1940年夏季東京大会・冬季札幌大会とも日中戦争により中止
🎿東京オリンピックは2021(R3)年、その前は1964(S39)年、札幌冬季オリンピックは1972(S47)年に開かれましたが、実はその前は1940(S15)年に開催予定でした。結局、日中戦争激化のために、中止になったのです。当時、日本の都市部ではウインタースポーツに馴染みがありませんでした。そこで札幌決定後の1938年に、オリンピックPRと興味を抱かせるために、意外な場所でスキージャンプ大会が行われたのです。それは、1月に甲子園球場、2月に後楽園球場(現東京ドーム)で開催されました。高さ30mの櫓(やぐら)を組んで、甲子園では外野から内野に向けてスロープを設置したのです。計4万人が押し寄せる大盛況でした。ジャンプ記録は27mで、その他にもジャンプ台に旗を立てて回転競技も行われました。雪は新潟妙高山から、貨車30両で運び込んだそうです。同じく劇団ひとり氏は、「このアイディアなら東京でも冬季オリンピックができる」と笑わせました。

Ntopkeiji

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