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震災後の習慣

2012-03-11 13:00:00 | 徒然に
こんにちは、りり子です!


昨日の夜からずっと東日本の震災関連のニュースが続いていますね。
次の地震に備えて、準備も必要なのかもしれませんが、
わたしの場合、飲み水や食料の備蓄はしていません。
この間、誰かに「それは何故か」と訊ねられました。


その時の返答はこうです。
「地震は起こると思う。これはあなたと同じ考え。ただし、パニックになる事はないと思っている。これは、自分だけは助かるという意味ではなくわたしも含め周囲の人達にはそんな事は起こらないと感じている。恐怖が先立つと、充分足りている物までが足りなくなるような気がする。だから、溜め込まない」と。


しかし、そう答えたものの、家に帰って自分の行動を見て
「震災後ずっとやめられない習慣が2つある」ことに気づきました。
震災後と言っても、「3.11」の震災でではなく、「1.17」の阪神大震災です。


一つ目は、お風呂の水を抜く事ができません。
家族全員がお風呂に入った後にも、栓を抜いて水を流す事ができないのです。
と言うのも、地震後何とか飲み水は手に入るようになりましたが、
「生活用水」つまり、トイレを流すのに使う水が不足してしまい不衛生で困りました。
地震後、安否を確認する為に色々な人が救援物資を持って訪ねて来てくれたお陰で
飲料水は、すぐに充分足りるようになったものの、トイレに使う水が全く足りません。
これは、わたしの家だけの事ではありませんでした。


そこで、しばらくすると住民同士の間では、自然発生的に
「農業用水」や「地下水」など、飲むにはちと不安かな?というお水を携えて
訪ね合うようになりました。
これは本当に助かりましたよ!
そういえば、あの頃「農業用水」や「地下水」など、農家の人達が一時的に「自由に持って行っていいよ」と「張り紙」や「看板」を出しているのをよく見かけました。
あっ~そういえば、母の親友の家も奇跡的に水道水が使えたので
「お水があります。持って行ってください」と張り紙をしていましたね。


それから2つ目は、ベッドの横に必ずカバンとスリッパが置いてあります。
カバンは別段リュックとは限りません。
前日に使ったカバンや、翌日使う予定のカバンの場合などまちまちですが
共通しているのは少し大きめのカバンだということです。
そのカバンには、お財布などは当然のことながら、ボトムス(例えば、ジーンズやスエットなど)が入っています。
スリッパは言うまでもなく、裸足で逃げる際に、ガラス片などで怪我をしてしまうからです。
少し前までは、カバンにスニーカーを入れていましたが、今ではスリッパだけになりました。


あれからこんなにたくさんの年月が過ぎたにも関わらず
こうして習慣として(しかも当たり前すぎるぐらい当たり前の事として)身についてしまったのだと改めて感じました。


最後に、ご批判を承知で書かせてもらいます。
復興に瓦礫の処理は欠かせません。
これは、飲む寝る食べるの最低限の事の次に大切な事だと感じています。
「放射能」の不安もわかりますが、各自治体の受け入れを住民が反対ばかりするのはどうかと思います。
少なくとも、放射能を帯びた瓦礫を海外に委託して処理をしてしまう事だけは
ないようにして貰いたいです。
なぜなら、経済的支援欲しさについついそれを受け入れようとする国に
委ねられる可能性が高いからです。
それがいつも貧しい国になってしまうのはお解かりですよね。
自国で出したゴミは自国で処理するは、当たり前です。
たとえ、それが放射能のたっぷり含まれたゴミであってもです。
日本のカルマを海外に持ち出すのだけは避けて欲しいと心から願います。



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