12月6日 神戸の夜間中学校でオカリナの授業をしてきた。
夜間中学校という学校があることは耳にしたことはあるが、実際に訪れたのは初めてである。
いきさつは、その中学校の先生で、かつ自分と同じ日本語のボランテイアをしている友人に依頼されたもの。
「今年の夏から音楽の時間にオカリナを取り入れて練習している。一度教室に来て生徒たちに教えるとともに、オカリナの演奏を聴かせて欲しい」という依頼。
夜の7時20分に始まった授業では、前半の40分が生徒たちのオカリナの指導、後半の40分はカラオケ伴奏やピアノ・ウクレレなどの楽器を交えてのオカリナの演奏で 終わったのは8時40分頃。
オカリナの吹き方を学習した後、オカリナの演奏を聴いたり、一緒に歌ったりで1時間余りを楽しくすごした。
30人程度の生徒の大半は日本で暮らす外国籍の人たち。年齢も還暦を過ぎた人から20代の若い人までさまざまである。
全国に31校ある夜間中学は、もともと経済的な事情や登校拒否など様々な事情で義務教育を終えていない人たちを対象にするものであったが、今ではその70~80%は外国人が占めており、当初の設立目的とはかなり変わってきている。
しかも 文科省が定めている学習指導内容には入っていない日本語の学習が大きなウエイトを占めるようになっているとか。
外国人の増加とともに夜間学校の役割も変化するのであろう。