皆様ごきげんよう。今日は半月ぶりのアクティブヨガに出て、案の定最後意識を失った黒猫でございますよ。多分すごいヤバい顔になってたと思います。もう終わったあと「わたしちょっと寝ていくんで皆さんお構いなく」ぐらい言いそうだったもの(笑)。
それはさておき、今更ながら土曜の試写会の報告です。
『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』
花田家の長男、一路(須賀健太)は、自転車でトラックと正面衝突する事故に遭うが、奇跡的に助かる。実は意識がない間臨死体験をしており、香取聖子と名乗るセーラー服の少女の霊(安藤希)に助けてもらったのだ。その時を境に、一路は幽霊を見るようになる。近所のばあちゃん(もたいまさこ)が「今死んだんだけど遺してきた犬が心配で成仏できない。面倒みてやって」と言ってきたり、謎の少女幽霊聖子が度々現れたり。
そんな中、「弁護士で一路の本当の父親だが、お前の父さんに殺された」と名乗る霊(北村一輝)が現れ・・・?
というようなお話。
少年の爽やかな・・・というのはちょっと言いすぎ感がありますが(笑)、ま、ひと夏の冒険といった感じのお話です。
わたしがちょっと昔の話かな、と勘違いしただけあって、主人公一路は開始早々丸坊主になります(笑)。なんというか、今どきなさそうな下町のホームドラマのような家庭がコミカルに描かれていて楽しいです。一路の母の篠原涼子、父の西村雅彦もいい感じ。特に基本的に父より母のほうが強いのが随所に見受けられて笑いました。あと爺ちゃんがものすごくいい味出してた!わたし的には妖怪大戦争の菅原文太以来のヒットです(笑)。こんな爺ちゃん欲しい。
幽霊騒ぎが広まる中、一路は父と母の過去を観に行くんですが、この回想シーン(?)での西村雅彦の髪型のヤバさは一見の価値アリだと思いました。イヤ、いい意味でね?(笑)篠原涼子は回想シーンも可愛かったのに。この人はいい年の取り方をしてると思います。
全体的にはコミカルなんですが、父の過去、特に港町に生まれ育って、ずっと漁師をしていたのにやめてしまった理由のあたりは泣けました。杉本哲太の漁師ってアンタ、ハマりすぎだろこの野郎・・・!あんまりたくさん出てくるわけじゃないのに、出てくるとこ全部おいしいってどういうこった。
ともあれ、これは素直に子どもも大人も楽しめるんじゃないかと思います。実は観る前結構侮っていたんですが、笑いあり涙ありで予想以上に面白かったですよ。
でも最後のほうの幽霊対決のシーンだけはなぁ・・・なんか香港の特撮映画のバトルシーンみたいになってたけど、アレはアレでいいのか・・・?ここに行くまでに結構しんみりしたりしてたので、ちょっとあの場面は浮いてるような気がしました。