満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

マンゴーサラサ

2006-08-12 17:28:48 | マンゴー

マンゴー報告です。なんか画像だけが溜まる一方で何が何やら(笑)。

こちらは先日のタイ旅行で食べました、Mango Tangoというマンゴースイーツのお店のマンゴーサラサ。80Bくらいだったと記憶しております。

事前情報で、このMango Tangoというお店はバンコク市内にいくつかあるとのことだったのですが、なにしろ短い日程、行けるかどうかというところで、最終日に個人行動を取った時に無理矢理寄ってきました(笑)。
わたしが行ったのはBTSサイアム駅近くのサイアムスクエア店。サイアム駅までタクシーを使ったんですが、すごい渋滞でどうなるかと思いました。サイアムスクエアでお店を探すわたしの姿は、多分泣く子を求めたなまはげの姿みたいだったと思います。かなり鬼気迫ってた(笑)。
思っていたよりもずっと小さなお店だったせいか、見落とすところでした。なんというか、都心の狭いドトールくらい(わかりにくい)。

で、このマンゴーサラサですが。
マンゴープリンの上に、マンゴーのスムージー状のものが皿の淵から溢れるぜぐらいの勢いでかけられており、そこに角切りマンゴーと練乳がトッピングされていました。
わざわざ言うまでもないことですが、超美味しい☆マンゴースムージーが冷たくて、暑い屋外で散々歩き回った身体に染み渡りました。しかし時間がなかったので5分程度で完食しましたが。ああ、もったいない。

他にもいろんなメニューがあったのですが、時間の都合上無理でした・・・日本に進出してきてくれないかなあ!!(熱望)

わたしはまたいずれタイに行くつもりなので、その時リベンジマッチしますよ!!
全メニュー制覇くらいの勢いで。
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『銃とチョコレート』

2006-08-12 16:39:37 | 

皆様ごきげんよう。二日も開いてすみません、黒猫でございます。
別に何かで忙しかったというわけではなく、一昨日は気がついたら寝ていて、昨日はゲド戦記を読み返しているうちに寝てしまったのです。寝・す・ぎ☆

ちなみに昨日読んでいたのはシリーズ第一作の『影との戦い』だったのですが、ゲドが影から逃げて逃げて・・・というくだりで寝てしまったせいか、自分も追われる夢を見ました。辛かったぁ。長いこと孤独な逃亡生活を続けていると、誰とも深くは交われないし、ひとつところに留まれないし、怖いというより辛いという気持ちが強くなるんですね。なんかゲドの心境を追体験するような夢でしたよ。
このままでは後味が悪いので、起きてからちゃんと最後まで読み終えました。カラスノエンドウ最高☆(なにその感想)


それはさておき、今日も本の感想です。

『銃とチョコレート』(乙一著、講談社ミステリーランド)

現場に必ず署名入りカードを残して去るということで、世間を騒がしている怪盗ゴディバと、それを追う名探偵ロイズ。ゴディバが盗みを働くたびに大々的に報じられる内容に、多くの少年同様、主人公リンツは夢中になっていた。
リンツの家はもともと裕福なほうではなかったが、父デメルが肺病で死んでから生活はかなり苦しくなる。そんな中、リンツは父が死ぬ前に露天商から買ってくれた聖書の中に、手書きの地図が挟まれているのを発見する。その地図に描かれていた奇妙な水車小屋のマークを何となく記憶していたリンツだったが、ある時、隣人の新聞記者から「一般の人には知られていないが、ゴディバのカードには必ず水車小屋のマークが入っている」と知らされる。もしかしてあの聖書に入っていた地図はゴディバと関係があるのではないかと考えたリンツは、一般からも手がかりを求めているという名探偵ロイズに手紙を書くが・・・?

というようなお話。

講談社ミステリーランドというレーベルが「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と銘打っているせいか、内容的にはYAの部類に入ります。が、単純に探偵と少年、怪盗を追う!という話にはならないあたりは乙一的。そうだよなあ、そんな話書かないよなあこの人(笑)。

わたしは乙一さんが好きだったのですが、ええと、何かでご本人が「今は気恥ずかしくて読み返せない」と言っていた『BLUE』が一番好きで、『せつなさの達人』と言われていた角川スニーカー文庫時代の乙一さんが好きなので、最近の乙一作品は微妙かなぁ、と思っております。まあ、最近といっても、純粋な新刊はこの『銃と・・・』で2、3年ぶりじゃないかと思いますが。『ZOO』以降で何だか妙に注目されはじめたような気がしますが、『ZOO』ハードカバー時の新刊の帯「何だこれは。」という言葉に別の意味で同意です。何だこれは。
ファンの方には申し訳ないですが、個人的には『ZOO』(収録作品全部ではなく単体としてのZOO)はわたしの中では極めて評価が低いです。何あのオチ。マジで何?
そもそもZOOの初出は異形コレクションの『キネマ・キネマ』(アンソロジー)に収録されたんですが、その時も「えぇ~」と思いました。まあ、キネマ・キネマはお題が「映画」だったので、それに合わせてZOOという映画を選んで書いたんだからまあ実験作なのかなあ、と思っていたんです。よもやその後これが短編集のタイトルに採用されようとは思いませんでした。まあ、多分「ZOO」と「乙一」を並べて表示するとデザイン的に綺麗だった、とかそんな理由じゃないかと思いますが。

話は戻って『銃と・・・』ですが。
んー・・・微妙?
大人が読むには平仮名が多すぎて読みにくいし、子どもが読むには後半の展開が嫌らしい。乙一さんは結構嫌らしい人間はとことん嫌らしく書く作家さんだと思いますが、子どもたちには夢を見せてやって、と思ってしまいます・・・。小学生とかが読むにはどうだろうなあ。ま、謎解きはそれなりに面白いとは思いますが。
平仮名が多いのは多分このレーベルの性質なんだと思いますが、わたしは個人的にはルビさえつければ子ども向けだろうと全部常用漢字使用で構わないと思います。むしろそうして欲しいです。新聞なんかでも中途半端に「語い(=語彙)」「破たん(=破綻)」とか書いてあるのを見かけますが、むしろそう書かれると読めないのはわたしだけですか。
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