
日帰りバスツアーの最終地は、東寺。
お寺の方の案内、解説で金堂、
五重塔の初層内部の特別公開、そして講堂とまわりました。
講堂には、弘法大師が密教の教えを表したという、
「立体曼陀羅」があります。
初めて拝観したのですが、
真ん中に座する、大日如来様の、
なにもかも包み込んでしまうような、
優しさに満ちた眼差しに魅入ってしまいました。
仏像群の前に、仏教の六道の説明文があり、
知らないという娘に説明しながら、
ふっと以前読んだ一節を思い出しました。
私達は人間の格好をしているが、
心はどこにあるか?
地獄、餓鬼、畜生、修羅の世界を
行ったり来たりしているのでは・・
といった内容でした。
私は仏教に詳しい訳ではありませんが、
この年齢になってこの意味が少し分かったような気がしました。
いつもの物見遊山ではなく、
今回はちょっと勉強になったツアーでした。
写真はJRのCMに出てくる、東寺の不二桜です。
岩手県盛岡で生まれた桜で、
樹齢120年の枝垂れ桜です。
まだ蕾でじっくりと開花を待っているように見えました。
東北生まれの桜、想いを込めて綺麗に咲いてほしいものです。
娘は哲学の道の途中、
参拝した若王子神社のご神木、どんな困難も薙ぎ倒すという
梛の木に触れた事が良かったようです。
就活活動苦戦中ですが、悩み薙ぎ倒すパワーで、頑張れ!