認知症…病名ではなく“症候群”と言った方がよく、
認知症の症状を引き起こす病気は幾つかあり、
また、その症状は様々である…
私が認知症について語るには、まだ10年早いかもしれません。
職業訓練校で、介護について学んだ時に習った“長谷川式スケール”、
認知症の簡易チェックのために作られた認知機能検査は、必ず学ぶ事項です。
“長谷川式スケール”を作ったのが長谷川和男さん。
その長谷川和男さんが認知症になったと公表されたのが2017年…
長谷川さんの日常を追ったドキュメンタリー、
「認知症の第一人者が認知症になった」が放送されたのは昨年でしたね…
そして、今日のニュースで、長谷川さんが亡くなられたことがわかりました。
ネットニュースのコメントには、幾つかあったのは、
テレビドキュメンタリーの中で、長谷川さんがデイサービスに行き、
レクリエーションに参加して帰宅後、ご家族に「楽しくなかった」と言われていたのが
とても印象的だったというもの…
これだけ見ると、「そうそう、うちの父もデイサービスに行くの嫌がっていた…」
そんな意見が聞こえてきますよね。
でも、その後、長谷川さんは「デイサービスはいいね」と、
おっしゃっていた事もあるそうですし、
また、自宅で身の周りの世話をして下さる奥様を休ませる為に行くんだと、
その目的もご理解されていたようです。
確かに一口にデイサービスといっても、その実態は様々で…
中で行われるケアや支援も様々だと、思います。
よくデイサービスって、歌ったり、お遊戯みたいのするんでしょ…と、言われますが、
確かに歌も歌いますし、体操とか音楽体操とかいろいろします。
でも、ちゃんと根拠に基づいて、脳の血流を良くしたり、
あまり動かさない筋肉に働きかける運動やストレッチをしたりと、
ちゃんとプログラムを立てています。
歌が好きな方もいれば嫌いな方もいる、
運動は苦手な方、絵を描くのは苦手な方、人と接するのが苦手な方…
十人十色と言いますが、まさにその通りで…
いろいろなことがわからなくなってきている方もいれば、
かなりはっきりと回りの状況を理解できる方もいたり…
認知症の症状も様々です…
だからレクリエーションへの参加は強制ではありませんし、
また、画一的にならないように工夫しています。
私も最初に長谷川さんのドキュメンタリーでの言葉に、
胸をグサリと刺された気がしました…
何が正解かはわかりません。
正直、毎日が試行錯誤です。
それはレクリエーションだけでなく、
日常生活を過ごしていただく中でのちょっとした言葉がけだったり、
支援のしかた全てにおいてです。
今回、長谷川和男さんが亡くなられたことをきっかけに、
私たち介護職、実際に介護をしているご家族の方々以外の方にも、
“認知症”にとって、考える機会になれば…と思います。
誰もが認知症になる可能性があります。
だから、その時にどう生きるのか、どう対応してほしいのかなど、
考えておくのは大切な事です…
うちのデイサービスでも過剰な介護をするスタッフがやっと退職しました。
出来ることは見守る、その原則さえ守れず、
“できない人”との見方がうちのデイサービスとは相反していて…
しかし悪影響は広まりやすく…感化されたスタッフ役一名…
まあ、彼女もあとわずかで、去る人ですが…
認知症の方への関わり方は
この業界で働く以上、ずっと私の課題である気がします。
偉大な功績を残された長谷川和男先生の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
認知症の症状を引き起こす病気は幾つかあり、
また、その症状は様々である…
私が認知症について語るには、まだ10年早いかもしれません。
職業訓練校で、介護について学んだ時に習った“長谷川式スケール”、
認知症の簡易チェックのために作られた認知機能検査は、必ず学ぶ事項です。
“長谷川式スケール”を作ったのが長谷川和男さん。
その長谷川和男さんが認知症になったと公表されたのが2017年…
長谷川さんの日常を追ったドキュメンタリー、
「認知症の第一人者が認知症になった」が放送されたのは昨年でしたね…
そして、今日のニュースで、長谷川さんが亡くなられたことがわかりました。
ネットニュースのコメントには、幾つかあったのは、
テレビドキュメンタリーの中で、長谷川さんがデイサービスに行き、
レクリエーションに参加して帰宅後、ご家族に「楽しくなかった」と言われていたのが
とても印象的だったというもの…
これだけ見ると、「そうそう、うちの父もデイサービスに行くの嫌がっていた…」
そんな意見が聞こえてきますよね。
でも、その後、長谷川さんは「デイサービスはいいね」と、
おっしゃっていた事もあるそうですし、
また、自宅で身の周りの世話をして下さる奥様を休ませる為に行くんだと、
その目的もご理解されていたようです。
確かに一口にデイサービスといっても、その実態は様々で…
中で行われるケアや支援も様々だと、思います。
よくデイサービスって、歌ったり、お遊戯みたいのするんでしょ…と、言われますが、
確かに歌も歌いますし、体操とか音楽体操とかいろいろします。
でも、ちゃんと根拠に基づいて、脳の血流を良くしたり、
あまり動かさない筋肉に働きかける運動やストレッチをしたりと、
ちゃんとプログラムを立てています。
歌が好きな方もいれば嫌いな方もいる、
運動は苦手な方、絵を描くのは苦手な方、人と接するのが苦手な方…
十人十色と言いますが、まさにその通りで…
いろいろなことがわからなくなってきている方もいれば、
かなりはっきりと回りの状況を理解できる方もいたり…
認知症の症状も様々です…
だからレクリエーションへの参加は強制ではありませんし、
また、画一的にならないように工夫しています。
私も最初に長谷川さんのドキュメンタリーでの言葉に、
胸をグサリと刺された気がしました…
何が正解かはわかりません。
正直、毎日が試行錯誤です。
それはレクリエーションだけでなく、
日常生活を過ごしていただく中でのちょっとした言葉がけだったり、
支援のしかた全てにおいてです。
今回、長谷川和男さんが亡くなられたことをきっかけに、
私たち介護職、実際に介護をしているご家族の方々以外の方にも、
“認知症”にとって、考える機会になれば…と思います。
誰もが認知症になる可能性があります。
だから、その時にどう生きるのか、どう対応してほしいのかなど、
考えておくのは大切な事です…
うちのデイサービスでも過剰な介護をするスタッフがやっと退職しました。
出来ることは見守る、その原則さえ守れず、
“できない人”との見方がうちのデイサービスとは相反していて…
しかし悪影響は広まりやすく…感化されたスタッフ役一名…
まあ、彼女もあとわずかで、去る人ですが…
認知症の方への関わり方は
この業界で働く以上、ずっと私の課題である気がします。
偉大な功績を残された長谷川和男先生の
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
長谷川先生がお亡くなりになったんですか。
少しショックです。日本の認知症対策策定に大きく貢献された第一人者でしたからね。
私も認知症になった先生と奥様のTVは、⒉回見ました。
高齢化社会なので、周りに認知症の方が多くなってきました。自分も含めて、見つめ、寄り添いたいと思っています。
長谷川先生をご存じでしたか?
その認知症研究の功績もさることながら、
ご自身が認知症となられてからのお姿を
公開されることで、認知症とは…と、
いろんな問題提起を身をもって実証された事が、
私は素晴らしいと思います。ご家族もしかりです。
2025年には高齢者の5人にひとりが認知症になるとの推計があります。他人事ではなく、私も自分自身の問題と考えていきたいと思います。