日常の生活環境の、起きて、食べて、仕事をして、寝てなどは
当たり前に思って暮らしている人々がほとんどだと思う。
ましてや陽に当たり、空気を吸い、息をして、歩く行為など
人間として当然のことで何を今さらと思うかもしれない。
ところが、一旦体調を崩し体が思うようにならないと
「なんでこうなったのか、普段出来ていたのに不便だなぁ」
と焦りや苛立ち、後悔が心のなかを駆けめぐります。
アタリマエの事がアタリマエでなくなった。
昨年、私は引っ越しをしました。
久々の引っ越しですっかり疲れてしまいました。
おまけに引っ越した当日、庭へゴロンと転倒しました。
頭、背中、腰と打ちつけてしまい暫し起き上がれなかったのです。
幸い、高さも無く、土の上だったので、なんとか起き上がりました。
その数日後の朝、起きて立ち上がろうとして、腰と足が痛くて
支えがなくてはどうしようもなかった。
歯を磨くにもしゃがんでする。料理はほとんど出来ない。
歩くのも引きずるように、そろり、そろりと油汗を掻きながら
立ち止まりながら歩く状態。
この時ほど、日常何事も無くしていたことが出来ない
辛さに直面し、泣きたくなりました。
アタリマエにしていた事にしっかり向き合い、丁寧に生きてこなかったと
反省しました。
体は、日々の思いが行動に出るし、身体に表れます。
どんなに取り繕っても内面の状態が表に出てきます。
「健全な精神と健全な肉体」のバランスが重要だと思います。
アタリマエの事柄に感謝して、生かして頂いていることに感謝しながら
日々生きていると、心も体も軽くなっていきます。
ちなみに今は、颯爽と歩けています。
晴れの日、曇りの日、雨の日でもしっかり歩けるこの体に、
感謝と嬉しさでいっぱいです!!