愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

幸せを求めて

2015-02-24 23:01:39 | 今に生きる

みんな幸せを求めて生きているが、なかなか手に入らないのは何故だろう。

幸せになった!と喜び、これが永遠に続くと思っていたが、いつの間にか

その手からするりとこぼれ落ちていく。

 

カール・ブッセの詩

山のあなたの空遠く

「幸い」住むと人の言う

嗚呼、われ人と尋(と)め行きて

涙さしぐみ帰り来ぬ


山のあなたに尚遠く

「幸い」住むと人の言う


現実の生活に満たされなくて、山の彼方にあるという

幸いを求めて一生懸命尋ね歩いて行ったが

何処にも見つからなかった。

だが他人は、まだその先の遠いところに{幸い」は

必ず在ると言うのだが…。

だいたいの意味は以上のようなことだと思う。


本当の幸せは、他人が言うように外に求めても決して得られないのです。

物質やお金そのものは、決して悪いものではないが、

手に入っても、また次々ともっと欲しい、と際限がありません。

人への愛も、自分のものになったときに、愛情という名のもとに

束縛というエゴが働き、思うようにならないと幸せでないと感じてしまう。

幸せとはなんでしょうか?

人それぞれに尺度は違うでしょうが、言えることは、

真からの幸福は、物質からは得られないという事です。

上辺がどんなに幸せに見えても、内面では何か満たされないものを

かかえていることが多いです。

地位、名誉、金持ち、美醜など外観などは関係ないと言えます。


メーテルリンクの「青い鳥」の童話も、幸せの青い鳥は

足元にあったという寓話です。