愛の輝きとつぶやき

写真、アート(絵画、書、詩)日記

日本文化の再確認その①

2015-03-23 15:01:32 | 今に生きる


食生活の習慣


「いただきます」と「ごちそうさま」

小さな頃から当たり前にしてきた言葉です。

食物を作ってくれたお百姓さん、農家の方はもちろん、恵みを与えてくれる

おてんとうさまに感謝するという親からの教えでした。

この頃、世間ではそれも少しないがしろにしている傾向があるようです。

そういう私も一人食事をするとき、なにも言わずに食べ始める時があるのに

気づいて、感謝の心が薄れてきているのを反省(-_-;)

先月でしたか、テレビで外国の方数名と日本人数名で討論みたいなことを

やっていました。

ある南米の女性が、「何でいただきますをいうのか?誰に向かって言うのか

分からない。お金を払っているのだからわざわざいただきますとか、

ごちそうさまなんて言う必要がない。」と凄い剣幕でしゃべっていました。

日本人の方たちは、明快な返答ができなくて言い負かされていた感じがありました。


そういえば日本でも数年前、給食費を払っているのだから「いただきます」を言う必

要がないと、親が学校に申し入れしたという記事を聞いて、唖然としてしまいました。

世知辛い世の中になってきたなと思いました。

外国では食事の前に宗教的儀式はありますが、ほとんど何もしないところが

あるようです。


「いただきます」と「ごちそうさま」の意味

まず一つ目は、食材への感謝です。

お米、野菜、果物、魚、肉など、その命を頂いてこの肉体を維持させて

いただいていることへの感謝です。

二つ目は、それらの食材を作ってくれた農家、漁業、流通、など食事に

携わっていただいた人々への感謝です。

そして、大変な思いをして食事を準備してくれた人への感謝の意味で

「様」をつけて「御馳走様」

大きく言えば大自然への恵みの感謝だと思います。

生かして頂いてありがとうございますの謙虚な言葉が

日本人の食文化に現われていると思います。

これからもその意味を知って、日本人の大和の心を育てていきたいものです。