「春分」(仲春)
新暦3月21日頃 旧暦二月中気
春分(しゅんぶん)は、昼と夜の長さがほぼ同じになる日、太陽が真東から昇り
真西に沈む日です。
天文学的には、太陽が黄経〇度の点(春分点)を通過する日です。
一年を約90日ずつ4つに分ける「二至ニ分」(にしにぶん)のなかでも
最も重要なポイント、一年を一日に例えた時の、「日の出」に当たるのが
この「春分」です。
「春分」は、世界中の太陽信仰の原点で、日本では「新年度」の起点に
あたります。
西暦では、一月一日の元旦で年が変わりますが、学校も会社も官公庁も
実質的には「年度」切り替えで、新学年、人事異動、決算などは春分近くで
行われます。
日本人は桜が咲く季節とともに、始まりの感覚を覚えますが、いにしえより
太陽を中心とした時の記憶がDNAに刻まれているようです。
一年の始まりである春分の日に、太陽の光をじかに浴びる「御来光(日の出)」
を見ることは、古い思いをリセットし、始まりのスイッチをONにする良い日に
なるでしょう。
※現在は太陽の光が強いので、直接見ると目を傷めますのでなるべく
朝八時前が良いようです。
また春分の日は、お彼岸の中日でもあります。
この日はご先祖さま(遺伝子の集合体)に感謝の言霊を出しましょう。
先祖を癒す気持ちは、見えない大地の精霊を癒すことにも繋がるようです。
お墓が無い人や、墓参りに行けない人は、自宅から先祖に感謝を送りましょう。
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