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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 410 腰痛の原因は下腿の「疲労骨折」

2006-10-03 | PCRT(心身条件反射治療)
高校野球も秋季大会の予選が終わり選手にとっては辛いシーズンに突入する。来春へ向けて鍛錬期に入る。

当然、高校野球の基本的(?)トレーニングはランニングである。トレーニングについては各それぞれの専門分野のコーチが意見が分かれるところだ。トレーニングの仕方を間違うと選手は壊れる。

指導者はランニングこそ基本的なトレーニングと認識している方が多い。何でもかんでもランニングで解決できると思っている。ランニングが悪いといっているわけでない。

ランニングもエアロビックトレーニングを重視して行う「マフェトン理論」などは理想的な健康体を構築する。健康体なくしてスポーツはできないという理論である。小生も実践したが結構、理にかなったトレーニングである。

話しを戻す。腰痛の野球小僧。オフシーズンになって練習もボールを使った練習よりランニングが増えてきた。走った後に腰痛が増発しランニングができない。練習はキャッチボール程度の練習しかできない。

機械的にみてみると腸要筋が過緊張 していて腰部の進展ができない。典型的なランニングによる腰痛である。特に短距離(ダッシュ)でおきる腰痛である。

短距離の前屈で腸要筋を酷使して過緊張 が腰椎の伸展を悪くしている。腸要筋の機能を改善すれば腰痛はその場で解決する。AMCTで治療を行えば7分で痛みが無くなる。

しかし、再発する。どうしてだ。ランニングに対する不安感がある。この選手は昨年もランニングが増えた練習で下腿の疲労骨折をしている。感情的にこの疲労骨折を引きずっているようだ。

本人は意識していないが潜在的に「ランニング」「不安」「疲れる」などの感情が心身を防衛し過緊張 を引き起こしている。その過緊張 のした身体で練習をすれば怪我や腰痛を起してもおかしくない。

皆さんも大勢の前で話しをしたり、歩行者の沢山いる道路で人を撥ねないよう注意して運転したことがあるだろう。なれないと緊張する。その緊張が潜在的な感情で持続していると思えば理解できる。

拳骨