木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 429 まな板の鯉

2006-10-28 | 感情ストレス
CCRKで行っている治療は、ある意味では患者さんが治療に参加し協力していただく治療である。

AMCTも然り、能動的に四肢を動かしてどこにサブラクセーション(神経機能異常)があるかを見つける。小さいお子さんなどはダンスを踊ってるだの遊戯をしている感覚で面白がって積極的に参加して治療を受けている。

心身条件反射治療も、NAETアレルギー除去治療も能動的である。こちらの治療は四肢こそ動かさないが頭(脳ー意識)を働かせていただく。患者さん参加型の治療とでも言うか。西洋医学には無い治療形態である。

西洋医学はお医者さん任せの「まな板の鯉」である。お医者さんが病名を決め薬を処方する。処方された薬を約束事の元に定期的に飲む。一方通行型の治療である。

この「まな板の鯉」型の治療は一般的になっているのでなかなか治療に積極的に参加しようとすることができない。心身条件反射治療、NAET治療は過去のストレスや日頃のストレスを思い起こしていただくことがる。

日本人は感情を押し殺すことが美徳とされている民族である。ご年配の方は特にその傾向が強く、痛くない腹まで探られたくないようである。自ら感情をさらけ出すことができない。

勘違いをされては困るが心療内科ではない。そんな感情は誰にもあり、その感情を聞いて解決するのではない。別に話さなくてもいいのである。しかし、奥底にある感情を話して聞いてもらう治療と勘違いしている方が多い。説明が下手で意図が伝わっていないことがある。

こういう治療を嫌がる患者さんもいる。そういう患者さんに共通して多くみられるのは、病院の梯子、不定愁訴、症状の百貨店的な方が多い。更に、医療不信、治療への不満、中にはあそこに治療行ったら余計に悪くなった。

患者教育の難しさに閉口しているが、CCRKの現在の治療形態では避けてと通ることのできないものである。つくづく能力のなさにいやになる。いまだ「まな板の鯉」型の治療を望む患者さんに、自分の分身がいることに気づいて頂いてもらうのには時間がかかるだろう。

小生も「まな板の鯉」になって、「さー何でもしてくれ」と治療を受けてみたい。だが治らないだろう。今日は愚痴ってみた。

拳骨