ステップ15およびステップ16にて砲塔を組み立てます。ステップ17にて砲塔を車体にセットします。その際に機銃架のC3を劇中車に合わせて横に向けます。
ステップ15およびステップ16にて組み立てるパーツ群です。これまでに組み立てた各部品をここで全部組み合わせて砲塔の形に仕上げます。
組み上がった状態での砲塔内部です。御覧のように細部まで見事に再現されていますが、再現されているのは砲塔内部だけで車体内部は空洞のままです。フルインテリアにするという選択肢はドラゴンには無かったのだろうか、と少し残念に思います。
そもそも、日本軍戦車の完全なフルインテリアキットが未だに出ていないので、ドラゴンにはもう少し頑張っていただきたかったと思います。
砲塔の外観を上から見ました。細部のモールドも綺麗でメリハリがあり、日本軍車輌特有の質感もほのかに感じられます。このあたりがタミヤやファインモールドの品には全く無い要素です。
ステップ17に進んで砲塔を車体にセットしました。
ステップ17で砲塔に取り付ける各部品です。
このうち、シャベルと鶴嘴は塗装後に取り付けますので、ここでは仮組みして位置を確かめておきました。
組み上がりました。ジャッキは仮組みしただけで、これも塗装後に取り付けます。
機銃架のC3を劇中車に合わせて左に向けました。
ラストのステップ18では履帯を組みます。今回のドラゴンのキットでは上部の履帯を曲げて加工しますが、形を整えるための治具がついていますので、組み立て作業そのものは楽に進みます。起動輪および誘導輪につく部分は一枚ずつのパーツを繋ぎますが、他は繋がった状態で成形されているパーツを組み付けるだけです。
なので、連結式履帯が苦手な私でも、苦労することなくスムーズに組み上がりました。ファインモールドのキットでも履帯は似たようなパーツ構成になっていて、組み付けの段取りもほぼ同じでしたが、プラスチックの質が異なるようで、ドラゴンのパーツほどに接着剤のノリが良く無かった記憶があります。
これで塗装前の組み立てが完了しました。塗装作業は、続いて製作する九七式中戦車新砲塔型(名倉車)と一緒にまとめて行なう予定です。 (続く)