2021年5月9日の朝、宿の東横イン静岡藤枝駅北口にて6時前に起床、上図の弁当の朝食をいただきました。
本来はロビーにてバイキング方式で提供される朝食ですが、コロナ対策の一環として部屋に持ち込み可の弁当スタイルになっていました。幾つかの種類があって、サラダやサンドイッチやおかずセットなどもあり、好きなだけ選べるのは魅力的でした。部屋に持ち帰り、テレビのニュースを見ながらゆっくりと食べました。
今日から待ちに待った、大井川鉄道および寸又峡エリアの聖地巡礼一泊二日のスケジュールに入りますので、しっかり食べておきました。腹が減っては戦は出来ぬ、だからです。
宿を7時に出て、JR藤枝駅に向かいました。徒歩1分足らずの至近距離に宿があると朝が大変に楽です。
7時9分発の浜松行き普通列車に乗りました。
12分後の7時21分に金谷駅で降りました。ここで大井川鉄道の金谷駅へと移動しました。
JR金谷駅のすぐ東隣にある、大井川鉄道金谷駅のこじんまりとした駅舎です。原作コミック第10巻114ページ1コマ目にそのまま登場しています。各務原なでしこと同じく、私も「乗りかえ乗りかえ」モードでした。
原作コミック第10巻114ページ2コマ目にて描かれる駅舎内です。各務原なでしこが「奥静周遊きっぷください」と申し出た窓口は、今回は閉鎖されていて改札口にて窓口業務が行われていました。
まずは切符を購入しました。作中では「奥静周遊きっぷ」ですが、実際には「大井川周遊きっぷ」で、購入日より二日間有効となります。大人一人4900円であるのは作中の「奥静周遊きっぷ」と同じでした。
とうとう来ましたよ。コロナ禍にて5度も計画を中止または後送りにした大井川鉄道行きでしたが、6度目のチャンスはもう絶対逃がしたくない、と思いまして、断固決行と相成りました。
おや、近鉄・・・?あれ近鉄の特急じゃないか・・・。
奈良に30年住んでいた私なので、近鉄の特急車両を見間違えるはずはありません。16000系ですな。ちょっと懐かしいです。確か、今も同型車輌がまだ近鉄京都線を走っている筈です。
で、これが原作コミック第10巻114ページ3コマ目にて描かれ、各務原なでしこが「何だかレトロな電車だ」と思って乗り込んでいますが、レトロじゃなくてまだ近鉄でも現役ですよ・・・。
ほう、降車口が最前列の扉のみ、ですか。金谷、新金谷、千頭の3駅では全部の扉が開くのですか・・・。つまりこの3駅以外は無人駅なので、最前列の扉にて運転士が検札するというわけですな。JR身延線の普通列車と同じシステムですね。
いやー、久しぶりに近鉄特急を見た気がします。作中の列車と同じであるのも嬉しいです。
後で知ったのですが、近鉄の16000系電車の初期製造グループの廃車分のうち、1997年に第1・第2編成、2002年に第3編成の計3編成が大井川鉄道に譲渡され、その後第1編成が廃車、第2編成は休車となってまもなく南海6000系電車の導入により廃車となるそうなので、いまはこの第3編成だけが運行されているそうです。
懐かしい近鉄特急の車輌と共に記念撮影。奈良に居た頃は、橿原神宮行きとか吉野行きとかのコレに何度か乗りましたね・・・。 (続く)