野反湖ハイキングの続きです。今回は湖畔西岸ルートの終点である野反湖キャンプ場のバンガローエリア(旧称第1キャンプ場)の駐車場ゾーンおよびその周辺付近を紹介します。作中で各務原なでしこが案内板のマップを見ていたりした場所があります。
上図は、湖畔西岸ルートの終点である観光駐車場の南側のゾーンです。「カメヤマ」駐車場といいます。すぐ西に「カメヤマ沢」の谷があることに因む名称のようです。バスで貰った野反湖周辺ガイドには漢字で「金山沢」と記されます。
野反湖キャンプ場の体育館の横を抜けると、西の高台に上図の建物が見えました。地図を見て、キャンプ場の管理棟を兼ねる野反湖ビジターセンターだと知りました。その位置までに二段の削平段が連なって、いずれも駐車場になっていました。
駐車場ゾーンの園路をたどり階段をあがって、一段上の広い駐車場に出ました。そこから道を横切って北側のもっと広い駐車場に行きました。広大なキャンプ場ですので、駐車場も充分過ぎるほどの広さがあるようですが、シーズン期には満杯となることもあるそうです。
その駐車場の南側に、大きな案内板が立ちます。ビジターセンターが背景になっていますが、その景色に既視感を覚えました。
このシーンでした。横に停めてある車が無ければ、同じアングルで撮れます。案内板の後ろの木々が小さいので、現在よりも昔の様子であることが伺えます。
作中にて、各務原なでしこは63番バンガローに斉藤恵那と瑞浪絵真を残し、一人でテントエリアの広場へ散歩に出かけますが、その歩き始めに案内板のマップを見て位置とルートの確認をしています。
各務原なでしこが見ていた案内板に近寄りました。同じものが富士見峠や野反湖休憩舎の横の分岐点にも立っていましたから、他にもあるのでしょう。
ただ、こちらの地図は西を上に、北を右にしてあります。富士見峠や野反湖休憩舎横の分岐点の案内板の地図は北を上に、東を右にしてありましたから、こちらは野反湖が90度右に回転しているわけです。
その地図の一部が作中にも描かれますので、拡大して合わせてみました。
右のコマです。そのまま描かれています。この地図では「エビ山」は本来の漢字表記の「恵比山」ではないので、各務原なでしこも「エビ??」と首を傾げています。
同じ地図の、現在私が居る地点を中心にしてみました。「現在地」とある地点で、野反湖キャンプ場のバンガローエリアの東端に位置することが分かります。湖畔西岸ルートの表示は特になく、その発着ポイントが野反湖ビジターセンターになっています。距離表示は全くありません。
そういえば、どこにもハイキングルートの標識や距離表示が見当たらないのでした。作中に出ていた「テントエリア800m先」の立札も全然見当たらず、歩いてきた「カメヤマ」駐車場の一角に上図の、看板が外れてしまった支持棒が1本だけあったのを思い出しました。
後でビジターセンターにて問い合わせて、その上図の棒がまさに作中の「テントエリア800m先」の立札のそれであったことを知りました。
左のコマの立札です。その通り、「カメヤマ」駐車場からテントエリア広場までは約0.8キロあります。
駐車場の北側には野反ダムから通っている車道があり、その向こうの傾斜面のうえには数棟のバンガローが見えました。
ここからバンガローエリアになるのか、ついにここまでやってきたか、各務原なでしこ達が利用した63番バンガローはどのあたりにあるのだろうな、と考えたりしました。時刻は14時19分でした。 (続く)