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ゆるキャン△の聖地を行く41 その26  碓氷峠鉄道文化むら 数々の展示車輌 下

2024年10月29日 | ゆるキャン△

 ゆるキャンの横川鉄道博物館こと碓氷峠鉄道文化むらの続きです。上図は西側の車列の北端に位置する、気動車のキハ20形です。

 キハ20形は、日本国有鉄道(国鉄)が昭和三十二年(1957)に開発した一般形気動車の一種で、昭和四十一年(1966)までに同系列の車輌があわせて1126輌製造され、日本各地で広く使用されました。
 ゆるキャン聖地の範囲内では天竜浜名湖鉄道でかつて走っており、現在も天竜二俣駅の隣の公園内に1輌が静態保存されています。

 

 こちらはキハ35形です。キハ35形は日本国有鉄道(国鉄)が昭和三十六年(1961)から製造した、大都市近郊の非電化通勤路線向け気動車の一種で、昭和四十一年(1966)にかけて同系列の車輌があわせて413輌製造されました。

 このキハ35形は、動いているのを見た記憶はありませんが、兵庫県に住んでいた頃に西脇市や多可町の鍛冶屋線の廃線跡の駅舎などで静態保存されている2輌を見ました。西脇市にあった1輌はラッピング車輌のようになっていましたが、多可町で見た1輌は現役当時のカラーであるブルーに白帯の姿でした。
 なので、こちらの赤い車体には珍しささえ感じましたが、本当はこちらのカラーが本来の大都市近郊の路線でのカラーであったそうです。鉄道模型Nゲージでもキハ35形はだいたい赤色で、首都圏色と呼ばれます。

 

 キハ20形の後ろにあるスニ30形と、その右隣のEF59形電気機関車です。スニ30形は、日本国有鉄道の前身である鉄道省が昭和二年(1927)から導入した、初の鋼製車体をもつ客車オハ31系客車の形式群の一種で、荷物車として昭和六年(1931)までに84輌が製造されました。

 

 EF59形は、日本国有鉄道(国鉄)が昭和三十八年(1963)から運用した電気機関車の一種です。山陽本線の瀬野と八本松の間にある「瀬野八」と呼ばれる22.6パーミルの連続する勾配区間の補助機関車として、EF53形とEF56形から改造された24輌が運用されていました。信越線の碓氷峠越えのための補助機関車であったEF63形と同じ立ち位置の車輌です。

 

 EF59形の手前、キハ20形の隣にあったEF60形電気機関車です。EF60形は、日本国有鉄道(国鉄)が昭和三十五年(1960)に開発した、平坦路線向けの電気機関車の一種で、昭和三十九年(1964)までに143輌が製造されました。東海道線や山陽本線などの主要路線の特急列車、臨時列車、貨物列車を牽引して活躍しました。

 

 見学路を引き返して、スニ30形の横を通りまして・・・。

 

 その東側にあるマイネ40形客車とEF80形電気機関車を見ました。EF80形は日本国有鉄道(国鉄)が昭和三十七年(1962)から製造した電気機関車の一種で、昭和四十二年(1967)までに63輌が製造されました。常磐線や水戸線の電化区間の専用機として活躍しました。現存するのはこの63号機のみです。

 

 EF80形の向かいのマイネ40形客車は、日本国有鉄道の前身である運輸省鉄道総局が運用した寝台車両の一形式で、もともとは進駐軍専用車輌として進駐軍の指示により新製されたマロネ40形客車がキャンセルとなったため、運輸省鉄道総局が購入して特急および急行列車に使用し、また改造してマイネ40形客車となりました。

 上図の保存車は新造当時の塗装色に復元されており、クリーム色の帯には当時の運輸省の英語表記である「Japanese Government Railways」の略語「J・G・R」のロゴがあります。この「J・G・R」はサンフランシスコ講和条約締結後に廃止され、昭和二十四年(1949)からは日本国有鉄道「Japanese National Railways」の略語「JNR」に変更されました。

 

 マイネ40形客車の北側へ回ると、さきに見かけて気になっていた、上図の大型の車輌がありました。ふと時計を見て、16時3分であるのに驚きました。
 入場したのが14時48分でしたから、すでに1時間15分が経過したわけでした。もうそんなに経ったのか、閉館時間の17時までもう45分しかないのか、あと鉄道資料館も見ていきたいし、この屋外展示場の車輌群の見物はこの大型の車輌でしまいにしよう、と考えました。

 

 この大型の車輌はソ300形貨車といいます。、日本国有鉄道(国鉄)が昭和四十一年(1966)に製造した、橋桁架設専用の事業用貨車です。エンジンを持っていて自走出来ますが、分類上は貨車となっています。2輌が製造され、現在はここの保存車が唯一となっています。

 

 架橋用の作業車だったのか・・・。車輪が16もある・・・。4軸ボギー台車を前後2群に配置しており、ずらっと並んだ車輪が独特の迫力を示しています。ガルパンにも出ていたカール自走臼砲みたいな重量感が感じられます。

 このソ300形は、Nゲージでも製品化されていたそうです。サンメックというメーカーが出していたそうですが、いまでは絶版となってどこにも無いそうです。

 

 時間が無いので、ソ300形の東側のDD53形ディーゼル機関車は、横目で眺めただけで通り過ぎました。  (続く)

 


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