買って早々・・・・

戯休「っはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・。」
修道女「・・・幸せが未曽有の天災時の如く逃げていきそうな溜息ですね・・・。」
芸術家「ううん♪　昨日仕事だったりしたから、疲れが溜まったりしてるさ？」
戯休「いや、今更その辺は大丈夫なんだけど・・・。　ちょっとやらかしちゃったのよ・・・。」
司祭「クックック・・・・。　まさか妙な薬を携帯してるところを捕まりましたか？　今、旬な話題ですしねぇ。」
戯休「冗談でもヤメテ。　そうじゃなくて、実はこの週末、AmazonでUSB充電器買ったのよ。　5口の大出力なやつで、タイムセール対象だったんで。」
侍「ようやく買ったんですか。　前からそういうのが欲しい欲しい言ってる割に買わないという、ある意味黄金パターンに陥ってましたよね。」
戯休「ま、2000円程度なら痛い出費でもないと思う。　多分。」
姫「それで、それがどうしましたの？　いきなり壊したとかですの？」
戯休「壊したというかさ・・・。　開封して、思ってたよりも質が良くて、良い買い物をしたなとホクホクして机の上に置いたのさ。　そしたらさ、何故かいわゆるアンメルツヨコヨコが倒れてて、蓋がきっちり締まってなかったらしく、液が漏れてて・・・・。」
君主「それが付いた、と。　買って早々にアンメルツヨコヨコの香りを纏ってしまい、沈んでいると。」
戯休「甘い！　それだけに非ず！！　充電器を覆うソフトラバーが溶けちゃったんだよ！！！　そりゃもう、ベロリダラリ剥げるどころかそれこそドロリと！！」
姫「ズルリではありませんの？」
戯休「否！　ドロリ！！」
修道女「その辺の形容詞はどうでもいいんですけど・・・そうなっちゃうものなんですね・・・・・。」
戯休「ああそうさそうともさ！　皆もアンメルツヨコヨコというか、そういった薬剤には注意だ！！」
司祭「ククッ・・・・。　いざ聞いてみれば、やはり薬関係だったではありませんか。　いやはや、要らぬところで旬を追いかけますねぇ。」
戯休「嬉しくねぇよ！！　ああ、いきなりもう見るも無残な外観に・・・。　バッチリ複数台充電してくれるのも確認しただけに、余計に悔しい！」
君主「しかも、完全に自分の不手際ですからね・・・。　しかし、どこまで不幸な偶然を積み重ねればそういう事態を招き寄せられるのか・・・。」
侍「つくづく、愉快な星の元に生まれたって事だよな・・・。　主に傍から見てる分には、だけど。」
戯休「だから本人全然愉快じゃねぇっての！！　ううう・・・・俺の充電器・・・・充電器ぃぃぃ・・・・。」
芸術家「外観だけの話で、機能的に問題ないだけでも良かったと思うしかないさ？」
戯休「端子内に液が入るとか、もっと最悪な事態はあったわけだしね・・・・。　とはいえ・・・・トホホ・・・・・。」