房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

新解釈のジンマン指揮の第九を図書館で借りました。 ~ 千葉市図書館

2018-12-30 11:11:50 | 千葉
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調 作品125 「合唱」 
<モダン楽器によるベーレンライター原典版世界初録音>

ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ビルギット・レンメルト(アルト)
スティーヴ・デイヴィスリム(テノール)
デトレフ・ロート(バス)
スイス室内合唱団
フリッツ・ナーフ合唱指揮
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
デイヴィッド・ジンマン指揮

1 第1楽章 Allegro ma non troppo,un poco maestoso
2 第2楽章 Molto vivace-Presto
3 第3楽章 Adagio molto e contabile
4 第4楽章 Presto
5 第4楽章 Allegro assai vivace alla Marcia-and
6 第4楽章 Allegro assai vivace alla Marcia-and
  (第4楽章747小節目に全休止の記載されたベートーヴェンの手稿譜による別テイク)

トラック5が「合唱」の部分です。トラック6はトラック5の別テイクです。

いつも聴いている第九は『ブライトコプフ・ウント・ヘルテル版』と言われているものです。どこがどう違うかというと、『ベーレンライター版』は「自筆スコアー」からの楽譜、『ブライトコプフ・ウント・ヘルテル版』は「印刷底本」からの楽譜です。どちらが重要かというと「自筆スコアー」と思いがちですが、「印刷底本」です。「自筆スコアー」に作曲者自身の訂正がされた最も遅い段階の楽譜が「印刷底本」で、これ以降は「印刷底本」がもとになって関連資料が生まれます。
「自筆スコアー」と「印刷底本」の両方を聴くことが作曲者の意図を理解するのに重要なことだそうです。

しかしこのジンマンの第九を聴く限りではジンマンの新解釈と言ったほうがいいと思います。なにしろトラック1~5までの全曲の演奏時間が59分33秒です。CDの最大記録時間の74分は第九が1まいのCDに収録できるようにしたからと言われているのに59分33秒。トラック6を入れて72分。

借りて聴いてみてください。ベートーヴェンの中で一番美しいアダージョと言われている第3楽章がどういう演奏か・・・

CDパッケージ・デザイン 表側

(scanner : EPSON PM-T960)

千葉市図書館は図書館8、分館7、図書室21、全部で36館・室あります。図書館・室でCDなどの視聴資料を借りることが出来ます。視聴資料は2タイトル借りられます。予約は4タイトルです。
クラシックレコード史の貴重な資料が多数あります。利用者も図書館員も丁寧に扱っていただきたいもです。


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